少子 (講談社文庫)

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著者 : 酒井順子
  • 講談社 (2003年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062739092

少子 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • もう今から15年以上も前に、同じような考えをもった女性が居たのだなと、感激。
    産みたくない理由は、自分の考えとシンクロするものが多く、その漠然とした考えを著者が勢いのある言葉でズバズバと書いていて、非常に面白かった!
    著者なりの少子化対策の案として子育ての機械化(!)、女性に教育を与えない、男性でも妊娠、出産可能な化学の発達...などジョークとはしても思い切った考えも面白い。
    ま、産みたい人が産めばいいよね!って感じで、この本を読んだからと言って産みたくは全くなりませんでしたね(笑)

  • これはなんともトンがった少子化論な気がする。
    最新の酒井さんの著作にあるいろいろ通り越した感じ、結構乾いた笑いみたいなものはまだなくて、まだ産めるけど。。。という、なんというかこう煩悶のようなものを感じさせる文章だった。
    母親になった友人のおばちゃん化にひいてしまうあたりとか、なんとなく男性としても共感できるところもあり。
    男汁が全体的に足りないのでしょうか。うむむ。

  • 読むの二度目ですけれども、楽しめましたね。てか、この頃のサカジュン、まだ三十代ということもあって文章が若い…ものすげくトゲトゲしている感じがあるのであって、最近の、四十代後半になったサカジュンの文章を読んでいる身としては非常に違和感というか、勢いあんなぁ…という感じ。

    まあ、未婚の女子が出産したくない理由などが列挙してありますけれども、まあ、男のボキでもわからんでもないなー、という感じでありますね。ってか、サカジュンってなんというか男性的な感性をお持ちですよね!

    とこの本を読んで思いました…。この本の初版は2003年頃ですけれども、あの頃と比べて今は…さらに少子化、サカジュンの予想通りになっています…。今後、日本はどうなるのか!? まあ、このまま順調に少子化が進んで人口減少に繋がるのでせうね…。それで誰が困るのか!? まあ、困る人はいらっしゃるんでしょうけれども、このままなんとなーく少子になる流れは止められないでしょう…さよなラーメン。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 出産・育児・少子化などに関するエッセイ。

    Q.「なぜ、子どもを産まないのか?」
    A.「痛いから」「子育てしたくないから」「育てられるだけの環境にないから」etc
    改めて少子高齢化について、ある意味、女性の義務を果たしていない側の本音を痛烈に書いている。
    同じ未婚として、共感できるところがいっぱいあって面白かった。

    国が本気で少子化を止めたいならば、やはりもっと「産みたい」と思えるような環境整備をしてほしい。
    で、このご時勢だから産みたい人が産めばいいんじゃないかと。

  • 「生みたくない」理由が延々と語られていて笑った

    そして表紙がおもしろい

  • 期待していたほどではなかったけれど、それでも一気読みだったしまあまあかな?

  • 「負け犬の遠吠え」で話題になった著者の、「負け犬」より前に発表した作品。「負け犬」より、もうちょっと「結婚しない」「子どもを生まない」理由に力を入れて解説し、それゆえにまわりくどいところもあるけれども、言っていることはすごく率直で正直でストレート。


    「なぜ子どもを生まないのか?」といった問いに、「痛いから」「面倒くさいから」「シャクだから」「男が情けないから」等々の理由をあげて論じるところが、はっきりいって「ステキ」としかいえません。少子化が女側だけの問題ではないことに、そろそろ少子化対策担当者たちは気づいてほしいところだけど、そのあたり、どういう状況なんだろうか。


    老人介護については、介護保険制度もできたけど、育児にも、どこか(または誰か)に一部委託するといった制度があってもいいんじゃない?という意見は、笑いながらもしみじみ共感できた。なぜ育児は生みの母親が世話しなきゃだめなの? メイドとかシッターとかを使って、作業の一部分でもアウトソーシングできたらどんなにラクだろう。はっきりいって、働いてれば、女である自分でさえも「…ヨメがほしい」と思うぐらいなのだ。もちろん、「ヨメ」は専業主婦のこと。つまり、掃除洗濯アイロンかけ料理、と、そういうことをやってくれる人がいればいいのになあ、と思うことがちょくちょくあるのだ。下衆の勘ぐりじゃないけど、老人介護にはサポートがあるのは、政治家やら官僚やらが、老いゆく自分の将来がかかっているからじゃないかと思ってしまう。


    それから、「ボランティアをやるときでも、『偉いねえ』とほめられたいとか、『ありがとう』と感謝されたいという欲求を、人はどこかで抱いてしまうものなのではないか」という部分も、ものすごく納得した。仕事柄、整体やヘルパーといった仕事に従事している人に仕事の醍醐味を聞く機会が多いのだが、そのたび、「ありがとう、といわれるのが一番嬉しい」と、ほとんど全員が口そろえて言うのだ。「ありがとう」と言われるってことは、自分のやったことに反応があるということなわけで、いかにそういう反応がモチベーションに影響してるかってことじゃなかろうか。


    保育園を増やすのも結構だし、男性が育児休暇を取りやすくするのもいい。でもさ、正直なところ、子どもを生もうと積極的に思わないのは、こういうことだよ。と、えらい方々に言いたいのだった。

  • この人のゆるーい感じ好きやわ。
    子育て原理教入信前の私でも、子持ちの友達のときおりみせる「子育て原理教」っぷり、でもほんのちょっとだけ、をみたときにすこし、ぞっとするというか、なんか違う宗教の人、みたいなのを感じてて、それを書いてくれててほっとした。
    「育児は育自」が笑けた。ほんま、いうよな、それ。
    そんで、育児が楽しみで楽しみで仕方のない私は、確実に子育て原理教入信前ですが、あまり無神経なことは言わない人でありたい、と切に思う。
    でもそんな事してたら、本当に思っていることなんて何もいえないけど。
    だからやっぱり自分と同じ人生のステージにいる人と交流するのがいいし、らくだし、違う人とは疎遠になっていくのだろうな。
    このままいくと、日本はヤンキーの子供ばかりになって、三高のような優秀な遺伝子はなくなってしまう、と。確かに。
    若かったら妊娠できただろうに、の人も、婚期がおくれて、妊娠おくれて、
    子なしの人生。
    社会構造というのはピラミッドになっているので、下流の人の人口は多い。
    だから、上層部は少ない感じで維持していけば、それでいい気もするが。
    国家的危機で出生率があがるというのは、ここ2ー3年の調査で見たい気がする。
    ここから3年が勝負だ。がんばれ政府、マスコミ、不安をあおって、税金あげて、一人で生きられない制度にして、不安から結婚をさせて、そして、子育て優遇制度をつくって、産みやすく育てやすい社会を、そして出生率、ベビーブーム以来の回復を!!

  • 負け犬より痛烈!より本音っぽい!境遇とかかなり共感。

  • さすが酒井さん。鋭い考察だわ。「専業主婦こそ気軽に子供を預けた方がいいのでは」という意見に大賛成。「子育て原理主義」の話も面白かった。いる、いる。そういう人。
    結局日本では、子供を預けて息抜きしても良い、という考えが浸透しないのよね。まさに「子育て道」だわ。もっとこういう意見を世間に広めてほしいです。

  • 少子化、ということを酒井さんの自分の概念から眺めた話。とても共感できる部分が多かった。日本の国民はあまり愛国精神がないので、国の行く末に興味がなさそうというのがよくあらわれている一冊。

  • なぜ子供を生みたくないか。私のために代弁してくれています(笑)

  •  産後、入院中に読んでました。

     そんなに産みたくないのかと。
    ところどころ、子育てしてる主婦をバカにしてるよな書き方をしてる部分があって、ちょっとだけ「あぁああ・・・」みたいな。
    でもこの「あぁああ・・・」には悲しみもあるけど、「うん、分かる分かるー」的な部分も実はあったり。

    産んだ側のニンゲンとしては、なかなかフクザツでした。

     
     けど、面白かった!すらすら読めるし簡単だし。
    少子化対策に、「夜に子供を預ける国営ベビーシッター」ってのには、大賛成。

  • 面白かったー
    産まなくてもいいかもって酒井さん側に引っ張り込まれるー

  • 「負け犬の遠吠え」のときもズバリアラサー女子論であったが、これまた負け犬女子にはバイブルのようなエッセイ。少子対策の委員か何かに選ばれたはずだがその後対策はどうなったのか気になるところ。彼女の意見を参考にしたら、少子対策はすすみそうだが...

  • くどくど書いているので途中で嫌になるが、ほぼ私の意見だと思った。ココまでずばりの人は珍しくやはり酒井順子はすばらしい。少子化をとめたいなら彼女みたいな人を委員会に入れるべきだ。

  • いやー、相変わらず痛快痛快!内田春菊があとがきで「よくもまあこんな言いにくい事を……」というような事を書いていましたが、私もホントにそう思う。今の私は酒井さんが今作で書かれた事とほぼ同じ事を考えているのですが、ネタがネタだけに色んな意味で話しづらいなーと思う事もしばしばなので、「おお、こう考えているのは私だけじゃなかったのね!!」と、しかもどわい好きな酒井さんが同じような考えをお持ちだという事に、「私、これからもこう思っていていいのね!!」と、とても感激した次第です。今まで、こういう風に思っている事を声高に言い放った人が周りにいなかった事もあり、ものすごく力強い気持ちもあったりして(とは言え、私もまだ揺れている部分があるので、一生この考えを貫き通すかどうかはまだ分からないのですが)。でももし子どもを持つ事になったとしても、自分が過去こういう考えを持っていたという事は絶対に忘れたくないし、子どもを持たない人にあれこれ言う事もしたくないな、と、改めて強く思いました。後半の少子対策の項にあった“男にも産んでもらう”というのには爆笑したなあー。男同士がバーの片隅で「俺、できちゃったかも知れないんだよー」などと語っているシーンは、想像しただけでもう!!(笑)ちなみに。このまま少子化が続くと、西暦3500年には日本の人口はなんと1人になるそうです。16へぇ〜。

  • 実におもしろく読めましたなぁ!

    初めは、このタイトルと、酒井さんが結婚・出産されていないというところから見て、たまにある経産婦に対しての「結婚、出産したからっていい気になるな」的な話かと思ってましたが、全然そうではありませんでした。
    日本の少子化について語ったエッセイです。

    「このままいくと西暦3500年には、日本の人口は約一人」なんだそうですよ。
    一人か…。
    少子化が進んでいるその「理由」を、自分自身のことも含めて書いてあり、その後「対策」として「こうしたら出生率上がるんじゃない?」ということが書いてある。
    それがまた極論なんだけど…(笑)
    最初は、「痛いから」とか「うらやましくないから」とか、子供を産んだ経験のある身としては「な、なんだよぅ」と思ってしまいたくなるような話もありましたが、それ以上に「なるほど〜」とか「わかるわかる!」と思うような内容がたくさん。
    特に「シャクだから」の章が「そうだそうだ!」と拳をつきあげたくなるような内容でした。
    時々出てくるグラフについている酒井さんのコメントにクスリとさせられました。
    それにしても丙午の時って、本当に出生率がガクーッと下がってるんですね。
    時がたったらまた読み返して「そうだそうだ!」という気分になりたいような、そんな本でした。

  • 2008/08/06 自信がなくなってきた。

  • 2000年12月7日登録

  • 確かマルグリッドデュラスが「すべての女は、自分の母親のことを気が狂っていると思っている」的なことを言った。という話をどこかで読んだ私は大笑いしたことがあります。

  • このままいけば西暦3500年には日本の人口は約1人。
    何故少子化に歯止めがかからないのか・・・痛いから、うらやましくないから、面倒だから、しゃくだか・・・等々いろんな理由で人口減少は止まらないのでした。

  • 2007年10月16日
    くだけた文章。かなり笑えた!そうだよね、少子化しょうがないよね、って思う。子を産んで自分で育てるメリットが明確じゃない。兄弟がいて楽しいんだから、子どもがいても楽しいんだろうけど。。。

  • 「両極端は紙一重」という言葉を思い出した。なぜかというと、解説が内田春菊さんだったから。二人は以前雑誌で対談もしているらしい。酒井順子氏は「サラサラ少子系」で、内田春菊氏は「波乱万丈繁殖系」と紹介されたらしい。ということは、子供はいないけどどちらかというと内田氏に近い私は「波乱万丈少子系」ってことか?

    この本は「はじめに」から「解説」まで本当に気持ちがいいほどすっきりばっさり言ってくれている。産まない理由と対策があって、目次を読んでいるだけでも膝を打つ。(2005.5.30)

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