麦の海に沈む果実 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 12807
感想 : 1239
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062739276

感想・レビュー・書評

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  • 率直に言ってつまらなかった。
    設定や雰囲気は好きだが、ミステリーとしてはモヤモヤしたまま。大きな盛り上がりもなく退屈。

    野外ステージっぽい所の間取りというか、造りが分かりにくい。
    密室だ!とか、ステージから湿地帯に落ちて死んだ!とか言われても、「あ、そういう作りだったの?へえ」って感じでハラハラ感や謎解きを楽しむ感じにはなれなかった。
    生徒全員が校長の子供で、後継を選抜するための学園だった、とかそれくらいの結末は持ってくるのかなと思っていたらなんとも中途半端でがっかり。赤い本も結局大した意味はなかったし、理瀬も最後学園を去るし、「結局なんだったの?」って感じで終わる。

  • 結局最後までよくわからなかった、、オチはどこにあったんだろう、、

  • 個人的に苦手です。
    登場人物達のサイコパスっぽいところや、自分にとって都合の悪い人たちは傷ついてもいい、でも古い建物は好きだから壊さないで、とか。そういうストーリーとは関係ない、ちょっとしたところが生理的に合わなかった。

  • わからなかった

  • 雰囲気がある舞台設定だと思うが、散りばめられている軽々しい一人称言葉やありきたりな擬態語で全部台なし。

    校長の雌雄同体みたいなキャラの意味って何だったんだろう。
    結末は裏切られたが、意外な結末!!といった読後感というよりただただ不快。大事なところを夢現で説明して済ますのはいかがなものだろうか。

    まぁ私は冒頭の、赤毛のアンに悪口を言いつつ同じレベルで空想を撒き散らす主人公が始めから嫌いだったんですけどね。
    (ええ、自分はアン派でしたとも)

    偏った評価です!

  • 『三月は深き紅の淵を』の中の1編の続編(?)
    私としては最後が「えぇ〜…」って気持ちです。
    恩田さんはたまにこういうことになる。

著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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