ブルー・アワー 下 (講談社文庫 は 50-4)

著者 : T.ジェファーソンパーカー 渋谷比佐子

• 講談社 (2004年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[Giornoさんの感想 · 2022年5月5日]

ヘスがボード無し（手のひらで波乗り！）でビッグウェイブにチャレンジし最後は波に巻かれる印象的なシーンが忘れられずに読み進めていたら、まさかのラストシーンでマーシーによって「再現」されるとは。優れたミステリーでありながら、極上のラブストーリーに仕立て上げられている。

[mesuさんの感想 · 2012年8月5日]

猟奇殺人事件を追うヘスとマーシ。ヘスの推理は…。犯人は、こいつか？違うのか？と思いながら1日で読破！
面白い！読みごたえはあると思います。
またヘスとマーシの恋の行方は？
最後は、少し悲しいけどこういう結末も私はありかな！
この作品はマーシのシリーズになっているそうです。
次の作品も読んでみたい。

[take9296さんの感想 · 2007年8月17日]

Ｔ・ジェファーソン・パーカーのオレンジ郡保安官事務所殺人課刑事マーシ・レイボーン・シリーズ第一作。とはいっても、この小説での主人公はガンで片肺の三分の二を切除し、今も闘病中のティム・ヘス。いったんは退職したものの現場復帰を要請され、マーシと組むことになります。事件は次々と起こる死体なき猟奇的な連続殺人。捜査の行方はどうなるか・・・。闘病中の捜査官というと、「わが心臓の痛み」のあの方をちょっと思い起こしたりもしますが、キャラクターはやや違いますね。猟奇的なシーンが確かに多いのですが、節度が保たれているので、それほど読書の妨げにはなりません。