13人目の探偵士 (講談社文庫)

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著者 : 山口雅也
  • 講談社 (2004年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062739610

13人目の探偵士 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ゲームブック形式で読者が探偵士を選択するという、多重解決に仕上げたユニークな作品。優秀な探偵士にしては、未完成なまま推理が披露されているのが滑稽だが、それも含めてこの英国パラレルシリーズの図式なのだろう。ダイイングメッセージが実に見事であった。

  • 5/6 読了。

  • 「寝ている猫はそこにいる。だが、厳密に言えば、寝ている猫はそこにはいない。

    なぜなら、“寝ている”も“そこにいる”も運動であって、位置をもたないからだ。

    この世界とは、そうしたことで成り立っている。そいつがわかれば、これが現実のことか、幻想か、なんて下らねえ疑問は湧いてこねえはずだぜ。」

    謎は難しくはないけど、めちゃくちゃ面白い。選択肢の分岐点で何度もやり直して謎解きをする構成が素敵。

    あと、世界観が好き。清涼院流水のJDC的な世界観はたまらない。

  • くうわぁ~~やっぱいいっすね~。
    山口氏のパラレルワールド本格推理!
    おまけにいろいろな名探偵たちも大集合&殺されていくんですね~。これまた私の大好きな設定!
    本書でもキッド・ピストルズとピンクがいい味を出しています。
    で、ドンデン返しがさらに面白くしていることは言うまでもありません。
    本書はゲームブックになっていたんですね~。
    私もハマって何冊かやった覚えがありますが、本書のことは覚えていませんでした。
    ということで、今回、文庫化するために加筆訂正された模様。
    むかしの本を知っている方も読み直されてはいかがでしょうか。
    舞台はパラレルワールドですが、山口氏ですもん。
    本格推理の定義は忠実に守られていますし、クスっと笑える場面もたくさんあります。
    ツウにはメジャーな山口氏ではありますが、もっとたくさんの人に読んでもらいたいものだわ~。

  • うまい。ラストは蛇足っぽい気もする。

  • ゲームブックっぽいと思ったら、元はゲームブックだったみたい。別のお話で見たパンクの警官がでてた。

  •  やっぱり近所で見つからなかった文庫本。そんなに山口雅也ってマイナか?
     一度ハードカバーで読んではいるものの、面白かったという記憶があり購入。やっぱり面白い。
     三人の探偵士を選べて、それぞれの話があって結末があって、最後一つになる、というゲームブックのような形式も面白いし、中に出てくる要素もミステリ好きにはたまらないものばっかり。密室講義とか、ダイイングメッセージ講義とか。
     以下反転。
     ただなぁ、ラスト、三つ分岐した奴をまとめていたが、そのまとめ方はどうだろう。バーチャルの体験で、どれか一つは現実だったかもしれない、みたいな感じだが、なんだか無理やり臭い。
     おそらくこの形式ならこのまとめ方がベターだとは思うが。
     ただ、途中三人の探偵士、探偵士という割にはあまりにも頭悪すぎやしないか? 主人公(キッド・ピストルズ)を引き立てるために、レベルを落としすぎてやしないかと感じてしまった。

    04.02.20

  •  読み始めてから気づいたけれども、以前にこの小説のゲーム版(どっちが先かはわからないけど)を見たことがあった・・・
     トリックは忘れていたから普通に楽しめたけれども。


     ゲームブックとかいうもので、小説中に出てくる選択肢を自分で選んで、その選択肢に見合ったページに移動して読み進める。
     子どものころに児童書でこの仕組みのものを楽しんだことはあるけど、小説の文庫本であるとは思わなんだ。

    「ゲームブック」という作りが変わっているし、小説の舞台も独自の設定(探偵制度のあるイギリス)だけど、ストーリーやトリックはイロモノではないので自分で推理も可能。

     三人の探偵それぞれが、それぞれ違う解決を推理するというのが面白い。一つの事件を多様に解釈できるようにするのはきっと難しいのでは。まあこの三人の解決はどれも未解決部分が残ってしまうけれども。


     まあ私は日本が舞台のミステリが好きなので、この人のシリーズはたまに気分転換に読めばいいかな という感じです。

  • 探偵ばかり狙う殺人鬼・猫(キャット)。
    密室で発見された死体、記憶喪失の男、消えた兇器、ダイイングメッセージ。
    文章をぱらっと見て、ちょっと変わった作風??と興味が湧いた。

    昔よくあった“シミュレーションノベル”みたい。
    自分の選択によって、めくるべきページが変わる。
    起承転結の“起”と“結”は決まっていて、あとはいっしょなんだけれど。
    なーんだか、もうひとつのめりこめない…物足りない。
    あぁー、そうなんやぁ…という読後感。
    ところどころ、「面白くなる??」って予感はあったんだけれど。
    文章も読みにくい!なんていうことはないし。

    文庫の最後の方、<NOTE>によると、「ゲーム・ブック」というシリーズに合わせて作られた作品ということ。
    そして、作者の方自身が「不満が残る」作品と述べられている。
    “創元クライム・ノベル”として再刊までされたそう。
    機会があれば、そっちと比べてみたい。

  • 二十世紀末の英国で、探偵ばかりすでに11人殺してる連続殺人鬼“切り裂き猫(キャット・ザ・リッパー)”が、12人目の探偵を殺した死体のそばに、目覚めると居合わせた「私」は記憶喪失で、なぜ自分はここにいるのか? 自分は何者か? 切り裂き猫とは誰なのか?…を、3人の探偵士の中から選んだ人と協力して真相を解明していく…って話なのですが、実際に本の途中で読者は選択をせまられます。
    つまり、ABC…どの探偵を選ぶかで、その後のストーリーが変わるのです。それが面白かった。
    パンクな刑事のキッド・ピストルズも出てくる。彼は敵なんだか味方なんだか…。

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