邪魔(下) (講談社文庫)

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著者 : 奥田英朗
制作 : 関川 夏央 
  • 講談社 (2004年3月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062739689

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邪魔(下) (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 最初のほうはあちこちに話がとんで、ついて行けなかったけれど、進んでいくと気になって下巻は一気読みでした。
    普通の日常が些細なことでどんどん壊れていく様子が恐ろしい・・。恭子の豹変ぶり?開き直りぶり?が凄くて、先行きが気になる。
    物語のラスト近くで久野が感じる生きているという実感
    「人はしあわせになりたくて生きている」の一文が心に響いた。

  • 「サウスバウンド」の上原一郎が再び登場したかのような展開!
    ラストまで疾走していくスリルとスピード、意外に現実的なのかもと納得してしまいそうな結末、読みごたえのあるエンターテインメント作品。

  • なんかこう、じれったい。
    なにか他にやりようはないのか。
    しかしイライラはしない。

    寝不足にご注意を。

  • 奥田さんの小説の疾走感というか、最近好き。
    この恭子の墜ちていく感じがリアルに描かれていて、自分は逮捕される恐れもないし心配になることもなくてなんて幸せなんだと思えた。
    旦那さんの放火の動機の整理をもう少ししてほしかったなー等最後の回収ができきってない感じがあっていまいちスッキリ終わっていない。

    本当に謎だったのは義母のこと。服部と佐伯の発言からして、事故時に亡くなっていたということは確かなのだけれど、じゃあそこまでは全部妄想だったのか!?!と思うと九野はおかしくなっていたと言わざるを得ない。確かにちらしずし作ってっていったのに自分で材料買いに行くところとか変かな・・・。うーんでもすべて妄想とか言われると変な感じだな。

  • 恭子のラストに衝撃。久野の義母に驚きの真実。
    フィナールが絶望ではなかったことが救いだった。
    自分にとって邪魔だと感じる他人。恭子ならば、夫、上司、警察、メディア、最後には自分の全てだった子供すら捨ててしまう。久野には、花村の存在が不幸の始まりであった。最後までタイトル通りの展開。

  • 2016.10.6-61
    妻を亡くして以来7年不眠状態のまま放火犯及川を追う久野と子供を守るつもりで日常から逸していく及川の妻の姿が痛ましい。

  • 人が少しずつ壊れていく様が描写されるとともに、すでに壊れている人の内面が明らかにされていって、苦しい話だった。
    奥田氏はいろんな雰囲気の作品を書くんだなと驚かされた。

  • 【図書館本&301冊目】「邪魔」の意味が前半から徐々にわかり始めたら、一気読み。面白かった。ただ残念なのは、久野の義母は結局どうなのかよくわからないまま終わったところ。それと恭子も。

  • 1日で上・下一気読み。
    義理のお母さんのくだりでひえ〜〜てなった。
    みんなに邪魔なものがふりかかってくるのね。

  • 以前『最悪』を読んだ時も思ったけど、この作家は登場人物の人生が狂い始めるとほんとに容赦ない。
    どこまでも堕ちて行く。
    まだ追い詰めるか、と思うほど、徹底的にやるな。
    最終的に、守りたいものまで手放すほど。
    結局、義母とのシーンは全部妄想だったのだろうか。
    精神安定剤が見せた幻か。

  • 九野薫、36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として、所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故でなくして以来、義母を心の支えとしている。不眠。同僚・花村の素行調査を担当し、逆恨みされる。放火事件では、経理課長・及川に疑念を抱く。わずかな契機で変貌していく人間たちを絶妙の筆致で描きあげる犯罪小説の白眉

  • 邪魔、無理、最悪、面白かった。

  • 本城市で起こった放火事件。
    関わった人達の様々な愛憎劇。
    思いもよらぬ方向に…!

  • 警察で働く九野と、放火犯の容疑者の及川、その奥さんが事件以後にそれぞれ追い込まれていく。特に奥さんの変わり方に目を引かれた。守られる立場の主婦から、自分が子どもたちを守らねばという守る側に廻ったとき、自分でも気づいていなかった一面が出てくる。追い込まれたとき、どうやって立ち向かうか、またはどうやって逃げるか、人の本性がでてくるのかな。それぞれが少しずつおかしくなっていくのが、読んでて切なくなった。

  • 壊れていく過程、既に壊れていた者。
    描写がリアルで面白い。
    最後は少し消化不良。

  • すごいおもしろくて下巻は一気に読んだ!上巻半分まではとっつきにくかったけど、そこから先が展開気になりすぎてどんどん進んだ!奥田さんのどシリアスって初めて読んだんだけど、日常がだんだん崩れていくかんじとか、みんながみんな自分の生活を守るために必死になるけどそれが裏目に出て追い詰められていくかんじとかがリアルでこわかったです。久野刑事のお義母さんのところが1番衝撃的だった…あとパートのところはこわいけどわくわくして読みました。

  • 2015.9/27〜28。「最悪」同様、こちらも手が止まらない2冊だった。平穏無事を願う人生から一変、ちょっとしたことから転落が始まる。開き直ってからの恭子が爽快だが、段々痛々しくなる。本来持ち合わせている性格なのか、「邪魔」なものたちに引き出されたのか。

  • 大人の小説。禍々しい社会は今日も動いている。

  • 適度に不幸な人たちの物語

  • 可愛そうではあったけれど、救いのない結末というわけではなかったので、私としてはいいラストだったと思います。
    上巻の途中からやめられなくて、眠らず朝まで一気に読んでしまいました。

  • 奥田さんの本はとても読みやすいのであっという間に終わってしまう。
    これも上下巻あるが、停滞することなくラストまでどんどん読んでしまった。
    とても面白いのでもう少し読んでいたいと思うほど。

    恭子の壊れていく様は、見物だ。
    九野はもともと、壊れていたんだな。せつない。
    あと、関係ないが佐伯は何故九野の事をおぬしと呼ぶのだろう??そういう人って身近にいなかったからものすごい違和感とともに読んだ。
    が、ストーリーとは全くかかわりがないので別にいいのだが。

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