取り替え子 (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062739900

感想・レビュー・書評

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  • 古義人こぎと、奥さんの千樫ちかし。義兄の吾良ごろうが自殺。田亀というカセットテープレコーダーで声を聞く。
    文章が、そのままの英訳みたいと感じた。○○は、それは○○だが、○○である。とか。
    この文はどこにかかっているのかを考えながら読まないと、イメージできない。大江さんの文章は、こういうかんじなのかな?
    あと、漢字が難しくて読めないのがよく出てくる。なんとなく意味はわかるけど…

    とりあえず頑張って最後まで読みましたが…
    その場のストーリーを目で追うだけで、あまり読み取れずに終わってしまった。
    結構時間かかったので、他に読みたい本もたくさんあるのにこの本をチョイスしたのを少し後悔した。でも、どうであれ初めて大江作品に触れることができたのは、よかったかな。
    ちなみに、大江作品を紹介してくれた友人は、「後期の作品よりも、初期がオススメ」って…先に言うて!

    最近知ったのですが
    初期から最近の作品を集めた短編集が出てるらしいですね!それはそれで、読んでみたくなりました。

  • ただただ気持ち悪かった。グロテスクで暗くて怖くて。解説を先に読んだけど、それでもよくわからなかったし。たぶんこの世代のパワーとか価値観とか、こういう感じなんだろうな。好きになれなかった。

著者プロフィール

大江健三郎(おおえけんざぶろう)
1935年1月、愛媛県喜多郡内子町(旧大瀬村)に生まれる。東京大学フランス文学科在学中の1957年に「奇妙な仕事」で東大五月祭賞を受賞する。さらに在学中の58年、当時最年少の23歳で「飼育」にて芥川賞、64年『個人的な体験』で新潮文学賞、67年『万延元年のフットボール』で谷崎賞、73年『洪水はわが魂におよび』で野間文芸賞、83年『「雨の木」(レイン・ツリー)を聴く女たち』で読売文学賞、『新しい人よ眼ざめよ』で大佛賞、84年「河馬に噛まれる」で川端賞、90年『人生の親戚』で伊藤整文学賞をそれぞれ受賞。94年には、「詩的な力によって想像的な世界を創りだした。そこでは人生と神話が渾然一体となり、現代の人間の窮状を描いて読者の心をかき乱すような情景が形作られている」という理由でノーベル文学賞を受賞した。

「2019年 『大江健三郎全小説 第13巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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