- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062739962
感想・レビュー・書評
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一応通読したもののひたすら苦痛だった。
19世紀末期、物理学は完成したと思われており、停滞していた。その後の相対性理論、量子論が出る前の話。
推理小説を完成させたつもりなのかな?と思ったりもした。 -
また
いつか
読もう。 -
下巻スタート、そして展開の目まぐるしさに圧倒。殺人事件かすら分からない事件をこねくり回し、起きてもいない事件を解決しようとし、最終的に否定され。犯人の告白にはページをめくる手が、止まりません…。画面越しの死体を、紙一枚先の死体を、現実としてとらえられず、好奇心の対象として受け入れ本質に意味を与えないまさしく「虚無」のように受け入れてしまう、いやぁもうただ圧倒されるばかりで。真犯人もそうだですが、お遊び推理の作中の探偵たちにも考えるべきところがありそうです。真犯人の殺人は何十年たった今も続きます。面白い。
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推理の枠を壊す「アンチ推理・小説」というより、推理小説でありながら推理小説を批判する「アンチ・推理小説」といった印象を受けた。アンチミステリの意味がわかった。読み終わってみると献辞の【――その人々に】が胸に刺さった。
読み終わったあとは、おもしろかった~というより、読んでよかったといった思いのほうが強かったです。 -
読みづらいなと思いつつ、後半は一気に読ませる展開で読後感は面白かった。
トリックやら、時代背景やら、そのへん理解してるとなお楽しめるのかなと思います。
初めて読破出来た三代奇書でした。 -
おそらく僕はこの本を理解するに経験が足りていない。要再読。
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なるほどこれがアンチミステリというものか。
個人的にはシリアスなオチよりも馬鹿馬鹿しいオチの方が楽しく読めたと思う。急に社外派小説のようになってしまって残念。ただそういう要素があったからこそ、推理小説を完全否定できていたとも言えるのかもしれない。とにかく起伏の激しい作品だった。