中華の崩壊と拡大(魏晋南北朝)

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著者 : 川本芳昭
  • 講談社 (2005年2月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062740555

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中華の崩壊と拡大(魏晋南北朝)の感想・レビュー・書評

  • 司馬氏の台頭から主に五胡十六国という複雑な時代を詳しく書いてくださっています
    また倭国等の周辺国への言及も面白い

  • 鮮卑を初めとする異民族が王朝を立てた際に、中華と夷狄のジレンマに陥いる事を指摘し、魏晋南北朝時代を再構成している所が面白かったです。南朝では貴族文化が全盛を迎え、北朝では北方民族と中華が大胆な融合を行い、違いを見せる一方、この時期流入した仏教や道教をバックに統一を目指す動きは両者に見られるので興味深いです。

  • 漢帝国の崩壊は、ただの王朝の時代って言うだけではなく、胡族の台頭、仏教の需要などの要素により、価値観や文化も変容しました。
    支配者は下克上に注意しながら、胡族と漢族の融和を図り、自らを胡とはしない鮮卑の皇帝や、胡族の王朝に忠義を尽くす漢人まで現れました。
    さらには日本と南朝の関係まで踏み込んでくれます。

  • まだ買ってませんが、興味のある時代なので楽しみ。

  • 政治・軍事史が中心で、学術や思想、科学技術などは書いてありませんので、少し残念です。とはいえ、当時の民族問題や、本来異民族であった国々に芽生えた中華意識や漢人の意識の変容など、とてもよく分かります。晋の武帝、北魏の孝文帝(とくに太后との母子説)、梁の武帝や、侯景などについては比較的詳しく書いてあります。象が暴れていた中国南部や、虫を呪詛につかう習俗が山越のものであったとか、こうしたディテールの描写は、中国史のイメージを修正するものです。また、日本が自国を中心に天下概念を形成したことの淵源に、中国北部の異民族王朝に芽生えた中華意識を指摘しており、興味深い観点です。五胡の国々については、符堅以外はあまり、詳しく書いていないので、何かほかの参考書をよむ必要があるかも。それにしても、ジェノサイドや奴隷は、ローマやアメリカにだけあったのではなく、中国にも厳然とあって、それに対する叛乱があったことは、きちんとふまえておく必要があります。はじめから「漢民族」がいたわけではないのですね。民族問題についても深く考えさせられる一冊です。なお、江南の貨幣経済の発展、官僚の給与まで銅銭や鉄銭で支払われていたことについても、興味がつきません。

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号 222.01//C62//5

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中華の崩壊と拡大(魏晋南北朝)の作品紹介

乱世の三国時代を治めた晋の再統一(西暦二八〇年)の後、中国は再び大分裂。五八九年の隋の天下統一まで、華北(北朝)では、五胡十六国時代を挟み、一時は北魏が統一するが、東魏、西魏、北斉、北周と興亡を繰り返す。江南(南朝)でも、宋、斉、梁、陳と次々に王朝が交替。乱世の一方、陶淵明、顧〓(がい)之の活躍した六朝文化が華開く。

中華の崩壊と拡大(魏晋南北朝)はこんな本です

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