小説ザ・外資 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 199
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062747615

感想・レビュー・書評

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  • 長銀破たんを巡る問題がかなりリアルに描かれています。
    当時は色んな意味で外資のやりたい放題であったようです。
    特にバルジブラケットという米系投資銀行のえげつなさは、若干バイアスがかかっているようにも見えますが、当たっているところもあるのだろうかと。
    運用による損失穴埋めや飛ばし、キックバックなど、企業側のモラルの低さも垣間見えます。時代の流れとも言えますが。

  • 少し古い時代の金融の世界について雰囲気をつかめるかも。リアリティは不明ですが。

  • 「外資」といっても「外資金融業界」に
    焦点を当てた小説。わくどき。

    あぁ、なるほど。。。
    これが就活中に噂に聞いた外資金融の世界の概観かぁ~
    とイメージを沸かせてくれる。

    「1年目から親父の年収超える給料」
    「3年いれば喝采」
    「ハイエナファンド」 etc...

    結構、ストーリーもしっかりしていて読みやすい。
    金目当てのみで外資金融に入ろうと考えている
    就活生にオススメしたい作品。

  • とりあえず外資はクソだと思う。
    それにしても筆者の本の宣伝が目立ちます。

  • 外資系銀行を舞台にした経済小説

  • 外資系金融業界を描いた小説はいくつもあるが、この本は高杉カラー全開というべきか、業界の腐敗を泥臭いタッチで暴いていると印象。

  • 邦銀をやめ外資系金融機関ダイアモンド・ブラザーズに入った西田健雄の驚きの外資ライフを描いた小説

    外資は害資を思わせる彼らの驚きの手口、日本の税金が彼らにいかに吸い上げられているかが巧妙に描かれています。

    高杉さんの作品を始めて読んでみましたが、また読んでみたいと思いました。

  • 最近のアメリカ金融情勢の元凶ともなった外資系金融はどんなところなのかと思って手に取った本。前半は外資系金融の内情を、後半は旧日本長期信用銀行がリップルウッド社によって買収され再建されるまでの様子を描いている。ハゲタカファンドなどとも揶揄される米系投資会社だが、付け入る隙を与えた日本側にも原因はある。

  • 高杉さんが外資をこき下ろすために書いた本。

    長銀やリップルウッドに興味を持って買ったんだけど、期待はずれです。

  • もっとストーリーに外資の凄味を出してほしかった。まあまあ面白く読めたけど、なんか物足りない感があった

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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