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- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062748339
作品紹介・あらすじ
架空の捜査協力者、ニセの領収書…。「流出」した旭川中央署の内部資料からすべては始まった。OBたちの捨て身の告発も黙殺しようとし、組織防衛に汲々とする北海道警。疑惑解明に及び腰の議会。その姿は日本の陰画だ。北の地のみならず全国にひろがる警察の宿痾=「裏金」の実状を暴く。
感想・レビュー・書評
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北海道新聞が信念を持って取り組んだ北海道警裏金問題。
北海道新聞が自分たちに対する反省(高知新聞のあり方)などからこうした疑惑に向き合った点は高く評価できると思う。 -
下手な小説より面白い。文庫で500頁弱という文量であるが、調査報道の本質に迫っているように思う。解説の小林秀雄も、この圧倒的なボリュームと質を賞賛し、資料価値の高さを示していたが、その通りだろう。
2011年六月に、この本ともう一冊の本の記述を巡って最高裁で争われ、最終的に道新が敗訴したが、この本の中心的な仕事の価値を貶めるようなものでは無い。 -
佐々木譲さんの北海道警シリーズの下敷きになった本です。道警シリーズを読んだら、是非こちらも読んで下さい。
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