ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

  • 34346人登録
  • 3.58評価
    • (3069)
    • (3739)
    • (6394)
    • (895)
    • (312)
  • 2802レビュー
著者 : 村上春樹
  • 講談社 (2004年9月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748681

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
フランツ・カフカ
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 気温が下がってくるとなんだか無性にこの本が読みたくなる。ということで3回目。今まで親の古い文庫本(装丁が文庫オリジナルのもの)を読んでいたので新しく購入。絶望的な未来しか見えないし、読んでいて決して楽しい訳じゃないのに何でこんなにも読ませるのだろう。死の影が色濃くたちこめるこの物語に於いて緑の溌剌とした生の匂いがワタナベくんを現世に引き止めてくれているように思えてならない。直子の昔の入院のエピソードって『めくらやなぎと眠る女』まんまだよなー。そしてやっぱり冒頭部分が秀逸なのよね。2011/511

  • 奥さんが貸してくれた本。
    これまで全く食指を動かされなかった村上春樹。
    ちっとも読んだことないのに言うのはよくないけど相性いい気がしない予感をもっていたのですが的中です。
    これだけ世界中で賞賛されているのだから何かしらいいところはあるのでしょう。そのいいところを私の感性が受け付けないだけで。
    女の人がみんな不自然すぎてどうにもこうにも。それともあの時代の女の人はみんなあんなエキセントリックな様子が常識だったわけですか?
    風景の描写は美しいな、と思えました。が、それはそれだけだなあ…というのが正直なところ。

  • 静かで苦しくてでもなんだか綺麗な作品。
    読む返すたびに違った印象になる作品でもあります。
    直子はなぜ死を選んだのか。答えのない疑問かもしれないけど、ずっと考えてしまいます。

  • 初めて読んだのは10代のときでした。性描写が不潔に感じて大人の小説で面白くないという感想しか持てませんでした。その主人公と同じ年代になった今失った季節を懐かしむ気持ちがとてもよくわかります。青い初恋の記憶。その人との関係が生活の全てで、ひたむきで一生懸命で・・・。この世の財宝を全て独り占めしていたかのような青春の日々。憂愁や悲哀でさえ似つかわしく彼らにとっては美しい。夕べの影がすでに射さし始めた時になってみると、あの季節が懐かしくあれほどのものがほかに何か残っているだろうか?という気持ちがもたげてくる。初恋の悲哀のなかにも希望があったあの日。もう戻らない素晴らしい季節。

  • 「 死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」
    過去に失ったものをひきずって生きる人が沢山でてきて、多くの人か自殺し、暗いといえばこのうえなく暗いのだが、生きることに背中をおしてくれる人物も何人か存在感大きく登場するため、絶望的ではなく、生きていこうという意思が根底にある話。

  • やれやれ、僕は射精した。射精して段落終わる小説ってこれくらい?女性のこと考えないセックスって気持ち悪い。これを読んで素晴らしいって感受性のある方々は自分で村上春樹が好きなことをお洒落だと勘違いしてるんじゃない?その程度のセンスよ。下巻も含め都合よく抱ける女性が現れる夢物語と評価いたします。

  • 私が初めて村上春樹という人を知った作品。
    親族を亡くして時間が経っていなかったので

    上巻はとにかく動悸がして、脂汗が出て
    不安で…こわいというか不気味な死を感じた。

  • 解釈難しい。ただの感想になってしまう‥凡人にはピカソの絵画や岡本太郎の建築や村上隆のフィギュアの本当の良さは分からない。個人的に春樹ワールドもほぼ同じ系列。だから、作品を感性で、魂で感じればいいと思ってる。でも、一人のファンとして「良く分からないけど、なんか好きかも。」と声を大にして言っておきます。まー結局、村上春樹がどんなものを書いても名作になるんだからズルいといえばズルい。作品がブランド化、読者上級者の資格的存在になっているのは確かだと思う。

  • 多埼つくるがよかったので、こちら購入。文庫本はいいですね。コンパクトで。

    ワタナベトオルの周りの個性的に見える人々は、決して特別ではなく、むしろ普通なんだ・・・・と。しかし取り巻く環境や、心の持ちようや、それぞれのキャパでみなそれぞれの人生を歩んでいく。そして、その歩む道もなんら特別なわけではない。それは、悲しい最期の人々の人生さえも。

    映画も見てみたいと思いました。ブログで詳しいレビューしています* 
    http://egaodekurasu.jugem.jp/?eid=570

  • 村上春樹の見ず知らずの女とジャズバーで知り合い、やりまくった挙句内容の無いおシャンティな会話を繰り広げる主人公がボカァ大嫌いなんですよ。しかし高校時代は、そんなノルウェイの森にどはまりしてました。

  • 初めての村上春樹。ビートルズの「ノルウェーの森」が好きなのでタイトルつながりで。ここまで物語に引き込まれたのは久しぶり。結末に期待。

  • 一見、普通の大学生の恋愛話という身近なテーマの様ですが、ヒロイン直子のガラスの様に繊細で触れると壊れそうな危うさや精神性と心の病について丁寧に描かれています。
    主人公のワタナベ君は、どこにでもいそうな等身大の19歳の青年なのですが、彼を取り巻く人間模様や大学生活に、読んでいて何故か夏目漱石の『三四郎』の世界を彷彿とさせられました。
    作品の中では、直子の描写が特に秀逸で、主人公が思いを募らせた後に半年ぶりに再会した際の女性として美しく成長した姿等、作者は物語に登場させた『直子』に本当に恋心を抱いていたんだなと感じさせる様な丁寧な描写でした。
    また、作中に登場するビートルズの曲『ノルウェイの森』(原題 Norwegian wood)や、アメリカの作家スコット フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』(The Great Gatsby)など、村上流のハイセンスな引用が物語の良いスパイスになっていると思います。
    『グレート・ギャツビー』は洋画『華麗なるギャツビー』の原作と言った方が分かりやすいでしょうか?
    村上春樹翻訳のグレート・ギャツビー、一度読んでみたくなりました f^_^;

  • 恋愛というのは、単純にいかないものですね。
    過去の好きだった人にこだわりすぎてはいけないのです。
    いい思い出として心にしまって、新しい恋愛をしなければ苦しく
    なってしまいますね。

    ビートルズの「ノルウェーの森」の曲も本を読みながら聴くとおすすめです。あと、ビル・エバンスの「walts for debby」も。

  • 言葉が心地よく、春の暖かさに包まれる。ノルウェーの森の世界に引き込まれる。こんなに穏やかな気持ちになるのは、久しぶりだ。

  • 村上春樹の心憎いところは、文章が上手すぎることだと思う。誰もが共感できるような、しかもここに共感できるのは私だけと思うようなところをちょくちょく埋め込んでくる。時々その思惑が透けてみえて嫌になるくらい。でも読めば読むほど、物語の人物を知れば知る程、自分が薄まっていく。自分中心の世の中からちょっと引いて見えるようになる気がする。第一章が一番好き。

  • あの曲が頭の中に響く。それほど好きというわけもないけど、つい再読してしまう。設定は70年代なのだろうが、内容が時を選ばないのは描いている対象が人間の内面で本質をついているからか。食事の時間を削っても読みたくなる村上作品。本当に決して好きではないのだが。筋はおもしろいかというとさして面白くもない。でもどの作品も「小説とはこういうものだ」と思わされるのだ。

  • やはり極めて表現が巧い。
    自分の心と相当に向かって分析しないと書けない文章だなぁと感心した。
    登場人物に役割を持たせているというのがよくわかる。
    話の内容というより、流れに気を取られてしまう。

  • 2017年24冊目。
    初村上春樹。
    なるほど、彼特有の文体が前面に出ているなあ。
    上巻だけでは全体像が見えないので、下巻に期待したい。

  • 村上春樹の作品で多いのが、主人公の思考は割と一般の感覚に近いところが多く自分も共感できる"凡庸"なのに、主人公以外の周りの登場人物がこれでもかってくらいぶっ飛んだ思考の持ち主ばかり。けど、村上春樹がその周りのぶっ飛んだ人のうちの1人が主人公の小説を書いたとしたら、また同じように感じてしまう物語になるんだろうなぁ。

    ひとつ大好きなフレーズをメモ。

    "「僕は今の方が好きだよ」と僕は言った。そしてそれは嘘ではなかった。髪の長かったときの彼女は、僕の覚えてる限りではまあごく普通の可愛い女の子だった。でも今僕の前に座っている彼女はまるで春を迎えて世界にとびだしたばかりの小動物のように瑞々しい生命感を体中からほとばしらせていた。その瞳はまるで独立した生命体のように楽し気に動き回り、笑ったりあきれたりあきらめたりしていた。僕はこんな生き生きとした表情を目にしたのは久しぶりだったので、しばらく感心して彼女の顔を眺めていた。"

  • 大きなヤマもなく、退屈でなかなか読む進むことができない場面も多い(私だけかも知れません…)ですが、個性的で魅力的な登場人物と、彼らのウィットに富んだ会話が面白い。これからの展開、つまり下巻が楽しみ。

  • 村上春樹の作品を読むのはこれで二冊目です。初めて読んだ作品は「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」で、ノルウェイの森が二冊目という形です。
    2つを比較するのも変な話ですが、主人公の性格とか周りの動きなど、どことなく共通点があるような気がします。村上春樹はこういった設定が好きなんですかね?まだ二冊目なので、憶測でしかないですが。少なくとも、私はこういった寂しい話は好きです。下巻もすぐに読み終えそうです。

  • とても優しい文章で素敵な世界観のある物語なんだけど時々出てくる性描写は必要なのかな?
    そんな話が読みたかったら官能小説を読めば良いわけだし。
    とりあえず突撃隊がどうなったのか気になるので下卷も読んでみようと思います。

  • 初めて読んだときはまだ20歳そこそこで、当時は、なんでこんなに都合よく女が寄って来るんだ!有り得ない!と思ったものでした。最近になってようやく楽しみ方を覚えた気がする。

  • 上巻しか読んでないからまだ何とも言えないけど、なんでこの作品が名作と呼ばれているのかイマイチわからない

    情景描写は細かく幻想的でとっても素敵なんだけど、性的描写があまりに事務的で淡々としていてなんとも趣が無い

全2802件中 1 - 25件を表示

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)に関連する談話室の質問

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)を本棚に登録しているひと

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)の作品紹介

暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルク空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの『ノルウェイの森』が流れ出した。僕は一九六九年、もうすぐ二十歳になろうとする秋のできごとを思い出し、激しく混乱し、動揺していた。限りない喪失と再生を描き新境地を拓いた長編小説。

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)の単行本

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)のペーパーバック

ツイートする