- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062748858
感想・レビュー・書評
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うわっ!映画してる!エンターテイメントしてる!
クライマックスを映画館で観てる自分がある!って感じ。
クライマックスは、3ヶ所同時!巧妙に仕掛けられた罠に対峙しながら!
さぁ、それぞれ、活路を開けるか!
カルト宗教、警察、公安とが、絡まって…なかなか面白いストーリー!
この作者は、脚本家やねんな。どうりで、映像が目に浮かぶ感じがすると思った。なかなかでした。
PS:
読みやすいし、面白いんやけど、なかなかページが進まないのは何故?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
登場人物がみんなぶっ飛んでいて誰ひとりとして共感できない
一人称書き切りで読みづらい
それでも読み終わった瞬間の圧倒的な満足感
題名に納得 -
フィックションっぽさは強いけど面白かった。暗かった。
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昔読んだ本
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野沢尚 著「魔笛」、2002.9刊行、2004.9文庫。大作です。読み応えがあると同時に、読むのにとても時間がかかりました(10日間)。新興宗教とテロがひとつの軸(オウムの事件がベースか)。獄中の教祖坂水輪水に心服し爆弾テロを次々に仕掛ける照屋礼子38歳。獄中の女性安住籐子と結婚した刑事鳴尾良輔、これがもうひとつの軸。この二つの軸が交差するとき、それがこの物語のクライマックス。
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普通に生きていたら沸かないであろう感情や判断が次から次へと表れる。無慈悲と言うべきか、恐ろしい事が起きているはずなのに、現実離れしていてどこか他人事のようにあっという間に読めてしまった。犯人が語り部な作品を読み慣れていないためか、初めは違和感こそあったがすんなり読めてしまうあたり、物語としての完成度は高い。タイトルの意味もまた恐ろしさを引き立てていて良い。
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2回目。やっぱり面白い。緊迫感が続き一気に読める。
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大学時代に夜通し一気に読んだ記憶がある。目が冴えて眠れなかったくらいドキドキして読んだかも。
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流石脚本家出身だけあって、構成が映画を見ているように感じた。プロットも完璧に近く面白かったが、照屋礼子の小学校時代の凶行の必然性があまり無いように思い、その点だけが残念。
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読むのに疲れた一冊、でも読んでよかったと思う一冊でした。ストリーテラーが追われている犯人というのが興味深かった。そして否が応でもオウムの事件が頭をよぎってしまう。フィクションでありノンフィクションでもある、と。照屋礼子の執念が恐ろしかった。