蒼穹の昴(3) (講談社文庫)

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著者 : 浅田次郎
  • 講談社 (2004年10月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748933

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蒼穹の昴(3) (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 3巻が一番好きかもしれない。おもしろすぎてあっという間に読み終わった。僕が好きなシーンは3つある。なお、登場人物に関する説明は省かせて頂きます。
    ①順桂が玲玲にプロポーズするシーン。二人のあわてている描写でニヤニヤしてしまう。
    ②投獄された王逸が配膳係の少女によって、脱獄するシーン。その少女は耳が聞こえないのだが、王逸は地面に字を書き、身振り手振りを加えて、その意味を教える。そのお礼に少女は脱獄の手助けをするのだが、少女は王逸と一緒に逃げないのだ。泣けます。
    ③香港の割譲を巡って、李鴻章がイギリス大使と交渉するシーン。最終的に割譲ではなく、租借することに持ち込んだ李鴻章。期限はなんと99年!もはや「永久」に支配するようなものだが、いやはやそこはさすが李鴻章って感じで、政治力に長けていた彼の凄さが理解できます。かっこいい!!

  • 全巻読みました。
    浅田次郎の作品は行った事の無い場所でも情景がまざまざと浮かんで来ます。

  • 最後のほうの春雲のシーンでちょっとジーンときた。

  • 第3巻は光緒帝親政の開始と西太后の隠遁を間近に控えての凄まじい権力闘争が息を付く暇なく展開される。
    権力の頂に近づきつつある幼馴染みでもある主人公の春児と文秀が今後の展開にどのように関与していくのか、最終巻である次巻が楽しみ。
    旧会津藩士の柴五郎が登場したことも嬉しい。
    最終部、大総管に抵抗する春児を周囲の宦官達が守るくだりは、春児が貫く正義の正当性を表現するものであり、浅田次郎流のストーリー展開に近づきつつあることを感じさせる。

    引用~
    ・日本は維新の動乱の後に、伊藤と山縣という二人の傑物を残すことに成功した。革命では多くの人が死ぬ。どれだけの人材を生き残らせるか、それが問題だ。
    ・日本は銀行の紙幣により、フランスは印紙税により、インドは土地税によって財政再建を果たした。

  • 3巻、私の中ではかなり盛り上がりました!
    2巻は西太后の二面性が気持ち悪くて☆4に落としたけど、この巻ではそんなことを気にしている場合ではありません。
    みんな運命と戦っている。

    この巻では初めて、外国人記者という第三者の視点から清国の情勢が語られます。これが物語を俯瞰してみせてくれてとても分かりやすい構成となっています。

    リィホンチャンやヤン先生の国を思う気持ちにも心を打たれるし、チュンルとウェンシュウの再会の場面でも涙します。
    極めつけは宦官達がチュンルをかばうシーン
    とにかくいいセリフがいっぱいで感動の大嵐。

    いよいよ次は最終巻。読むのがもったいない!

  • 李鴻章の偉大さを初めて知りました。

  • ストーリーが俄然盛り上がる。
    まるで天秤のように揺れ動く北京、紫禁城。
    全てが激動に揺れ動くなかで、西太后がなんかかわいい。

  • 国を憂う者、保身の為に陰謀をめぐらす者、
    獰猛な帝国主義の流れの中で内からも外からも崩れかけていく大帝国。
    史実を織り交ぜながら物語の展開が加速する。

  • いよいよ歴史は、様々な人の願いや思いを乗せたまま先の読めぬ闇へと転がり出す。人間西太后と紫禁城の黄昏に魅せられたまま、溜め息つく暇もなく読了。。
    また、史実と小説世界を比較並行して読むと、面白さ倍増です。

  • 欧州、日本など、各国の重任が次々と登場し、王朝はその地位や権威を徐々に失いつつあった。
    結果的に敵同士の立場となってしまった、春雲と文秀だけど、密会した二人はやはり親友のまま・・・
    その関係は実にいい。
     
    あと、香港返還を明記した条約締結は燃えた!
    「99」=「永年」!

  • 1、2巻に引き続き面白いです。香港好きとしては、清から英国への香港の租借が決まる様子を描写した場面が、とても興味深かったです。97年の香港返還式典をテレビ中継で見た身としては、フィクションではあるけれど、ここに書かれたことが現在と繋がっている気がして、これまでより物語がリアルに感じられました。

  • 春児という少年の素直さや優しさ、賢さが
    よくわかる巻だと思いました。
    もう先を読みたくてたまらないのに
    勉強不足で理解が追い付かないのが悔しい。

  • 物語も後半に入り、登場人物が広がりつつも話は山場・収束に向かっているところ。
    春児と文秀は表立ってまた一緒にいられるようになるのかな。

  • だんだん外人が出てくる。守るために壊す、って考え方は初めてだった。
    政治家になるためには、志と政治力がなくてはならない。情熱と空論だけではまるでだめなんだなあ。
    シミュレーション能力というか、それこそ一を聞いて十を知る、というのが必要みたい。
    プレジデントリーがかっこよすぎる。理想の父じゃないか…!
    あとガラスの話が気になる。もしかしてガラスってあのガラス?まさかまさか…
    生きるハンデを負ったものに、さらなるハンデをつけない、というファヴィエの姿勢に感銘を受ける。強いよ。
    現実をいかによくするか、ということを真剣に考え、溺れずに実践する人たちの姿は本当に美しいと思う。

  • 落日の清国分割を狙う列強諸外国に、勇将・李鴻章が知略をもって立ち向かう。だが、かつて栄華を誇った王朝の崩壊は誰の目にも明らかだった。権力闘争の渦巻く王宮で恐るべき暗殺計画が実行に移され、西太后の側近となった春児と、革命派の俊英・文秀は、互いの立場を違えたまま時代の激流に飲み込まれる。

  • 起承転結で言うと転にあたるであろう内容。
    時は流れ、時代は移り、役者が変わる。
    場面転換の巻。

  • このシリーズは、みんながみんな美化されているというか、
    根っからの悪人がいないという書き方が不満だったけど、さすがに3巻の最後は泣いた。
    ここまでくれば潔い。

  • 春児の人間としての温かみ、人を心から愛するから人から真に愛される、人間としての誇りを持っていることがよくわかった。だから西大后にも可愛がられるのだ。この巻でもカスチョリーネを始めとして清とヨーロッパの関連がよく述べられている。李鴻章、孫文、山県有朋、康有為、租借99年、光緒帝、北京条約、等歴史の躍動だ。春児と文秀は最後にどのようになるのだろうか?

  • 歴史の大きな流れが数人の登場人物に集約されていく過程がとてもおもしろい。昔読んだ時と違って知識が増えているせいか辞書を引く必要がなくなり、サクサク読み進められるようになった。

  • 次は玲玲が気になる!

  • 第3巻はどろどろの政争まみれ。特に栄禄(ロンルー)と李蓮英の二人は酷い。読んでいてちょっとうんざり。
    王逸の袁世凱暗殺未遂、楊喜禎暗殺、順桂の西太后暗殺計画等、事件が連鎖する波瀾万丈の展開。そして文秀と春児の久々の邂逅。物語は、帝党と后党が一触即発状態の中、光緒帝の親政がいよいよ始まるのか、というところで第4巻へ。圧巻なのは、英国との香港の租借を巡る李鴻章の堂々たる交渉の場面。
    著者は、米国ジャーナリストのトーマス・バートンに「例えばあと十年、清国が持てば、この男はきっと立派な立憲君主国家を作るだろう。つまり、お国の伊藤や山県に匹敵する人物だ」と言わせている。日本の元勲、伊藤と山縣を、革命第三世代の現実派として高く評価したコメントだが…。これはちょっとどうかなぁ。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    落日の清国分割を狙う列強諸外国に、勇将・李鴻章が知略をもって立ち向かう。だが、かつて栄華を誇った王朝の崩壊は誰の目にも明らかだった。権力闘争の渦巻く王宮で恐るべき暗殺計画が実行に移され、西太后の側近となった春児と、革命派の俊英・文秀は、互いの立場を違えたまま時代の激流に飲み込まれる。

    【キーワード】
    文庫・長編・中国


    +++1

  • 2015 12.8 読了。

  • 3巻。歴史が動き始めた。。

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蒼穹の昴(3) (講談社文庫)の作品紹介

落日の清国分割を狙う列強諸外国に、勇将・李鴻章が知略をもって立ち向かう。だが、かつて栄華を誇った王朝の崩壊は誰の目にも明らかだった。権力闘争の渦巻く王宮で恐るべき暗殺計画が実行に移され、西太后の側近となった春児と、革命派の俊英・文秀は、互いの立場を違えたまま時代の激流に飲み込まれる。

蒼穹の昴(3) (講談社文庫)のKindle版

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