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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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僕がやっているのはいわば文化的雪かきなんだ、と僕は言った。私のやっているのは官能的雪かき、と彼女は言った。そして笑った。
― 311ページ -
妻はコミュニケーションの自立性のようなものを求めていた。
(中略)僕にとってはもちろんそうではなかった。僕にとっての愛とは、不器用な肉体を与えられた純粋な概念で、それは地下ケーブルやら電線やらをぐしゃぐしゃと通ってやっとの思いでどこかと結びついているものだった。すごく不完全なものなのだ。ときどき混線もする。番号もわからなくなる。間違い電話がかかってくることもある。でもそれは僕のせいではない。我々がこの肉体の中に存在している限り、永遠にそうなのだ。原理的にそうなのだ。
― 259ページ -
そしてね、そういうところで紹介される店って、有名になるにしたがって味もサービスもどんどん落ちていくんだ。十中八、九はね。需要と供給のバランスが崩れるからだよ。それが僕らのやっていることだよ。何かをみつけては、それをひとつひとつ丁寧におとしめていくんだ。真っ白なものをみつけては、垢だらけにしていくんだ。それを人々は情報と呼ぶ。生活空間の隅から隅まで隙を残さずに底網ですくっていくことを情報の洗練化と呼ぶ。
― 240ページ
みんなの感想・レビュー・書評
ぱりっとした調教済みのレタスとスモークサーモンと剃刀の刃のように薄く切って氷水でさらした玉ねぎとホームラディッシュマスタードを使ってサンドイッチを作る主人公。シティーボーイっぷりに感服です。
物語自体が大きな比喩なのだろう。
分厚いのに、とりつかれたように読み進めてしまう。
ふいに、台詞が自分に言われているような気がして、どきりとする。
あと、文化的雪かき。
羊をめぐる冒険の続編。
僕と鼠シリーズは、ちょっと不思議だけど意味不明ってほどぶっとんでなくて、読んでて気持ちいいからわりとすき。
でも断続的に読めるものじゃないから、日常生活にはあまりなじまないんだよなー。
主人公の超然とした考え方がすきだ。
世の中に誤解というものはない。あるのは考え方の違いだけだ。
ダンスダンスダンス上巻読了。前回から今回への導入。冒険と違って、ぶっとびすぎてて共感しづらいってほどのことはないです。かつてないほど主人公の冗談がひどいのと、距離感が絶妙すぎて主人公と五反田くんがホモホモしく見えたのがポイントでしたアッー
〈30を越えてもなお何も手に残っていない“僕”。夢を頼りに昔滞在したいるかホテルを訪れる・・・。〉
村上春樹
あたりまえだけれど、19で読む村上春樹と26で読む村上春樹は違う。
19のときはひたすらにそのクールな文体に惹きつけられた。
26では“僕”の孤独感に心動かされた。
一人で暮らし、周りのものは“僕”のもとからつぎつぎと去っていく。
そして何も残らない。
そこからの再生。
様々な魅力的人物、場所、暗喩とともに描かれる。
村上春樹の中で一番好きな作品。
ハワイに行くので思い浮かんだ作品。ハワイ滞在中に読んだ。
次は“僕”と同い年の34歳で読もう。 やれやれ。
村上春樹の長編で一番好きな作品。
ユキ、五反田君、ユミヨシさんなど、登場人物が魅力的だし、印象に残っている台詞、シーンがたくさんある。
特に五反田君が「くだらん」を連発する場面が好きです。
良い意味でムラカミ作品というかんじが出ている作品だと思いました。主人公みたいな男性は難しいけれど嫌いじゃないです。
風の唄〜からの流れの中で、やっぱり一番好き。主人公に孤独が似合う感じがたまらなく魅力的。あとは食事の描写が魅力的なところは村上作品に通ずるところだと思う。
面白くて、一気に読んだ。
下巻にも期待!
食事がサンドイッチとビールばかりだけど、それって合うの?と気になって、やってみたけど、意外といけました。
気になった言葉は
「文化的雪かき」
わたしの読解力が足りないのか
わたしの感覚的には
春樹さんの作品はぼやーっと意味不明な感じがだらっと続きます。
途中から加速してって、意味不明なまま引き込まれてく。
わかるような、わからないような
自分にあてはまるような、そうでないような
わからなさが不快でもあり、快でもある。
不思議な感覚。
初期3部作の続編。
羊に匹敵するくらい良かった、個人的に。
上巻のP150-151が特にすき。
(単行本ね。)
とりあえず
読んでほしいし、読んだ方がいい。
ポップなタイトルと表紙絵で、『風の歌を聴け』調の作品を連想しましたが、『羊をめぐる冒険』の続編的な作品だとのこと。 『羊~』は学生時代に読んだものの、村上文学に慣れていなかったため、精読してもよくわからず、居心地の悪さと痛みが印象に残った作品。 邪悪な羊がまた出てくるのか、と思いながらページを開きました。 いるかホテルに耳のモデルといった、懐かしい言葉が蘇ります。 ただ、いるかホテルは... 続きを読む »
もう一度、「僕」は「いるかホテル」を訪れる。
続「羊をめぐる冒険」。
羊男が繋げてくれている世界で「僕」は何を取り戻すのか。

(読む前の印象)





