1973年のピンボール (講談社文庫)

  • 9376人登録
  • 3.39評価
    • (506)
    • (912)
    • (2211)
    • (279)
    • (51)
  • 679レビュー
著者 : 村上春樹
  • 講談社 (2004年11月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062749114

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
村上 春樹
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印

1973年のピンボール (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 冷凍倉庫の廃墟感とピンボール・マシーンの風情は良いが、とにかく読みづらかった。

  • 1973年のピンボール。物語は僕(主人公)と鼠の二人のシーンに分かれて展開されていく。時系列は前作と比べて大分整えられ、文中に唐突に理解しがたいメッセージがちりばめられる事もなく進んでいく為、一般的な物語として大分読みやすく成立している。鼠は女と出会い、別れ、馴染んだ故郷を離れていく。僕は大学時代の描写が多少入った後、卒業後のストーリーが語られていく。翻訳者として働き、双子の女性と同棲し、過去に情熱を注いだピンボールを追い求めていく。そして小説は双子との別れと共に終わりを迎える。冒頭の大学時代が語られるであろう羊をめぐる大冒険に期待がかかる初期第二作だった。

  • 風の歌を聴け、よりも鼠の存在感が薄かった。
    ピンボールをよく知らない私には時代性を感じる。

  • 失ったものと再会する話。このテーマは後の村上作品でどんどんボリュームアップするので、短く読むには良い作品かも。

  • 今の作品の方がベタベタしている。

  • 人間が出てこない。
    人間が書かれているはずなのに、人間がいない気がする。稀薄。
    特に女性はいない、軽い、特徴的な双子だって、人間じゃない。
    男女の関係を自然なもののように扱おうとしているけれど、とても薄っぺらく、そもそも人間じゃない。
    人間がいないのに、人間の心を語っているようで違和感。

  • 久しぶりの村上春樹。すっかり秋気分。

  • 羊を巡る冒険→風の歌を聞け→1973年のピンボール の順に読んでしまった。羊を読んだときに各登場人物の背景が不明でハテナが浮かび、それが過去二作を読めばわかるのかなと思いきや、たいしてそういうわけでもなかった。笑
    鼠は世渡り下手で、うまく大学生活を送れず脱落。まぁ、そのあと謎の思想に染まっちゃうのは分からなくもない。
    あの事務の女の子と雰囲気いい感じじゃん、と思ったらのちにそうなるのか。「両手を上げて」で脇の下をチェックするのが好き。
    双子が買ってきたアルバム、ラバーソウルの2曲目がノルウェイの森。僕はそれを聞いてキレる。
    ピンボールの中では僕と鼠の話が同時進行で別々に進んでいって交流はほぼないよね。流れが見えないし、ふわっと出てきた登場人物とか伏線があとで回収されるわけでもないし(直子みたいに他の小説に出てきたりするのかな?)もやもやはするけど、これが村上春樹なのか。。

  • 10年ぶりくらいに読んだ。
    風の歌を聴け以上に読みづらかった。特に前半が読みづらかった。
    10年前に読んだときは楽しんで読んだイメージがあったから結構ショックだった。
    空気感だけで話を進めていてついて行くのが辛かった。

    騎士団長読んだ後だからか、読者への歩み寄りのバランスが良く無い。

    次は最近の作品に手を出そうかな。

  • これもまた、騎士団長殺しから気になって、「風の歌を聴け」に続いて16年ぶり?に読んでしまった。大好きだ。この作品。

    そして、発見!

    「直子は首を振って一人で笑った。成績表にずらりとAを並べた女子学生がよくやる笑い方だったが、それは奇妙に長い間僕の心に残った。まるで『不思議の国のアリス』にでてくるチェシャ猫のように、彼女が消えた後もその笑いだけが残っていた。」

    騎士団長が私の前から消える時の比喩と同じ、チェシャ猫のようにという表現。こういうファンサはまだ、他にもあったはず。

    久しぶりに読んでみて、鼠が私にとっては「気狂いピエロ」
    のベルモントを連想させ、双子はまるで「ひなぎく」の女の子2人だった。

    10数年前に読んだ時は、かなり直子に傾倒していたみたいだ。その部分にしっかりラインが引いてあって微笑ましくそのページをめくった。

    さて、このままダンスダンスダンスまで読み進めてしまおうか。。

  • 風の歌を聴けは何年も前に読んだ。

    その時も今回と同じ様に、
    一体何を言いたいのか
    何を描いた小説なのか
    全く理解できなかった。

    羊〜を読むのはまた何年も先になるだろう。

  • 「風の歌を聴け」から続けて読んだ。
    村上春樹の良さがわかってきた。何だかよくわからないけど、読んでて心地よく、癖になる。
    そして、無性に誰かに会いたくなった。不思議な読後感。

  • 飛ばし飛ばし読んでいたが、よく物語全体がつかめなかった。青春3部作のたしか2作目。

  • 読むのがちょっとしんどかった。読み終わったあとあれ、内容なんだっけ。つまり他のこと考えてた。

  • 「僕」と鼠の二人、視点が「僕」か鼠かに変わりながら話が進む。
    何もかもが過ぎ去っていく人間の生活を考えさせる。「僕」の場合はそのうちの一つがピンボールだったみたいだ。余韻がある小説…

  • 主題や大きな流れが掴めないままに読み終えてしまった…
    そんな私でも鼠が街を出るにあたって逡巡したり葛藤したりする姿には共感した。勝手ながら、就活が上手くいかないと悟った瞬間の気持ちを、25歳になって何も生み出せなかった鼠の気持ちに重ねてた笑

  • 過去について

  • 「ー」

    読みやすい。
    ピンボールをしたくなる本。

  • ノーベル賞は今年も逃しましたが「受賞なるか?!」とニュースで散々彼の名前を見かけるうちに、サブリミナル効果のごとく村上春樹読みたい衝動にとらわれ手に取りました(笑)羊をめぐる冒険→風の歌を聴け→本作、とみごとにめちゃくちゃな順番で三部作を読んでしまったわけだけど(笑)そっか、ここを経てあの鼠がこうなっていくのか。と腑に落ちた。ピンボールとか双子とか…なんか村上春樹にかかると本当にそれが異世界へつながるきっかけみたいに思えてくるから不思議。鼠も主人公もいいが、個人的にはジェイが好き。上巻だけ読んであとほったらかしていた純粋理性批判、読まねばな…(笑)

  • 2016.9.10〜9.20
    村上春樹、この人の表現はきれいだが、何を言いたいのか、物語がわからない。
    これ読んでて、知的障害の男の人がでてくる話(村上春樹)を思い出した。あれは面白かった。

  • 何がなんだかさっぱりという感じですが、別れの物語なんだということは分かりました。僕と鼠がどう交わっているのかを整理して読めばもう少し理解できるのでしょうか。

  • ある者は出会いを、ある者は決意を。
    僕は翻訳の仕事を始め、日々を謎の双子と共に過ごしていた。三年前に無くなったゲームセンターにあったピンボールの事が頭から離れず、どこか引っかかりのあるままだった。スペイン語の講師からピンボールの在り処を教えてもらい、抱えていたもやもやは何処と無く消えていく。
    自分自身が大切にしていたモノを喪失し、また再会を果たすことで、人の心にそれらは補完されていく。

  • 村上春樹の処女作。
    理屈っぽくない、青春小説。爽やかさと切なさが交錯する。

  • 高校2年生の夏から1年間、アメリカはフロリダ州でホームステイをしていた。その家のガレージになぜかピンボールが1台あった。そんなに繰り返し遊んだという記憶はない。昔も今もゲームは全般的に好きではない(時間をとりすぎるので)。しかし、ピンボールだけはけっこう好きだったと思う。特に2階建てのものが好きだった。その後も、パソコンゲームなどでしたことはあるが、いつかゲームセンターに行く機会があれば、本物のピンボールをまたしてみたいと思う。本書の中ではピンボールについての記述が、村上春樹本骨頂と言ったところか。倉庫の中の記述は圧倒的だ。ピンボールとの会話は不思議だけれど、そういう思い、何となくわかる気はする。ほかのテレビゲームとかと違って、抱きかかえて遊ぶ感じが彼女という表現につながるのだろうか。ところで、結局、鼠とは一度も出会わずじまいだったのか。直子が最初に登場していたと思うけれど、その後はどうにもならなかったのか。双子はいったいどこから現れ、どこに帰っていったのか。なんだかわからないことだらけで終わってしまった。「羊」を続けて読まなければいけない。そう言えば「やれやれ」がやっと出てきた。私が気づいた範囲では、たぶん1回だけ。ジェイズバーにピンボールの修理人が現れた場面。本人がそう言ったわけではなく「やれやれ」という顔をしていた。そうか、この場面では鼠と僕はいっしょにいたのだった。

  • デビュー作「風の歌を聴け」から「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」までの初期三部作は語り手である<僕>と友人の<鼠>の 『三部作』および「ダンス・ダンス・ダンス」を加えて『四部作』と呼ばれている。
    この本では<僕>の話しと友人の<鼠>話しがパラレルに進行している。
    <僕>のガールフレンドの直子は3年前に自殺した。
    『スペースシップ』で<僕>がハイスコアを出して3年。
    『スペースシップ』はなくなり、<僕>は直子の死に捉えられている。

全679件中 1 - 25件を表示

1973年のピンボール (講談社文庫)に関連するまとめ

1973年のピンボール (講談社文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

1973年のピンボール (講談社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

1973年のピンボール (講談社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

1973年のピンボール (講談社文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

1973年のピンボール (講談社文庫)の作品紹介

さようなら、3フリッパーのスペースシップ。さようなら、ジェイズ・バー。双子の姉妹との"僕"の日々。女の温もりに沈む"鼠"の渇き。やがて来る一つの季節の終り-デビュー作『風の歌を聴け』で爽やかに80年代の文学を拓いた旗手が、ほろ苦い青春を描く三部作のうち、大いなる予感に満ちた第二弾。

1973年のピンボール (講談社文庫)の文庫

1973年のピンボール (講談社文庫)の単行本

1973年のピンボール (講談社文庫)のKindle版

ツイートする