天を衝く(1) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062749152

感想・レビュー・書評

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  • 九戸政実のお話。秀吉に〜と副題があるが、第一巻は九戸と南部の内乱争いのみ。名前が少しごっちゃになるが皆キャラクターがしっかりしており長編として期待できる内容。ただ「政実は爆笑した」といった言い回しが気になった。

  • とあるテレビ番組で九戸政実のことを知り、今まで其の名をまったく知らなかったこともあり、さっそく九戸政実を主人公にした全3巻の小説を買い求めた。作者のことも寡聞にして知らなかったが、読み始めてその筆力に脱帽した。続巻が楽しみである。

  • 感想は『3』にて。

  • 高橋克彦の陸奥三部作の最終章。九戸党をまとめる政実が南部の生き残りをかけて戦い抜いていく。全3巻の最初は南部のお館とその家臣たちをめぐる内紛、政争だが、まさに武者たる政実の強さ、逞しさが導いていくストーリーに引き込まれる。

  • サブタイトルの通り、秀吉に喧嘩を売った男である九戸政実が主人公です。
    九戸政実は陸奥の三戸を中心とする南部家の一族で、生涯、合戦で負けたことがない、というほどの強さを誇りました。

    東北地方といえば、伊達政宗や最上義光などが有名ですが、同時期にこれほどの武将がいたとは知りませんでした。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-2eeb.html

  • 2012-119
    今までと違ってまつりごとがメイン。
    戦のシーンが少ない。
    これも時代が変わってきてるってことなんだろうね。
    それでも蝦夷の男たちは変わらない。

  • 陸奥の戦国武将、九戸政実の小説です。
    政実をはじめ登場人物が非常に魅力的で、彼らがどのような駆け引きを繰り広げていくのかと、ページが進むごとにわくわくしました。戦の場面では政実の軍略や痛快な勝利に心が震え、一方で政治政略の場面では双方が智略を振り絞り、読者を飽きさせません。
    とにかく政実の「漢」が溢れ出るこの小説。物語に惹き込まれ、一気に読み進められる爽快さがあります。

    読了日 2006年12月

  • この人の歴史小説にはずれはない。男 たちの生きざまに本当に涙がでる。

  • 「火怨」「炎立つ」に続く、奥州、つまり今の東北地方の武将のお話。どのシリーズも非常に読ませるのだが、このシリーズは九戸政実のファンになってしまうほど。ただ、どうにも歯がゆい思いを何度もさせられる。
     これ程までの武将がいながら学校の日本史には出てこないというのも不思議な話だ。兎に角、きっとまた何年後かに読みたくなる本の一つ。

  • 戦国時代の武者の中で、九戸政実が一番好きです。
    伊達政宗がこわっぱに見えます。本当に熱い話です。

著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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