ヴァンパイヤー戦争 6 (講談社文庫 か 54-12)

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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062749442

作品紹介・あらすじ

死闘の末、パリに舞い戻った九鬼鴻三郎は娼婦志願の黒人美女に目を奪われた。だが高級娼館へ紹介した情報屋はO・ワイルドの墓前で刺殺され、九鬼にも銃弾が襲いかかる。目の前で進行する新興独裁国家の大統領暗殺計画に隠された陰謀とは?"月のマジックミラー"を巡って世界を震撼させる事態が勃発した。

感想・レビュー・書評

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  • パリの街で出会った褐色肌の美女アイダのあとを追いかける九鬼は、彼女の出身国であるアフリカの小国ブダーに、アメリカのスペース・シャトルが不時着したことを知ります。シャトルには「月のマジックミラー」が積まれており、ソ連がアメリカから奪取するために、シャトルをハイジャックしてブダーに向かわせたのです。

    ブダーの独裁者ケビゼはソ連のネクラーソフの支援を受けており、現在はパリに滞在しています。そしてアイダは、ケビゼの暗殺を企てていたのです。

    黒幕のスペシネフも今回は登場せず、いちおう仕切りなおしのようなかたちで物語がはじまっており、新鮮な気持ちで読むことができました。

  • 主人公どんだけプレイボーイだよ。

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著者プロフィール

作家・評論家。1948年東京生まれ。
79年『バイバイ、エンジェル』でデビュー。98年編著『本格ミステリの現在』で第51回日本推理作家協会賞評論その他の部門を受賞。2003年『オイディプス症候群』と『探偵小説論序論』で第3回本格ミステリ大賞小説部門と評論・研究部門を受賞。主な著作に『哲学者の密室』『例外社会』『例外状態の道化師ジョーカー』他多数。

「2024年 『自伝的革命論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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