- Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062749916
感想・レビュー・書評
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あまりに技巧的すぎるトリックがちょっと…
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そこそこ、かなあ。館シリーズとちがって、主役(探偵役)の人々あり得ない設定で魅力に乏しいのがネック。たしかに新本格なんだけど軽くてソウルがない、気がする。
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大味なトリックに理論を伴わせたのはすごい。お話は特に面白くはなかった。
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47頁目
《まずいコーヒーを出す喫茶店に出遭うと放火してやりたくなる。》
安物のインスタントでもマクドナルドでも気にせず飲んでいたのに、今や見るのも悍ましい。この年になって、美味しい珈琲を知ってしまった。食事の予算を削って高価な珈琲に投資することがよくある。
87頁目
《「何で犯人はそんなことをしたのか、ですね。何だかミステリじみてますけど」》
Why done it? ホワイダニット。WhoよりHowよりWhyが好き。ミステリにのめり込んだきっかけはやはりこれ。先が気になって仕方ない。読書のエンジン。
276頁目
「お手柄と云ってほしいな。他人の罪を暴くなんて、どんな方法を使おうが価値は一緒さ」
冷静で冷酷。非情と言われようと、結果的に一緒ならいいじゃないかと思ってしまう。価値観の相違ではなく、価値感の相違。
読了。
目が肥えた。いや、趣味嗜好がはっきりしたと言うべきか。トリックの説明や解説にのめり込むことができない。もうひとつ、人間味を欲してしまう。多分、ミステリ好きというよりミステリー好き。現実的でもそうでなくても、不思議な感情に身を任せたい。 -
昔に読んだ時にはスルーしていたM市とS市と境川。
今住んでいるアパートのすぐ裏手に流れているのは境川。ひょえッ!