終戦のローレライ(3) (講談社文庫)

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著者 : 福井晴敏
  • 講談社 (2005年2月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062750028

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終戦のローレライ(3) (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  •  話の展開は果たして終戦に間に合うのだろうかと思いながら読み進めていたが、いよいよ数日単位で終戦を迎えるようなところにきてしまった。太平洋に置き去りにされた日本兵たちのすさまじい状況が描かれる。その描写力はさすがだと思うし、また敵役からちょい役までそれぞれにそれぞれの人生のドラマがあることを丁寧に描いている。読みながら、どのように映画化されたのだろうと、そこがすごく気になりだしている。

  • やはり、期待を裏切らない素晴らしい作品‼️

    前巻までにも凄惨な場面は多くあったが、本巻はそれらを遥かに凌駕する。

    浅倉の望む終戦の実態、そして、田口との因縁、土谷が力に固執する背景、その一つ一つに深く考えさせられる。

    また、私自身、浅倉の思想に傾きかけていたところで、発せられた従人の言葉。なんとも単純で、しかし、気付くことができなかったその言葉に目が醒めるような気持ちになった。冷静に考えれば、それがどれだけ愚かで偏った思想かは気付きそうなものだが、、、

    本巻を経て、私は自分が思っている以上に騙されやすい人間なのかもしれないと感じた。

  • 戦争はイヤだな。

    ただ嫌だと言ってるだけじゃいけないのかも知れないけど
    嫌なものは嫌だ。

    というのはこの本の感想からずれました。
    以下改めて。

    正論を言ってるようで、でも明らかにおかしい浅倉氏の言葉には
    私も折笠君と一緒に叫びたくなった。

    話の展開の仕方や人物の行動に王道な部分があって、
    各所で「そう来たらそうなるよね!」と思いつつ読み進む。

    清永君はもう…
    出てきた時から絶対そうなると思ったんだ。。
    あー。

    とはいえ登場人物の人となりや細部がしっかり描き込まれているので、
    わかってるけど読んじゃう。
    長いけど読ませる。

    にしても、二人で見張りに立つシーン。
    「ラピュタか!」と突っ込む人はいないんだろうか?!
    オマージュ??

    最後どういう展開を見せるのか、期待です。

  • かなり良い感じに盛り上がってきての、「次巻へ続く」。


    「ローレライは、あなたが望む終戦のためには歌わない。」
    ……格好良すぎる!!!


    ★4つ、9ポイント半。
    2014.10.25.了。

    上陸前夜のほのぼのとした様子……アニメ「天空の城ラピュタ」にデ・ジャ・ヴュ(笑)。


    【追記】
    上記の、「ラピュタ」に似ているうんぬんについて・・・。

    先日ちょうど「ラピュタ」を観かえす機会があったのだが・・・うん、やっぱり「ラピュタ」だよ、あそこの場面(笑)。

    同じこと思った人って、いないのだろうか???

    2016.08.08.書。

  • フリッツがデレ期突入。艦長かっこよすぎ泣いた。浅倉モンスター化に関してはもうずっと思わせぶりだったので、ようやく明らかになってすっきり。

  • 舞台は、当然ながら第二時世界大戦。それも、日本が敗戦寸前の状態です。
    国民も、軍部も、中央政府も、敗戦が濃厚なのは分かり切っている状況。
    そんな中で、ある作戦が決行されます。
    潜水艦<伊507>である兵器の回収に当たるという任務です。
    それは、ローレライと呼ばれる謎の兵器。
    そして、<伊507>はローレライをめぐって壮大な旅路に出る。
    そこにある『あるべき終戦のかたち』を目指して。

    さて、この作品は前半はローレライが中心となって話が進んでいきますが、後半は日本にとっての『あるべき終戦の形』がキーワードとなります。
    作品を通して語られるこの戦争の意義、そして日本という国の在り方。
    果たして無条件降伏こそが日本のとるべき道なのか、それ以外の道こそが日本を真の意味での敗戦ではないのか。

    ぶっちゃけ俺は戦争なんてしたくもないし、起きてほしくもない。
    でも、実際はほんの60年前には日本を滅ぼすだけの戦争が起こったんやよな。
    この戦争で日本が得て、失ったものは何なんやろうな。
    間違いなく日本人の意識の根底にあるものはばっさり変わったんやろうな。
    そして、それはきっと今にも影響を与えたあるんやろうな。
    もちろんええ意味でも悪い意味でも。

    久しぶりに、まじめに戦争について考えさせられた作品です。

  • 艦内でのアクションを絡めつつ、最後の任務に赴く主人公たち。若者の一言で変わったというより、やはり論理が無茶すぎるだろう。

  • 広島への原爆投下。ローレライはどのように『あるべき終戦の形』を実現させようというのか。戦争という忘れることの出来ぬ歴史を下地にして描かれた壮大なるフィクション。

  • これ普通最後の盛り上がりで終わりますよね。でもあと一冊。
    松井秀喜は引退したのに、ローレライはあと一冊あるんです。
    おれにも国民栄誉賞くれよ!おもそろかったです。

  • 1巻と同じ。とても面白かった

  • ナーバルを回収した伊507はウェーク島に到着する。そこで待ち受けていた朝倉。新たな伊507の任務とは?
    広島、長崎に原爆の被害がもたらされた頃、乗組員の運命にも変化が訪れる。
    主要メンバーの戦死に、衝撃を受けるが、最終巻まで目が離せない。

  • おいおい、どんどん話が荒唐無稽になってゆくではないか。

    何よりも土谷に代表される日系人の描き方が最低すぎる。
    エブナー兄弟もドイツでは温かい体験皆無みたいな描き方になってるし。

    結局人情味を見せてるのは日本人だけ、みたいな
    ちっこい了見が戦争につながっていくんじゃないのかい?

  • 8月6日の原爆投下時のシーン。一瞬ですべてが破壊され、灰になったというこのシーンはいろんな小説で書かれていると思うが、この本の表現が、一番印象に残る。「・・・魂魄さえ焼き尽くし、成仏することすら許さない・・・」
    ところで、この第3巻。起承転結でいうところの、まさに転。浅倉の言う、あるべき終戦の形ってそうだったのか。でも違うんちゃうか、それって! いけ、伊507!! すぐ、4巻を読もう。

  • 「ローレライは、あなたが望む終戦のためには歌わない」艦長かっこいい!

  • レビューは4巻に

  • ここにきて物語が一気に動いた。
    国の情勢に踊らされているようでいて
    実際には人の思惑に弄ばれる≪伊507≫と乗務員たち。
    福井氏得意の内省的な人物描写が若干多すぎる気がした。
    もっと違う理念で動いている人たちだってたくさんいるはずだ。

    詳しいレビューは4巻で。

  • 物語の佳境に差し掛かって来て、ストーリー的に面白くなってきたものの、全体的に締まりのない文体のせいでイマイチ楽しめない。
    個人的に波長があまりあわないのかなと。

  • 戦う男はカッコイイ。
    ゆきとと清永が艦を降ろされる場面と、
    高須先任将校の死の場面で
    つい泣いてしまった。
    フリッツが懐いてきたのが可愛い。

  • 2011/12/29読了

    裏切りも、志も、全ては日本のあるべき終戦の形のためー。
    艦内での銃撃戦や思想と自分との戦い。
    浅倉が、この物語の黒幕的立場だけど、そこにあの田口が来るとは思わなかった。
    全ての人物ひとりひとりが尊重されているような。特に田口の凄まじい過去から、なぜああいう人物となっているかの繋がりがしっかりと描かれているのはとても嬉しい。
    だが、そうした事実の中で、戦争の残虐さと、人間の「生」に対する、生々しいほどの異常な執着、枯渇。生きることはつまりは罪であることを受け止めなければなるまい。
    時岡軍医がとっても可愛いです。いやはや、戦場であっても無くても、こういう人物は必要だし、存在するからこその流れもちゃんとあるだろうし。安心感は必要だよね。
    パウラの感知能力の比喩に、「胎児の夢」―『ドグラ・マグラ』が引用されてあったのは個人的にはかなり嬉しいところ。
    こういう発見があるから、色んな本を読んでおくのは楽しいんだよね。
    読む手が止まらない。起承転結の「転」でした。
    次回、どうなる!?

  • かなり無理のある設定だが、それをしっかりした作品に仕立て上げられているところがすごい。ローレライの最後の進撃の部分には心躍る思いがした。

  • 束の間の平穏の後に現れた、ローレライを巡るどす黒い企み。

    一体この先、どこまで連れて行こうというのだろうか。どんな決着をつけようというのだろうか。

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