マレー鉄道の謎 (講談社文庫)

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著者 : 有栖川有栖
制作 : 鷹城 宏 
  • 講談社 (2005年5月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062750776

マレー鉄道の謎 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 好きな作家はたくさんいるけれど、必ず一番目に名前を挙げることにしているのが有栖川有栖。
    ……なのに、そろそろファンを名乗ると怒られるんじゃないかというくらい長い期間読んでいなかったことに気付き、慌てて積んでる本から何冊か引っ張り出してきた。

    その中からまずはこちらを読了。
    タイトルと著者のご趣味から鉄道ミステリかと思いきや違うようでまず一安心(鉄道ミステリはニガテ)。
    火村&アリスの国名シリーズとあって厚さも感じず読みやすい。

    トリック、割といろいろ考えたのに当たらず…
    タネ明かしを見れば、有名なあの作品のバリエーションなのに。
    何度目かのドラマになった時にも目にしてたのに。
    思いつかなかった。
    火村シリーズを読んでいると思考がアリスに近くなるのか、思いついたこと悉く、作中でアリスが発表→火村先生に即却下される、の繰り返し(苦笑)

  • 久しぶりに短篇集から離れられた感じ(笑)やはり小説はこのくらいの長さがないと物足りないわ(^=^;
    今まで読んだ火村先生シリーズの中で一番面白かった。火村先生の男気も堪能できたし、有栖川有栖のおとぼけぶりもめいいっぱい堪能できたし(笑)
    有栖川有栖よりとぼけたアランにはもう笑うしかないです(笑)

    次はスイス時計の謎へ〜

  • 5-
    犯人をロジックでとことん追いつめる“恐火村”出現で実にスリリングな終盤に突入。追いつめない火村も悪くないが、追いつめる火村は圧倒的。ごめんなさい。私がやりました。
    マレーシア蘊蓄もなかなか興味深く、しかも物語に上手くとけ込んで取って付けた感もない。英語が聞き取れない表現に目から鱗。本の厚さを全く感じさせない面白さ。

  • 来月、マレー鉄道を利用してバンコクからシンガポールまで横断する予定なので冒頭の事故の描写を読んでいて不安を煽られました。分量が多いだけあって人間関係や事件の繋がりがややこしく把握するのに頭を使う。有栖川と火村が蛍を見にボートに乗って与太話をしていたシーンが好き。

  • すべての出入り口が内側からテープで目張りされた強固な純正密室。
    マレーシア観光中に二人が出会ったとある因果。

    久々に密室を形成する大掛かりな物理トリックが読めて楽しかった。
    読者の発想がそこに至るまでの見えない道筋も振り返ってみれば丁寧かつ独創的で。
    本格ロマンチック。

    火村英生と作家アリスの国名シリーズ六作目。

  • 作家アリス、国名シリーズ6作目。
    国名シリーズ全てを読んでいるわけではないのですが、短編が多い中、こちらの作品は長編ということで、以前から読みたいと思っていた作品でした。短編も悪くないんですけど、どちらかというと長編小説が好きなので、他の国名シリーズに手がのびないんですよね。あまりにも長いのは、それはそれできついけども。

    舞台はマレーの楽園キャメロン・ハイランド。

    旧友を訪ねる目的で行った旅行先で、現地青年の死体発見者となってしまいます。しかも、現場は内側からテープで目張りされ、完全な密室となっている。

    滞在時間も限られている中、死体も増え、益々事件の解決が困難になっていく状況で、探偵役の火村先生は解決に導けるのか。

    と言ったところが、作品の粗筋です。

    読了してみると、トリックに対する伏線が少ないので、想像力の豊かさが解決につながるような印象でした。「この可能性は否定されていないから、もしかしたらそうかも。でも、それを示唆するものもないな」という感じ。

    個人的に表現として面白かったのが、言葉の違いでした。

    日本語で話す人、マレー語で話す人、英語で話す人。

    旅先ではこれらの方々に話を聞くわけですが、語り手であるアリスは、英語が流暢というわけではないので、所々、聞き取り不能という表現で描かれます。

    こういうところにある種のトリック(というか錯覚?)が使われそうですけど、それは読んでのお楽しみ、ということで。

    有栖川さんの作品らしく、人物や背景も分かりやすく文章も読みやすいのでオススメですが、長編小説ということもあって少し長いので、読み慣れていない人は、他の国名シリーズを読んでみてから試してみるといいかもしれません。2作目、”スウェーデン館の謎”は同じ長編でも本作より短いですよ。

    本作品は、第56回日本推理作家協会賞を受賞したそうです。

    私にはその賞がどれだけ大変なものなのか分からないのですが、きっと読む人が読んでも良い作品、ということなのでしょう。

    ミステリファンならご一読を。

  • 火村助教授、国名シリーズ。長編。
    本巻が、国名シリーズ本家のエラリークイーン氏にオマージュを捧げていると感じたのは、私だけでしょうか。
    犯人を突き止める鍵が、エラリーならでは。

  • 大学時代の親友衛がオーナーをつとめるマレーシア高原リゾートのゲストハウスに招待された火村とアリス。
    そこで遭遇した奇妙な事件。
    遺体の胸にはナイフ、遺体はキャビネットの中、キャビネットはトレーラーハウスの中。
    そのトレーラーハウスはすべての窓にテープで目張りがされた密室状態だった。
    火村とアリスが事件解決に乗り出す。

    というはじまりで。
    冒頭部分クアラルンプールで新婚さんと一緒に(w)蛍ツアーに参加した二人の悪に関するやりとりが興味深い。
    蛍ツアーは幻想的な情景が目に浮かびました。
    この別世界で二人でいつまでもぐだぐだしゃべっていたかったんじゃないかしら、なんて思ったりして。

    いつものことながらどんどこ読み進んでしまい、トレーラーハウス内部の略図なんかもあったのに密室トリックの推理なんかを怠ってしまいました。
    アリスの描写の部分はほっとします。まともで。
    長編でしたがあっと読み。

  • 蛍の舞う中で、アリスは火村に問います。「-お前は、何と戦ってるんや?」
    そして、友人を救うため、火村の戦いがマレーで始まります。
    火村シリーズで一番好きな話です。

  • 旧友・大龍の招きでマレーの楽園、キャメロン・ハイランドを訪れた火村と有栖川。二人を迎えたのは、舞い飛ぶ蝶ならぬ「殺人の連鎖」だった。ドアや窓に内側から目張りをされた密室での犯行の嫌疑は大龍に。帰国までの数日で、火村は友人を救えるか。第56回日本推理作家協会賞に輝く、国名シリーズ第6弾。

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