マレー鉄道の謎 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062750776

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  • 第6弾
    アリスと火村が友人の大龍に会うためにマレーシアへ。 数週間前に起こった鉄道事故。その事故で仲間を亡くした会社社長の関係者がことされる事件。2人が絡むことになるが、そうでなくても大龍と接点があり、ゆくゆく絡んでいただろう事件。厄介者が死んだだけではなく、自殺か他殺か?思いの外どんどん殺人が起こるし、途中本当に大龍が犯人なのではと不安になる。 謎解きは、不意に始まり、どきどきしたまま最後まで駆け抜ける。密室のトリックはまさか過ぎるし、終わったと思ってからの引き返しがすごくて飽きずに読みきった。

  • 火村と有栖の楽しい海外旅行記!
    長編は良いですね。

    私の空間認知能力が低くてトレーラーハウスを脳内再生できなかった。
    あと横文字の名前覚えるの苦手すぎて……。

    火村先生の帰国を延期できない『大事な用』が、火村先生らしくて可愛いです。

  • 再読。

  • 長し… www.

  • 分厚さに少し慄きはしたものの、中だるみすることなく読んだ。寝落ちしまくって十日間くらいかかったけど。
    アリスと火村の掛け合いのファンとしては、最初から最後まで余すことなくたっぷりと見れてうれしかった。あと、アリス視点だからこそできる斬新な表現には笑っちゃった。
    ここまで聞き取れるなら相当英語は話せると思うけど。

    時刻表トリックものだったら無理だと思ってたので、関係なくて安心した。すごく丁寧に伏線を描き鮮やかに回収してくれるので、物語に没頭できる。あと、描写がとても美しい。蛍のシーンはうっとりとしてしまった。
    余韻が残る話が大好きなので、有栖川有栖の話はどんぴしゃ。ハウダニットより、ホワイ・フーダニットが好きなので犯人と対峙し謎を解き明かすシーンはいつもぞくぞくする。

    たしか有栖川有栖自身も、余韻が残る話が書きたいって言ってなかったっけ? どこでそのエピソード聞いたんだっけな……。

  • 異国の地で起きる殺人。ミステリの王道密室殺人。カーの鮮やかな密室とエラリーの鮮やかな推理を混ぜ合わせたような作品だった。火村・アリスコンビはやはり面白い。

  • 火村英生シリーズの長編。
    場所が海外だったこともあってか、少し読みづらかった。

  • あらすじで、嫌疑はタイロンに…って書いてあるので、そうなのかと思ってたけど…ぜんぜん違った。先入観をもって読んでしまったなぁ、…

  • (長編)国名シリーズ6火村&有栖シリーズ12
    目次
    フラッシュ・バック
    第一章  キャメロン・ハイランドへ 
    1
    2
    3
    4
    第二章  雲の影
    1
    2
    3
    4
    5
    6
    第三章  封印された死
    1
    2
    3
    4
    5
    第四章  フィールドワーキング・ホリデー
    1
    2
    3
    4
    5
    第五章  増殖する謎
    1
    2
    3
    4
    5
    6
    第六章  蓮の庭で
    1
    2
    3
    4
    5
    第七章 赦されざる者
    1
    2
    3
    4
    5
    6
    終章 夜間飛行
    1
    2
    3

    あとがき
    文庫版あとがき
    解説  鷹城 宏
    1
    2
    有栖川有栖 著作リスト

  • 今回はちょっとした旅行記みたいでミステリーとは別の楽しさがあった。
    ドアや窓に内側から目張りされた密室で男の刺殺体が発見された。
    遺書も見つかるがどこか腑に落ちない。
    自殺か他殺か。
    誰が何のためにどんな方法で密室にしたのか。
    タイムリミットの約30時間でこの謎が解けるか。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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