狐闇 (講談社文庫)

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著者 : 北森鴻
  • 講談社 (2005年5月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062750813

狐闇 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 旗師宇佐見陶子の古美術ミステリ『狐罠』の次作。蓮丈那智フィールドファイルの『凶笑面』ミクニがあそこでああなったやつはコレやったんやなぁ、としみじみつながっています。八咫烏魔境、贋作三角縁神獣鏡を中心にかなり大風呂敷でおもしろかったです。いくつかひっかかるのがなぜ村山槐多にしたんかとか、悪党のアルコール過剰摂取させて車にのせて事故をおこさせる手口ばっかりで、確かにものすごく手軽で現実味があるが、ワンパターンすぎるとか、あと猫のガスパールが魔猫すぎるとか(笑)。とにかく、ミクニはちらカメオですが那智、雅蘭堂やその他北森キャラがたくさんでてきてかなりアベンジャーズみたいな(笑)感じ。
    おもろかったです。もっそい三角縁神獣鏡が作りたくなってきました(贋作ではなくて工作です)。

  • 冬狐堂シリーズの長編。
    北森作品のオールスター登場でファンには堪らないのですが、ストーリーの結末があまりに壮大過ぎて評価に困る。
    ただ、作品に出てくる史実や史跡などは調べたところでは実存するものばかりなので、事実を組み合わせてこのレベルのフィクションに仕上げた筆力には脱帽です。

  • おもしろかったー!最初から最後までドキドキハラハラ。
    なにせ初っぱなから主人公・宇佐見陶子が、古物商の鑑札を取り上げられてどん底な雰囲気から始まります。
    狐罠のラストからのギャップがすごいので、読むなら罠→闇の順番通りに、続けてがお勧め。
    前作では話だけだった「凶面笑」の蓮丈那智、「孔雀狂想曲」の越名集治がキーパーソンとして登場します。お馴染みビアバー「香菜里屋」も。
    (蓮丈那智シリーズももう一度読み返してみようかなぁ。

    短編集は何故か2作とも文藝春秋なんですよね。

  • いろいろ順番が分からないww
    次何を読めばいいのだろう。また邪馬台にもどればいいかなw

    作品間のリンクが好きな私にしてみれば、こういうのはただただうれしい、おもしろい。

    内容自体も自分にとって興味のあることばかりで、考え方の一つとして面白味がある。

  • 冬狐堂シリーズ2作目。
    北森さんの作品、大好きなんです。
    けど、この作品はスケール広げすぎて、現実味がない印象がずっとありました。
    なち先生は、相変わらずかっこいいですね!

  • 中身がとても濃くて、満足です。うまい人の文章は行間がみちみち詰まっています。過去の作品とうまくリンクさせるなんて達人の技としか言えません。元からの構想であってもなくてもすごい。

  • 古美術界の謎。魔鏡が映し出した真相とは?幻のコレクションを巡って暗躍する古美術商たち。贋作作りの疑いをかけられて苦境に陥った若き旗師・陶子。虚実皮膜の世界には想像を絶する秘密が隠されていた!

    魔鏡を競り市で手に入れたことで、宇佐見陶子の運命は変わった。市に参加していた男が電車に飛び込んだのを皮切りに周囲で命を落とす者が続出。陶子は絵画の贋作作りの汚名を着せられ、骨董業者の鑑札を剥奪されてしまう。狡猾な罠を仕掛けたのは誰か。満身創痍の捜査行は日本の歴史の断層に迫っていく。

  • すごいな・・・次、予約しなくちゃ!!!

  • 冬狐堂シリーズ第二弾。今回もかなりハードな展開だったけれど、陰謀の話のスケールが大きくてあまり現実味はなかった。

  • 冬狐堂がぼろぼろにされる。そして異端の女性学者との共演

  • 4+
    狐と狸…と虎と狼と鴉と猫とあと何かいろんなものの化かし合いと助け合い。北森ファンにとってはある種の東映まんが祭り、オールライダー大集合。「双死神」との連携もお見事。

  • 最後がチョットわかりにくい感じを受けた。
    でも北森さんの作品は大好きです。

  •  明治政府誕生後、西郷が征韓論を唱え軍を大陸へと進めようとする。大久保、木戸などに反対されて西郷は下野するのだが、彼が夢見たことは大陸に南北朝時代に担ぎ上げられ、衰退した南朝方天皇家を国主とする国家を打ち立てることだった。天皇家に代々伝わる三種の神器、八咫鏡を巡る真実を暴こうとする骨董商に、その秘密を守ってきた一族が罠を仕掛ける。

     チンギスハーン源義経説が真剣に語られた時代のお伽噺として一笑してしまう。時代小説と骨董好きな人には受けるのではないだろうか、わたしも意外にこの手の話が好きらしい(笑

  • 解説:野間 美由紀

    一気に読めるミステリー。旗師(鑑定する人? 骨董の売買をする人?)がチベットとの同盟を結ぶために明治政府が偽造したという天皇家の銅鏡を買ってしまい、その口封じ為に酷い目に合う話。ストーリや着眼点面白いのだが、何か足りない感じがする。惜しい!という感じ。そこが北森の他の作品を読んでみたくさせる。

  • 魔鏡を競り市で手に入れたことで宇佐見陶子の運命は変わった。市に参加していた男が電車に飛び込んだのを皮切りに周囲で命を落とす者が続出。陶子は絵画の贋作作りの汚名を着せられ、骨董業者の鑑札を剥奪されてしまう。狡猾な罠を仕掛けたのは誰か?満身創痍の捜査行は日本の歴史の断層に迫っていく。

    講談社(2002.06)
    講談社文庫(2005.05)

  • シリーズ長編2作目。陶子さんがまたかなりきついお立場に。今回は助っ人がたくさん出てくれて孤軍奮闘にはならず良かった。蓮丈先生と共闘とはまた素晴らしい。似た者同志ですが、やはり那智さんのが一枚上手って感じだな。男前すぎて。終盤の忘れもの~てくだりで絶対2人デキちゃうと思った(笑)陶子さんは外面強くて親しい人にでも滅多に寄りかかったりしないけど、内面脆い部分もあって目が離せない。本筋は、背景が深すぎて現在の事件との結びつきがどれだけ説明されてもぴんと来ない。話は面白いが、大掛かり過ぎて理解を超えた。

  • 古美術や民俗学のペダントリィも面白いけど 歴史ミステリーの骨格があるのが僕のテイストに合う。 しかもその真相がとんでもないホラ話だからたまらん(なんで古代の青銅鏡の謎が征韓論の真相に行き着くんだ!?) 新本格なんてとっくに興味を失ってるけど、 北森鴻だけはいい! もっと読むぞ。

  • 冬狐堂・宇佐見陶子シリーズ第2弾

    魔鏡を競り市で手に入れたことで話が始まる。
    市に参加していた男が電車に飛び込んだのを皮切りに周囲で命を落とす者が続出。
    陶子は絵画の贋作作りの汚名を着せられ、骨董業者の鑑札を剥奪されてしまう。

    単行本で500ページを超える長さだが、ストーリーの展開、文章の巧みさで一気に読んでしまう。
    蓮杖那智シリーズ「凶笑面」の「双死神」とリンクしており、且つ
    各シリーズの主要な人物が一堂に会する豪華な内容である。

  • 狐罠の続編。
    前作を読んで雰囲気に慣れたせいか、物語りに入り込むことが出来た。こうなると勢いで読めるので楽しい。
    やはり会話の部分が多く感じられた。登場する新たなキャラクターがそれぞれに魅力的だ。ガスパールと蓮丈那智が気に入った。
    昔の出来事は連綿と現代まで続いて事件を起こす、という考え方は高田崇史のQEDを思い起こさせた。タタラやデイタラボッチの話はQEDの方が詳しい。
    個人的には市のシーンが好きなので、今回少なくて残念だった。

  • 狐罠とセットで読むといいかもね

  • 事の起こりは競り市で青銅鏡を手に入れたこと。
    しかしそれは盗品で、持ち主に返すことになるのだが、
    それはただの青銅鏡ではなかった。

    そして青銅鏡を盗んだとされる男が自殺し
    競り市の主催者から買い取った絵画が消え
    贋作を捌いているという汚名を着せられ鑑札を失う。
    更に競り市の主催者が強盗に殺された。

    確実に陶子を巻き込んで何かが動いている。
    謎が謎を呼び、更に深まる謎。
    そこに手を差し伸べ、共に戦ってくれたのは
    硝子さんであり、蓮杖那智先生であり、雅蘭堂の越名であり、
    そして癒し役で、香菜里屋の工藤も出てきます♪
    北森オールスターズ勢ぞろいです!

    魑魅魍魎の親玉級の命を掛けた化かしあい。
    裏の裏をかき、先手の更に先手を取る。
    手に汗握るサスペンスとは、このことですよ。

    すっごく面白かったです。
    本作を読むには「孔雀狂想曲」と「香菜里屋シリーズ」&
    「蓮丈那智フィールドファイルシリーズ」のうち
    1冊を読んでから入ったほうが、楽しさ倍増ですよ♪

  • 骨董品の競りを生業とする女性が事件に巻き込まれる話。

    骨董品や競りの知識が新鮮で面白かった。ただ真相を解明するうちに日本の歴史まで迫り、大風呂敷を広げて広げて広げて広げて、さあどうなる!?という所で筆者が「もう疲れた(ノ_・。)」って感じで投げ出し気味になっていた気もする。

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