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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
ボスニア紛争の勝敗を決したのはアメリカPR企業であったという驚きの内容。面白いというか、そら恐ろしい気持に。
ただ、メタメディアとして位置づけられているこのドキュメンタリーが、そのメタである所以は奈辺にあるのか。つまり、この本がまた、何らかの情報操作に加担していないという可能性は、どうやって証明されるのか。たぶんそんなことはないのだろうけど、この本がアメリカPR企業の評判を貶める「PR」でないと、誰が証明できるのだろうか…。
広告関連の仕事をしている人からお薦めされることが多かったので、気になって読んでみました。
ボスニア紛争についての感想や、ルーダー・フィン社の行った仕事についての感想を書きたくなりますが、この本についての感想にとどめます。
とても丁寧に取材された跡のみえる内容で、ドキュメンタリーの真髄、という感じがしました。
言葉も慎重に、かつわかりやすく書かれており、細部にわたって興味深く読むことができました。
この本の元となったドキュメンタリー番組のほうもぜひ観てみたいです。
書き方がすごく上手いので、ドキュメントなんだけど小説のように読めます。数人の仕掛け人が仕事だからという理由で世界を変えた(のかもしれない)と考えると、PRってすごくわくわくするし怖いな、と思いました。
講談社ノンフィクション賞・新潮ドキュメント賞受賞作。アメリカの広報会社の脚本・演出によって「作られた」表象戦争としてのボスニア紛争についての抑制的で丹念な調査報道のドキュメント。葛藤と紛争が頻発する世界の中で、いかに「存在感」を訴求するか。冷戦崩壊後、冷戦によって担保されていた世界の「物語の構図」が壊れたあと、やたらにこうした「インテリジェンス」系の話を聞くことが多くなった。そして、その枕詞のよ... 続きを読む »
PRというものの強大さが分かる。
PR会社によって広められたバズワードとして「民族浄化」が挙げられているけれど、これ地理の授業でならったもの。
本には、大統領との会談を設定した、とかスケールの大きい話も沢山あるけれど、一番肝になったのは「ボスニアファックス通信」というメディアと政官界向けのニュース配信システムなんじゃないかなと思った。
にしてもすごい。多くのアメリカ人が地図でどこかも分かんなかった位関心のない所に結局、軍事行動を起こさせている訳だから。
日本のPRもこの人たちに頼みたいよ。。。
あと、タイトルも秀逸。
「戦争広告代理店」読んだ。http://t.co/9ol9tlfQ おーもしろかった!ボスニアの独立紛争を内紛にするか国際戦争するかを熟慮した末に後者を選択した国家首脳陣が、米国のPR会社と契約し情報操作と巧みなメディア演出によって国際世論を味方につける(つづく バズワードの流布、語義の巧みな摺り替えと人々の意識への自然な刷り込み、一部の事実を利用した全体印象操作などなど。美丈夫のボスニア外... 続きを読む »
民族闘争を1つの商品みたく扱うPR会社が恐ろしくも面白い。まさかPR会社(の中の3人のチーム)による情報戦略が国際世論を動かし戦争の行方すら左右するとは。
ボスニアの外務相やPRの仕掛け人ハーフの手の平で転がされる人たちはまるで滑稽だが、実際に自分が当時の社会の一員として、ボスニア紛争を新聞やニュースで見聞きする立場にいたら、きっとセルビア人に憤りを感じボスニア人を支援すべきという論調に乗ったのではないかと思う。利用されたと実感することだってないのかもしれない。
情報は水のように湧いて流れるものではなく、人の目と手を介さずには存在しないものなのだということを強く感じた。この認識は常に持っていたい。
否応なく、世界はPR戦争の波に飲み込まれる、だとしても。PR自体の善悪を断ずることはできない、だとしても。 小鳥ピヨピヨでいちるさんがオススメしてたので図書館で借りて読んだ。 1990年代のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争において、アメリカの民間PR企業が、如何に世論を動かし、如何に紛争に影響を与えたかを描くノンフィクション。セルビア・モンテネグロとの紛争に際して、ボスニアはアメリカのPR企業の力を... 続きを読む »
1992-1995 ボスニア紛争での情報戦の内幕を著者の取材にもとづき記しているドキュメンタリ。
「喧嘩」というものは時に両者互いに悪かったりする。むしろそういうことがほとんどだと思う。
また、第三者からすると、内情や事実がよくみえてこなかったりするものだ。
いかにして世論を味方にし、相手を貶めるか。ボスニア紛争において、「PR」がどう関わって情報と人の心理を操作したか、が非常に興味深かった。
ボスニア内戦の話。 互いが互い、どちらに非があるのかわからないような状況。 それでも、かたやアメリカのPR会社と契約、国際世論に訴えるすべを得、かたや自然と真実が明らかになると大きく構えていた結果。 セルビア人主体のユーゴスラビアは悪名高いミロシェビッチに代表されるような極悪のイメージを作られ、国連から追放、コソボ紛争ではNATOに空爆まで受ける。モスレム人主体のボスニアは独立を勝ち取り美し... 続きを読む »
1990年代前半、複雑な多民族国家を形成していた旧ユーゴスラビア連邦は連邦内の共和国が次々と独立、連邦崩壊の危機を迎えていた。そんな中ボスニア・ヘルツェゴビナが独立を宣言、ボスニア紛争が勃発する。 それは単なる独立紛争というだけではなく、ボスニア国内でも様々な民族が対立する泥沼の戦いだった。出口の見えない惨劇の中、ボスニア政府は状況打開の一手を打つ。それはアメリカの大手PR会社ルーダー・フ... 続きを読む »
非常に恐ろしい内容。
PRの発祥は政治であるという事を恐ろしいほどに感じた。
PRの奥深さ、破壊力、巻き込み力、など、PRに魅力を感じる反面、日常生活における情報を見抜く力、裁く力が必要であると痛感させられる良書。
PRの本質を知る本としても適している。
PRのうまさとか戦略ってものすごく影響力があるのだとわかる。広告ビジネスが、国際世論を巻き込んで情勢変えて行くのですもの。資金力とかイメージで戦争の状況がかわるということがわかる本。こんな裏側があったとは当時まったく知りませんでした。
分かりやすい文章に息もつかせぬ展開で一気に読んでしまった。 アメリカのPR会社がいかにして双方に非のあるユーゴスラビアの民族紛争において、セルビアのみに悪のレッテルを貼っていったか、について丹念に取材した成果が綴られている。 テレビ向けのインパクトあるが中味のないキーワードを多用したり、衝撃的な画像を使ったりすることで、マスコミの関心を得て、大衆の心をつかむさまに恐怖の連続だった。この恐怖の源は何... 続きを読む »
タイトルから広告代理店が戦争のプロパガンダを担ったドキュメントかと思ったが、正確には紛争の中での情報戦争に、PR会社がどう関わったのか、について。かなり硬派なドキュメント。 ボスニア紛争において、セルビアが国連から追放されるまで、つまり国際社会から悪の国家という「レッテル」を貼られるまで、背景に何があったのか。メディアの招聘からリリースの配布、さらにはバズワードを生み出し、最終的には国連で大統領... 続きを読む »
恥ずかしながら、国家から仕事を受けて、「外交」をするPR会社なんてものが、世の中に存在すること自体初めて知りました・・・。
戦争の影でこんなことが行われていたとは。。。ユーゴスラビアは悪の帝国、とか普通に思ってたし・・・ちゃんと考えれば、そんな一方的なことがあるわけないよな・・・。
こんなのは、良心とか、倫理とか、まったく無視した世界だけど、これが現実の人間の仕業なんだな。。。うーーむ。
それから、本の内容も衝撃的でしたが、これをここまで丹念に調べてまとめた高木さんという人もすごい。『大仏破壊』も読んでみます。
今や民意や世論の同意なしには戦争をすることができなくなりました。ではその民意や世論にはどれほどの正当性があるのか。本書はこの問題に関する衝撃のドキュメントです。
紛争の片当事者の依頼を受けた広告代理店によって作られた民衆の意思は、やがてNATO諸国の政府を動かし武力介入へ至る道筋を作ります。
本書を読むと、民意や世論というものがいかに危ういものかということがよくわかります。
2011 5/7読了。Amazonで購入。
『伊藤計劃記録 第弐位相』で言及されていたのを見て、興味を持って読んだ。
ユーゴ紛争におけるPR戦と、その中でボスニア・ヘルツェゴビナ側について国際世論を決定づけた米PR企業に関するドキュメンタリー。
ボスニア・ヘルツェゴビナの外交戦略をほぼ一手に引き受けるような民間企業の存在と、その活動が世論を方向付けていく描写が興味深い。
紛争開始後、一度も自国入りしていない外相と民間企業社員の米国内における活動によって現地を見てきた人間の発言すらメディアから批判を受ける・・・という。
「民族浄化」という言葉すら当該企業社員が発掘してきて広めた、というのだから恐ろしい。
面白かったので著者の他のノンフィクションも見てみようかな・・・

非常に面白い。
一気に読んでしまった。
いやーそれにしても、米国はあっさりと政治にもPRスペシャリストをずっと使ってプロモートしてきたのね、しかも長い間・・・
広告代理店に翻弄され一線を越え...






