地球を肴に飲む男 (講談社文庫 こ 68-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062751292

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  • 読書録「地球を肴に飲む男」3

    著者 小泉武夫
    出版 講談社

    P135より引用
    “口に入れたときにはまだ硬さがあって噛むだけなんですけれど
    も、そのうちにトロリトロリと解け出して参りまして、次第にネ
    ットリムニュムニュって感じになってきます。”

     発酵学者である著者による、世界中を周って食べて飲んだ話を
    まとめたエッセイ集。
    目次から抜粋引用
    “愉快な酒は豪快な人生から
     虫を肴に酒を飲る
     魚は最高の肴である
     黒い酒黒い魚
     エビスキー氏の自慢話”
     歓楽街での話からジャガイモについてまで、著者の酒と肴への
    愛情あふれる様子が書かれています。

     上記の引用は、ラオスでの話の一文。
    ネズミの燻製についての感想ですが、なかなか美味しそうです。
    今日本では食材として一般的ではありませんが、ネズミは昔から
    よく食べられたタンパク源のようです。モルモットも原産地では
    食用だと、どこかで読んだ気がします。そういえば「テルマエ・
    ロマエ」の6巻で、ヤマネを食べるシーンがあったようにも記憶し
    ています。ねずみ算式に増殖するのだから、これから日本でも有
    望な食材になるかもしれませんね。

    ーーーーー

  • 豪快!愉快!出てくる出てくる珍味と先生の語り口がおもしろかった。

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著者プロフィール

小泉武夫(こいずみ・たけお):1943年、福島県の造り酒屋に生まれる。東京農業大学名誉教授。専門は醸造学・発酵学・食文化論。専門的な話を、分かりやすく伝える達人。また食の未来を中心に、日本が抱える多くの大問題に挑んでいることから、「箸(★正字)を持った憂国の士」と評される。140冊を超える著作があり、小説も『猟師の肉は腐らない』、『魚は粗がいちばん旨い』など、専門的な知識に裏付けられた独自の作品が多数ある。


「2023年 『熊の肉には飴があう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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