タイムスリップ森鴎外 タイムスリップシリーズ第1作 (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062751384

感想・レビュー・書評

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  • 鯨さんの作品は好きなのが多いです。
    とんでもない発想をちゃんとつじつま合わせてミステリーにしちゃうところがすごい!といつも感心。
    リアリティーがないとか、けしからん!とか堅いこと抜きに、軽いノリを楽しみましょう♪

  • そのまんま、森鴎外がタイムトリップして平成の世の中に来てしまうお話し。
    鴎外の順応の早さにはびっくりだけど、色々な文豪の話なんかが出てきて面白かった。
    ただ、ストーリーは途中から強引過ぎて、思い込み激しすぎるだろーとツッコミを入れたくなる。

  • 期待せずにひょいと買って読んだのですが、意外とおもしろかったね!奇天烈やなぁ実に奇天烈だぁって思いながら読んでたらいつの間にか終わってたよ。
    読んでみたい小説がたくさん出てきたので、それを買いにいくよ。タイムマシンでね。

  • タイムスリップシリーズ第1作目。現代に森鴎外がタイムスリップしたらという話。現代に対応していこうとする森鴎外がかわいく思えた。そしてとんでもなくアクティブ。マックでハンバーガー食べたり、ジムに通ったり、ラッパーになったりと、なんでも収得しようとする森鴎外の好奇心に笑ってしまった。でもこういう好奇心を持っているひとが、その経験を活かしていい作品を書いたりするのかもしれないね。
    こじつけに思えるところはたしかにあるけども、それでもやっぱりおもしろい。きちっとした歴史ものがすきなひとには向いていないけれど、こういうメタ歴史ものがすきなひとには気軽に読めていいのかもしれない。

    (389P)

  • タイムスリップネタを用いた鯨統一郎独特のペースのタイムスリップシリーズ第一弾!!

    この本が面白いと思える人は鯨作品と相性が良いはず。

    どんどん鯨ワールドにのめりこんで行こう。

  • この人の本、前にも読んだ気がするんだけど、思い出せません。

    ストーリーが面白いです。
    森鴎外がタイムスリップして現代の渋谷に来ちゃうところから始まって。
    助けてもらったのが、現役女子高生。
    ギャルなんですよ。
    モリリンって名前にされちゃう。
    でも、大正11年に生きてた人が、現代に来ちゃうとこうなっちゃいます?っていうのが、読んでてほんと、面白かった。

    歴史が違ってきてしまうのをどう描くのか?と思ってたら、ありがちな展開だったので、そこはなーんだって気はしましたけど、それが気にならなくなるくらい、面白かったです。
    歴史というか、森鴎外の勉強にもなったし。
    ジオシティーズとか出てきちゃうのが、親近感ありました。

  • さくっと読めました。

    文豪森鴎外が現代の渋谷に。で、意外と順応してしまったりして。
    気難しそうな文章を書く森鴎外、本当はどんな人だったんでしょうか。モリリンみたいな人だったのかなあ。

  • 大正11年7月・・・。
    森林太郎こと森鷗外は、急速な体力の衰えを感じさせられてた。
    誰かが自分を毒殺しようとしてるのでは・・・。
    人の出入りの激しい自宅を人目に付かないように夜に出て行った鷗外は、渋谷町の宿を目指す。
    田園風景が広がる渋谷町を道玄坂の崖の上から見てると突然人に襲われる。
    崖から落ちた鷗外は意識を失う。
    目覚めたらビルが聳え立つ摩天楼。
    金髪の日本語を話す若者にぶつかり成り行きで袋叩きにされてしまう。
    若者がナイフを取り出した時、外国の軍服の様な制服を着た金髪の少女うららに助けられた。
    森鷗外は、大正11年から平成14年にタイムスリップしてしまったのだ。
    うららの友人達の力を借りて現代に馴染もうとする森鷗外。
    元の時代に戻る方法を探す鷗外だったが、そのうちに文学史上の大疑問にぶちあたる。
    現代に溶け込んでいく鷗外だったが、謎の影が鷗外に付きまとう。
    鷗外を狙う人とは?
    意外な犯人の名が浮きあがる・・。

    と、言う事でありえないような話になってます。
    でもこういう話は、読みやすいです。
    笑えるSFミステリーと言う所でしょうか?

  • とても楽しく一気に読めたが、オチがイマイチ・・・。

    読了直後にモリリンのそっくりさん見かけてびっくりした(笑)

  • 2005年、サンノゼの紀伊国屋で購入。$9.70であった。

著者プロフィール

鯨統一郎
一九九八年、『邪馬台国はどこですか?』でデビュー。大胆な歴史解釈から、日本の常識を覆す独自の作品が話題を呼ぶ。以来、歴史だけではなく幅広い題材を用いて、次々と推理小説を発表している。著書に「喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿」シリーズ、「ハウスワーク代行・亜美の日記」シリーズ、「女子大生桜川東子の推理」シリーズ、「歴女美人探偵アルキメデス」シリーズ、『タイムメール』『女子大生つぐみと古事記の謎』『作家で十年いきのびる方法』など多数。

「2022年 『カルトからの大脱出』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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