朽ちる散る落ちる (講談社文庫)

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著者 : 森博嗣
  • 講談社 (2005年7月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062751391

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朽ちる散る落ちる (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 約10年前に読んで以来の再読。

    Vシリーズ9作目。

    正直に言って、あまりグッとこなかった。
    スケールが大きすぎるからなのか、
    キーパーソンの多くが死んでるからなのか。
    何となく、ワクワクしないまま終わった感じ。

    まぁ、主要登場人物同士の会話は、
    相変わらず楽しませてくれるので、
    これはこれで、安心して楽しめる。

  • へっ君のイニシャル、S・Sに、犀川草平?!と反応してしまった。瀬在丸紅子はV・Cがイニシャルなのに、何故へっくんはS???謎。

    高3の時に読んだなあ短編。すっっごく懐かしい。あれ、れんちゃんだったのかあ。もう一回読み直そ。

    いやー最後の保呂草さん素敵やんーしこさんの関西弁がうつるー



    結局のところ、空には何もない。
    だから、空なのである。

    そうやって、自分の意見に対する反論を持っていることが、強力な意見の条件だと思う。

    正しい、というのは、そちらの方が強い、という意味に限りなく近い。

  • Vシリーズ第9弾。
    六人の超音波科学者の続きですね。
    いつものように、いつの間にか土井超音波研究所の
    地下の捜索に同行することになったメインキャラの面々。
    しかし、有人衛星での殺人事件にテロリストまで出てきて
    更に地下での捜査では、奇妙な遺体が発見されて、
    何がどうしてどうなったぁ~??って話だけど
    まぁ~強引にまとめたって感じかな?
    へっ君のことで取り乱した紅子さんの母性に、
    ますます惚れましたぁ~
    ただ、練ちゃんのことがもう少し知りたかったなぁ~

  • まさか今作を飛ばして読んでいたとは。本当に悔やまれる。開いた時に見取り図が一緒だったから同じ本を買ったのかと勘違いして赤緑黒白を読んでしまった。あほう。

  • 相変わらず森博嗣の作品は良い。
    今回は保呂草さん災難でしたが
    いいキャラしてるなぁ☆
    何げに今回は森川くんいい味だしてました。
    密室トリックも個人的には好きやったし☆いい作品だ。

  • 「V」シリーズ。
    あと一作で完結だそうです。

    「六人の超音波科学者」のすぐ後のお話で、事件の舞台は超音波研究所の地下になっています。
    「六人の超音波科学者」を読まなくても話は通じると思います。
    どちらかといえば、短編集に収録されていたれんちゃん初登場の話が関連していますね。
    当作中でも、説明はされています。

    事件に関しては入り組んでいるので、理解することは放棄しました。
    トリックは何とか飲み込めましたが、「面倒くさいことをしやがって」と思いました。

    これまでのシリーズ作に比べて、へっくんが出ています。
    チラホラと「あの方かしら」というヒントが散らばっています。
    あんな環境で育てば、色々な自分が出てくるだろうよ。
    「お母様、お父様」と呼んでいたのね。

    保呂草は各務に呼び出されていて、「超音波研究所で何かを見つけて来い」と言われる。
    その時、各務は女性を連れていたが、後に重要な人物だと知る。

    一方、紅子は小田原氏から「周防教授に会って話をするように」と言われた。
    小田原氏の言う通りにすると、極秘情報の事件を聞かされる。

    帰還した有人衛星に乗っていた人間達が全員殺されていたという内容だった。
    犯人は誰なのか、逃げたとすればどんな方法を取ったのか。

    紅子達は再び、超音波研究所に向かう。
    「事件の立会い」という意味合いもあったが、保呂草の誘導もあったからだ。

    地下で死体を発見する。
    死体は強い衝撃を受けていた。
    密室状態だったので、自殺か他殺かは分からない。
    自殺ならば、どんな方法を取ったのかが不明である。
    他殺の場合、内側の扉はガッチリ鎖で固定されていたし、隠し通路はないので犯人は逃げられない。

    周防教授は、例の事件に関するファイルを侵入者に奪われてしまう。
    顔を見たらしく、「れんちゃんが犯人だ」と主張する。

    周防教授が侵入者に襲われた時間、れんちゃんは超音波研究所にいたので犯人では有り得ない。
    このことによって、「纐纈苑子がファイルを奪ったのだろう」と判明する。

    苑子はれんちゃんと顔が似ていて、以前、纐纈氏に「孫娘の代わりになって欲しい」と頼まれたことがあった。
    纐纈氏は亡くなっていて、れんちゃんは一度、苑子と会っている。
    このエピソードは、短編集で詳しく書いてあります。
    あの話がここでリンクするとは思いませんでした。

    苑子は地下室で亡くなったテロリストの妻だった。
    テロリストの藤井は、衛星の殺人事件の組織に関係していた。

    事件のオチは、ハッキリ言って拍子抜けです。
    「犯人は逃げました」って、オイ。

    藤井は自殺で、地下室に遠心力が働く仕掛けがされてありました。
    大掛かりなトリックです。
    妙に風船が気になりましたが、あれはヒントだったのね。

    事件とは全く関係のない「森川くんとれんちゃんのデート」とか「しこちゃんとれんちゃんのキャッチボール」とか「へっくん失踪」とかが面白かったです。
    「瀬在丸のイニシャルはSでいいじゃないの」と思いました。
    この件に関しては、へっくんの名字が「瀬在丸ではない」と分かるヒントらしいですが。
    あの名前のあだなで「へっくん」は強引ではないかね。
    普通は「そうくん」か「そうちゃん」だよなあ。

  • 3
    6人の超音波科学者のその後の話。土井超音波研究所の地下に隠された謎の施設で発見された死体の謎を解いていく話。
    計算式を使った解説が森博嗣らしい。まあまあ面白い。

  • Vシリーズ9作目。
    『六人の超音波科学者』の続編という感じの今作は、あの謎だった開かずの地下室を強引に開けたところか始まります。
    紅子は紹介者だった小田原長治の元へ事の顛末を報告に行き、N大のとある教授に会いに行くように言われます。そこで聞いた突拍子もない話はいったいどんな伏線になるのかと思いきや、これまた壮大な国際的にもやばい話に。
    地下室から出てきた一つの死体の正体は、練無そっくりの人物やここでようやく出てきた纐纈氏とのかかわりも含めてなるほどと納得しました。
    今回紅子の子どもとその父親である林との遭遇もありましたが、愛情は確かにあるのにあまりにも素っ気ない。お互いに距離を保ったまま通称へっ君は大人になってしまうのでしょうかね。

  • Vシリーズ9作目
    再登場する土井超音波研究所の地下に隠された謎の施設。出入り不可能な地下密室で死体が発見される。
    こちらも再登場する数学者、小田原の示唆により紅子は周防教授に会い、地球に帰還した有人衛星の乗組員が殺されていたと語る。
    地下密室と宇宙の話にどう繋がるのかが気になったが、小鳥遊くんの過去も絡む複雑な話でした。でも、複雑にしていたのはわたしの好奇心の問題で後半スーッと流れる?納得させられました。まあ、後半は再度読み直しましたけど。
    今回も最後が良かった。

  • Vシリーズ⑨

    ・『六人の超音波科学者』の続編で、土井超音波研究所の秘密が解明される。
    ・宇宙規模での密室空間が舞台で、スケールが大きすぎる。
    ・『気さくなお人形、19歳』を予め読むと、更に小鳥遊くんと、纐纈家との過去が分かる。
    ・スペースシャトルの謎と、密室死体の謎を解く紅子の頭の回転の速さには感服。
    ・へっ君の誘拐騒ぎで、林さんの息子への愛を再確認した。

  • シリーズも終盤なので、いろいろな謎が徐々に明かされてきている感じ。壮大なスケールの大掛かりなトリックは嫌いじゃない。やり過ぎると着いていけなくなるので、その加減が難しいんですけどね。しかし、練無の背景が気になる。短編を先に読んでおくべきだったか。「魔剣天翔」とかもそうだけど、普段底抜けに明るいキャラクターなので、ギャップが効いてくる。

  • 【あらすじ】
    土井超音波研究所の地下に隠された謎の施設。絶対に出入り不可能な地下密室で奇妙な状態の死体が発見された。一方、数学者・小田原の示唆により紅子は周防教授に会う。彼は、地球に帰還した有人衛星の乗組員全員が殺されていたと語った。空前の地下密室と前代未聞の宇宙密室の秘密を暴くVシリーズ第9作。
    【感想】
    前作の続きとも言える関連作。この話の中で出てきた、宇宙で起こった信じられないような殺人事件をきっかけに、他の事件も起こる。今回はいろいろと壮大なトリックだったり、大掛かりなことが多かったりと、とにかくビッグな話だった。少しSFチックなところさえ感じさせるものがあった。研究所の地下にあった謎の白骨死体。その謎のトリックがいくら考えてもわたしには全然皆目見当がつかなかったから、紅子さんがいつものごとく、謎を解き明かしていく様を見ているのが気持ち良かった。そしてこちらもいつものごとく、紅子さんと祖父江さん、そして林さんの三人の関係性も興味津々だなと思った。

  • 六人の超音波科学者で、あれ?一つ伏線回収していないなぁ・・・
    とずっと気になっていたのが、ここへ来て回収!
    あぁ、とてもスッキリした(*^-^*)

    森先生の作品は密室が多いが、よくもこんなにたくさん思いつくものだなぁと感心してしまう。
    萌絵ちゃんのシリーズより、こちらのシリーズの方が登場人物が好きだなぁ。まるでマンガを読んでいるかのように、鮮やかに想像できる(*^-^*)

  • vシリーズ9作目。ここまで来たかーというのが本音。

    今回は紅子さん大活躍&れんちゃんの男らしさ&ラストに全て持って行く保呂草、だと思います(笑)

    れんちゃん、かっこいいなー。vシリーズ男子メンバーではダントツ。
    あ、でも保呂草さんも好き。キメるとこはキメてくれるしね。

    それに対しての林さんよ。
    ほんとにどこがいいのかさっぱりわからないんだけど。わからないまま9冊も読んだわ。
    最終巻で彼の魅力がわかるんやろうか……。

  • 謎よりもへっ君の気持ちを考えたらたまらなくなる。
    いつも落ち着いた子の印象だったけど大人の事情にあわせているのがわかったから。
    本当に危ういところを漂う人間関係なんだなぁ。
    どんな結論に導かれるのか見守りたい。

  •  診察を待つ間に読もうと携帯した『朽ちる散る落ちる』。病院の待合室で頁を開いた時、土井超音波研究所の見取り図が見えたので、誤って『六人の超音波科学者』を持って来てしまったかと驚いた^^;

     Vシリーズもいよいよ9巻目に入り、最初は違和感を感じた登場人物のキャラクターも何とかつかめたのか、最初の頃よりもリラックスして読めるようになりました。あまり大きなうねりを感じませんが、結末に向かって盛り上がりを見せてくれるのでしょうか(^^♪

     密室を作るために人里離れた場所に建設されたかのようにすら感じる「土井超音波研究所」。その研究所の地下に封印された秘密とは何か(・・? 周防教授が独り言か寝言だったことにして欲しいと前置きして語った話に隠された真実は何か? 

     仕掛けが明かされるトリックと、明かされぬまま放置される謎、森先生の作品に立ち向かう時「誰が、何のために、どのようにして」という普通のミステリーに挑む時の心構えは、全く用を成しません。読者は、答えの記述されていない謎を発見した時、自らのミステリィが開幕したことを知るのです。

     それにしても、Vシリーズの警察は、リアリティがないですね(・_・;)

  • 舞台は「六人の超音波科学者」でも出てくる研究所。
    あの作品を読んだ時、あれだけ地下室の存在を匂わせておいて終わり方があんなもんなのかと思っていたけれども、それは今作に繋がるということだったのね。

    解説の方が書いていらっしゃったが、このシリーズに限らず森ミステリィのシリーズは単品で完結するものではないのだと改めて感じた。
    終了はするんだけれども、以前の作品の所々に潜まれた伏線が(伏線と思っていなかったものも含める)、後の作品にて少しずつ少しずつ見えてくる…このワクワクは森ミステリィファンには堪らない。

    今回の舞台である宇宙と地下、まさか繋がりがない訳にだろうと思っていたけれど、そうやって繋がっていたのか。途中から薄々と感づいてはいたが、本当にそうだとは思わなかった。

    作品のタイトル「朽ちる散る落ちる」
    これは今回のミステリィを如実に表していたのね。



    最後に、私には林さんの魅力がさっぱり分かりません。
    これは、いつか分かる時が来るのかしら…

  • 再び登場の舞台、超音波科学者たちの施設。森博嗣らしい大掛かりなトリックが明らかになる終盤は読んでいて楽しい。そして前回の登場から仄めかされていた練撫の過去との繋がり。森博嗣の短編「地球儀のスライス」に登場するこの物語と繋がる一作品を読んでいると、より楽しめる。想像以上に絡み合った人間関係の糸が解けるが、もろもろ読み直したくもなった。

  • 地下深くにある秘密の部屋、密封された部屋。
    その密室から朽ち果てた死体が出てきた。
    彼は自殺したのか、他殺だったのか。
    宇宙で起きた殺人が奇妙な形で繋がってくる。
    暗躍する力の動き
    力の流れ
    その流れの向きを知ったとき見えてくる、この事件の意外な着地点。

    シンプルでシャープでスパイシィな瀬在丸紅子のVシリーズ9作目。

  • 「笑わない数学者」や「月は幽咽のデバイス」を彷彿とさせるトリックに多少拍子抜けはするものの、勢いで読み進みました。
    設定された舞台の陰鬱な様子に惹き込まれます。

    漫画版「黒猫の三角」に、このお話に繋がるビジュアルが入っているので、そちらも見ておくと視覚的に楽しいかもしれません。
    小鳥遊君て紫子さんと話しているとあっけらかんとした印象を抱くのですけれど、その実、とても優しい青年ですよね。

  • 最初ページ開いて「あれ?読んだことあるやつ借りちゃった?」と焦ったんだけど、超音波研究所の1週間後の話だったようで。
    今回はすごーくスケールの大きな話。

    10年前に読んだはずなのに、全く記憶に残っていない。。

    さて、次はいよいよシリーズ最後の作品!
    四季までいっきに駆け抜けるよーー!

  • 【内容(「BOOK」データベースより)
    土井超音波研究所の地下に隠された謎の施設。絶対に出入り不可能な地下密室で奇妙な状態の死体が発見された。一方、数学者・小田原の示唆により紅子は周防教授に会う。彼は、地球に帰還した有人衛星の乗組員全員が殺されていたと語った。空前の地下密室と前代未聞の宇宙密室の秘密を暴くVシリーズ第9作。】

    再読。
    クライマックスに近づく感じ。

    面白いシーンが多かった。
    林さんとへっくんとか、紅子さんと組織の人間とか。

  • この作品自体には大きな衝撃を受けなかったが、シリーズが終わりに近づいている高揚感があったのでスラスラ読めた。個人的にだが、読むのに苦労したVシリーズもあと一作。はやく読みたい。

  • 「六人の超音波科学者」で持ち越していた疑問が解けました。練無くんを見て、あの科学者たちが意味ありげに見ていたこと、もしかして彼だけ首を絞められたのもそうだったのかな?と思いました。
    また、あの研究所の地下に何があるのか、はっきりしていなかったので、きっとあとからまた物語を書こうと思っていたのですね。
    さすが作者。
    広がるなぁ~。
    それにしてもその地下の話とNASAにまで話が広がるとどう接点があるのか?と想像できなかったのですが、なるほどな~と思いました。
    各務さんも本当に謎の女ですね。
    いろんな怪しいところに絡んでくる。

    さて、次は最後です。
    できれば林さんと紅子さんたちの関係が分かるといいな。謎ですからね、ずっと。
    保呂草さんもどうなるのか。
    あの人は変わらないのかな?
    萌絵ちゃんとのからみもあるし。
    あ~、次の1冊で謎が解けるのかしら?

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朽ちる散る落ちる (講談社文庫)の作品紹介

土井超音波研究所の地下に隠された謎の施設。絶対に出入り不可能な地下密室で奇妙な状態の死体が発見された。一方、数学者・小田原の示唆により紅子は周防教授に会う。彼は、地球に帰還した有人衛星の乗組員全員が殺されていたと語った。空前の地下密室と前代未聞の宇宙密室の秘密を暴くVシリーズ第9作。

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