分冊文庫版 狂骨の夢 中 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062751575

作品紹介・あらすじ

「あなたの夢こそ鍵になるでしょうね」。京極堂は刑事・木場とともに店の敷居を跨いだ降旗にそう言った。逗子湾に浮かぶ金色の髑髏、葉山の山中で起きた男女集団自決に絡まり縺れるようにして殺された老作家・宇多川。やはり犯人は朱美か?目撃された「復員服の男」とは何者なのか?謎は謎を呼ぶ。

感想・レビュー・書評

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  • 体調不良のボンヤリした頭で読み進めてしまったため、
    きっと感想もパッとしないはず。

    元精神科医の降旗のウジウジに辟易とする。
    関口には可愛さすら覚えているというのに。
    この違いは何だ。

    終盤にようやく京極堂が登場。
    ここから佳境へと入る。下巻へ。

  • 感想は下巻に。

  • 鵼の碑刊行記念に再読。
    降旗と関口で倍鬱々とする。この辺から榎木津が絶好調に。下巻へ。

  • 京極夏彦の和風ミステリー『狂骨の夢』、分冊文庫版の中巻。

    逗子湾に"金色に光る髑髏"が浮かんでいるとの複数の目撃情報が上がる「金色髑髏事件」と、その後、逗子海岸で発見される身元不明の生首。葉山の二子山山中で、集団自殺を果たしたと思われる、純白の死に装束を着た男5人と女5人の遺体が発見される「二子山集団自殺事件」。そして、老小説家・宇田川が殺害され、妻・朱美が容疑者として逮捕される。
    「二子山集団自殺事件」で自殺した身元不明者の捜査をする刑事・木場。宇田川が殺害される直前、朱美の先夫殺しの告白と、それが原因と思われる神経症について、彼から相談を受けていた小説家・関口。牧師・白丘から、"髑髏"にまつわる過去の不可思議な体験について聞かされた、己自身も"髑髏"にまつわる夢に悩む元精神神経科医・降旗。再び訪れた逗子で、警察に連行される朱美の姿を目撃する遊民・伊佐間。逗子近辺で発生している奇妙な事件に三者三様、間接的に関わる者達。彼らが集う先は示し合わさずとも同じ、眩暈坂の上にある古本屋―――「京極堂」。

    一見して関係性を見出すことが難しい過去・現在の事件。それら全てが連関していると結論付ける京極堂。果たしてその真相とは―――。

  • 再読。感想は下巻を読み終わってから。

  • 関口の悪い予感はあたり、事件は起きてしまいます。やっと京極堂が登場し、いよいよ事件の解明へと向かうのかしら。あぁ、早く私もスッキリしたい。どんな風にこの不思議な事柄に説明をつけるのかなぁ。

  • 兵役を拒否して逃亡&殺された元夫のリアル訪問におびえる朱美さんは、今の事実上の旦那さんである文学界の重鎮である宇多川さん殺害容疑で逮捕されちゃった。

    なんで~?ってことで、いつものメンバー+新登場の濃い
    ~面々が大忙し。

    金色髑髏事件と逗子湾生首事件と二子山集団自殺事件と朱美さんの元夫である兵役忌避者猟奇殺人事件の登場人物が共通してるってことがわかって、いよいよ神奈川の警察屋さんも合同捜査本部を作って本気を出したっぽい。

    この巻は物語を解決するネタがいろいろ出てくる巻でした。
    そういった意味ではわくわく感はそれほどなく、淡々と読み進めた感じ。

    最終巻に期待しよう♪

  • 感想は、下巻にて。

  • やっぱり面白い。
    でも仏教とか少し難しい。そして三巻はさすがに長い…。

  • 木場と同様に私も置いて行かれた

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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