LAST (ラスト) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062751773

感想・レビュー・書評

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  • 普通。そこまでダークにも感じないのは想像力の無さなのかな?

  • 最低な人生、人生のどん底とはこのこと。このような世界に棲む人々がいることは私にとって未知の世界だったし、借金や人間の恐ろしさを知った。私はつまらぬことでクヨクヨしてたが、世の中にはこのような人々もいて成り立っていることを忘れてはならない。

  • 何がきっかけで人生を転落するかは誰もわかりません。

  • 石田衣良さんの本は合うのと合わないのがあるんだけど
    これは「合う」ほうだった。
    内容はダークだけどなんかスイスイ読めた。
    なんか古臭い感じもしたけど雰囲気がどの話も同じで
    まとまりがあると思った。

  • 様々なLAST。
    読んでいて苦しいのですが、読むのを止めることもできず・・・。

  • 当時付き合ってた人が貸してくれた。
    お互い読んだ本の感想を報告したり、時には討論してみたり、とても良い関係だった。

    この本の感想を彼に聞かれて私は、“どのお話も、まだ完全にはラストじゃないよね。私はちょっと納得できないかも。”って答えた。
    そしたら彼は、“まだ完全には終わってない、そこがいいんだと思うよ。”
    って笑って教えてくれた。

    当時は納得できなかった私も、6年たってやっと彼の言葉に肯ける。
    1歳しか違わないのに、彼は私よりもずっとずっと大人だった。

  • 人生のどん底に追い詰められた人たちの「LAST」を描いた短編集

    借金に追われる人、性の倒錯者、殺人者、ホームレス・・・
    さまざまな『ギリギリ』の行きつく先。

    暗いです

  • とってもダークな小説でした。とくに最初の短編は希望がなくて怖かった。
    『LAST』という題名の意味はとても思いです。

    お金には気をつけよう。


  • 「LAST」 石田衣良

    読んでいて、ぎしぎしと心がきしむように苦しかった。
    これも短編集なのですが、出てくる人すべてが、人生のどん底に追い詰められた人たち。
    読破後の心境はただただ重いものでした。
    「重い短編集」だと宣伝してたから分かって買ったけど!!!
    特に「ラストシュート」は人身売買の話だったので、読んでいて辛くて辛くてしょうがなかった…。
    私自身は、希望も見出せなかったので今後多分読むことがないだろうなー。と思いながら本棚にしまいました。
    でもその中の「ラストコール」は、話の流れがとてもすばらしいな。と感じました。(結末はかなり重いですが。)

  • 色んなLASTが描かれていた
    人生のLASTだったり
    つまらない毎日へのLASTだったり

    最初の話の救われなさがなー

    世の中そんなに良い話ばっかりじゃないなんて
    知っているんだけど、それでも、それだからこそ
    本には、フィクションには、
    良い話、幸せを求めてしまうので

    あんま好きじゃなかったかな

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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