暗く聖なる夜(下) (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062751858

感想・レビュー・書評

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  • FBIの捜査官がここまで悪徳なのは、やはり311のトラウマからだろうか。ボッシュはロス暴動の方がトラウマらしいが。因果応報というお話だった。ボッシュが結局無罪放免となったのは、元警官だからかな。ピープルズが手を回してくれたのかな。

  • 本書が出版された2005年に初読していたが、10年経ってすっかりからくりを忘れてしまっていたため、ボッシュとフォー・キングズの対決シーンではクライマックス感満載で手に汗握り、事件の裏で手を引いていた黒幕の正体に唖然とし、エレノアが隠していた秘密に涙してしまった。

    米国で最も権威のあるミステリー賞である「MWA賞最優秀長篇賞にノミネートされ、米国で圧倒的な人気を誇る作品だけあって、ミステリーとしても十分に面白いし、小説としても完成度が高い作品に感服した。

  • 話の回収が見事。あまりに悪な連中が多いが、偶然も強い。ひきは鮮やか。


  • ハリー・ボッシュ 
    元妻への執着が強すぎて不快。これが無ければハードボイルドの傑作なのに。
    暇な時は美術、音楽等に関する蘊蓄を披露して教養人のふりをする。つまりロバート・Bパーカーの本を読んでるみたいだ。
    パーカーより楽しめるが。
    人物もプロットも深く感動的。
    色々文句を言ったがそれでも最高だ。

  • 人間、誰もが大金に目が眩む。ましてや金欠な輩には貪欲で、しかもその大金を直に扱う関係者であれば尚更だ。アリバイ工作を綿密に練り計画する。だが、仲間が多ければ多いほど欲が「仲間割れ」を導き被害者と化す。二点三点のミステリー小説は最後まで読み応えがある。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    ロス市警のみならず、FBIからも激しい妨害と警告を受けるボッシュ。孤独な捜査を進める彼に貴重なヒントを与えてくれたのは、今は全身不随の身となった元刑事のクロスだった。が、その身辺にも危険が迫り…。たくさんのもつれた糸が絡み合い、人の心の闇を炙り出す!現代ハードボイルドの最高峰。

    やっぱり刑事やめちゃんたんだね、とちょっとがっかりしつつ読み始めたんだけど、いやいや、刑事じゃないからできるこだわり=ボッシュなんだよね。
    相変わらず容赦がない。
    老人ホームのサックス奏者も、肢体不自由になった同僚も、FBIの友人も痛いけど、ハリーの孤独感が切ないなぁって思っていたらなんとなんと!
    エレノアにほかの男がいるんじゃないかと思ってやきもきしたけれど、わーい!のエンディング。
    次巻続けて読みたいけれど図書館はお休み。
    さてどうしたもんか。

    Lost Night by Michael Connelly

  • 読みやすかった。結末のどんでん返しが面白い。沢山のシリーズを読んでいるが飽きがあまり来ない。電車の中で読むのには丁度いいですね

  • ハリー・ボッシュシリーズの中の珠玉の一作(自分比)

    実は、このシリーズは、初期作品から読み始めた訳ではなく、最近の作品から読み始めたので、既にボッシュの世界は確立されたものとなっていました。ですが、ここ作品で、ボッシュの世界のかなりの部分が解明されました。

    面白かったです。

  • 文句なしに楽しめた!

  • 下巻。
    FBIが圧力をかけてきた割にはボッシュの追っていた事件については収まるべきして収まったという感じ。
    横暴な刑事というのがいなくなればいい。

    強盗自体の犯人はすんなりという感じだったけど、女性捜査官が失踪した事件の真相が衝撃的だった。
    結局罪を犯した者たちは、色んな罰を受けたというわけか。

    シリーズ物だと解説を読んで知るという体たらく。
    道理で、これ必要?って思うような奥さんや音楽の話が交じるわけで。

    一旦シリーズを読むとかはしなくていいかな。

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著者プロフィール

Michael Connelly:1956年生まれ。LAタイムズ元記者。代表作としてはボッシュ・シリーズ、リンカーン弁護士シリーズがあり、当代随一のストーリーテラー。

「2023年 『正義の弧(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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