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みんなの感想・レビュー・書評
銀行の支店で雑務に従事する冴えない庶務行員が主人公。でも実は元エリートで若手社員に的確なアドバイスを与える。こんな人いねえよと思いながらも、羨ましいと思ってしまう自分がいました。
日本の働く男たちは、家族に何をしているのだろう? 金を稼いできていればOKなら、それが不可能になった時どうするのだろう?
結婚後の人生の大半であるべき家族との生活に触れずとも、一人の男の生き様を書けてしまう。企業小説を読む度に作品自体の善し悪し以前にそんなことを考えてしまうのだ。
組織力を持たない主人公・・・でも能力はある。そして競争から離れたことによる広がる視野・視点。十分に満足できる生活。色々と考えさせてもくれる一冊。主人公は憧れの人物像ですかね。
銀行で何気なく見ている行員の人たちにも、池井戸作品の中の人物のような思いがあるのかなぁ、と見てしまう。
この作品も、恋窪商太郎のその後の生き方を想像して楽しんだ。
そういうことをしたくなる小説だ。
「下町ロケット」でこの作家を知った。それでとりあえずこの作品から読んでみようと。著者の過去の経歴がどの作品にも生きているのだろうと納得。
仕事,責任
プライド,名誉,出世
地位,お金・・・
家族,ゆとり,自由・・・
やりがい,生きがい
信頼,信用・・・
ストレス,競争
成果,批判・・・
本当に大切な生き方ってなんだろう?
基本的にはこれまでと変わらない池井戸小説らしく、
巨大な人口内部の悪をある1人の主人公が追い詰めていく、
そんな小説である。
内容的にはこれまで読んでいたものと似ているものの、
形式として、短編の連作になっていることが違いといえば違い。
ただ、僕はこの形式があまり好きではない。
短編ごとに結論はきちんと出ているが、少し中途半端な終わり方に感じるのだ。
ということで、面白かったけど、エピローグのちょっと物足りなさから、星2つにしている。
自身も元バンカーの池井戸潤が描く金融ミステリ。 主人公の恋窪が、後輩松木が巻き込まれる事件を解決していく短編集の様になっている。東野のガリレオに近い感じの構成かな。ただこちらはもっとシリアス。 扱う商品が“お金”という事は、こんなにも複雑な流れになるのか。池井戸はわかりやすく銀行の内側を解説しながら書いてくれるので、わかりやすい。さすが元銀行員だけあってリアル。銀行シリーズのどれでも一度は読ん... 続きを読む »
主人公の恋窪さんが素敵です! 銀行に勤めているので共感できる部分が多くて一気に読みました。いろいろ考えさせられることが多い一冊でした。
始めたて読んだ池井戸作品だったのですが、引き込まれました。元エリート銀行マンが、事件を解決していく、ハードボイルドチックな物語が、疲れた頭には、心地よい感動を与えてくれました。
体調悪いので土日は家にこもってひたすら本を読んでいました。長編第6作。もう読む順番はめちゃくちゃですが文庫化されている作品は全部読んでやろうと決意した次第です。今回も銀行が舞台なのですが、主人公はもともと大手銀行の本店企画部でエリート街道を進んでいたのですが、社内の抗争に巻き込まれ退職。今では規模の小さな銀行で庶務行員をしているという設定。今回も色んな悪者が出てきてやっつけていくのですが痛快です。人間という弱き者への信頼がないとこういう物語はかけないと思う。金融業界が舞台ではあるが、それが本質的に重要ではない。
銀行経験者ならではのディテールですね。虚構をもっともらしく読ませてくれます。構成の巧さ・面白さから、ラストの盛り上がりをついもっと期待してしまいます(笑)
主人公の恋窪さんがすごく好き。この人の作品で、登場人物に惹かれたのは始めてです。
登場人物(悪役、主役含め)、話共にわかりやすいし、のめりこんだ。
池井戸潤にしては少し雑だったような気がする。構図はわかりやすく、恋窪vs中島・峰岸の戦いは読み応えがあるが、恋窪の戦闘能力が低すぎるw
言わば濡れ衣で会社を追い出されながらも、
会社の病巣を一掃すべく、外部から効果的なアプローチを
仕掛けた主人公は凄いと思った。
力のある人間は、どんなセクションにおかれても、
その力は色褪せないんだなぁ。
若干ミステリー感があり、おもしろく読みやすかった。池井戸小説にある、ジリジリした緊張感はあまりない小説だったので、ちょっと物足りなかった。

銀行もの!
なれない単語がいっぱい出てきて進むのが遅かった~。
でも、勉強になった。さすが元銀行員!
銀行の話ってあんまりないよね。
会社の経営って本当に大変なんだな~。
銀行員も大変!...






