分冊文庫版 絡新婦の理 (三) (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062753166

作品紹介・あらすじ

「蜘蛛は自分では何もしないんだよ。罠を張って獲物がかかるのを――真ん中でただ待っているんだ」中善寺はそう云った。

「こうなったら仕方がない。望んで蜘蛛の罠に嵌ってやるんだよ」。絞殺魔が捕縛されてなお迷走する捜査を横目に重い腰をあげる京極堂。事件の構造は連続目潰し殺人とさながら合わせ鏡であると探偵・益田、刑事・青木に気づかせた古書肆(こしょし)は敵の術策を思う。当然、僕の動きも読み込まれているのだろうな――。

感想・レビュー・書評

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  • 更に面白くなって来ましたよ〜!!
    京極堂に助けを求めてきた益田と青木に今回の仕掛けを解く中禅寺。そして敦子合流。
    さぁ京極堂が重い腰を上げましたよ!!
    今川が…今川が…不細工だけどカッコ良い(꒪⌓︎꒪)笑

    「こうなったら仕方がない。望んで蜘蛛の罠に嵌ってやるんだよ。」by京極堂

    キャ〜!カッコ良すぎ(*/ω\*)

    第四巻へ!!ラストスパートです♪


    • 土瓶さん
      「向こうには榎木津が居るな?」

      ドーナルドーナル\(゜ロ\)(/ロ゜)/ワクワクスルゼー
      「向こうには榎木津が居るな?」

      ドーナルドーナル\(゜ロ\)(/ロ゜)/ワクワクスルゼー
      2023/10/28
    • みんみんさん
      伊佐間が指千切れそうって(꒦ິ⌑︎꒦ີ)
      ちょっと伊佐間好きになってます笑
      伊佐間が指千切れそうって(꒦ິ⌑︎꒦ີ)
      ちょっと伊佐間好きになってます笑
      2023/10/28
  • ようやく物語が進み始めたと感じた。

    まだ少ししか読んでいない京極夏彦だが、当時の時代の状況、妖怪などの説明が非常に細やかで読んでいて分かりやすい。時代背景、妖怪の説明があると物語の内容に置いていかれることがなく読み進めることができる。

  • 鵼の碑刊行記念に再読。
    京極堂が巣に乗る。

  • 探偵の榎津が登場すると楽しい。彼が事件を解決することはないけれど、彼にはいろいろと見えているらしいです。
    今回はいつもより榎木津がまともにみえます。

    そして漸く京極堂の重い腰が上がりました。
    事件解決の四巻が楽しみです。

  • 再読。感想は全て読み終わってから。

  • 京極堂さんが出てきて、それぞれの蜘蛛の糸がそれなりに形をなしてきた感じ。

    しかし、今回はちょっとどこかで読んだり見たりした既視感のあるお話だなぁ…。

    閉鎖的な良家の子女を集めた寄宿舎を備えた女学校とか、黒魔術とか、ダメ男教師とか、良家の四人姉妹とか…。

    まぁ、そういったものを京極堂シリーズでどう描くかを楽しむシリーズなのかもだけど…。

    蜘蛛の巣のように3Dでいろんな事件が起こり、それらが繋がっていくわけだけれど、まぁ最後は老女さんがキーポイントになるんだろうねぇ…。

    女系家族の物語ってのは、最後に一番の老女さんが出てきて、ラスボスに一番大人しい女性が出てくるものなんだが…。

  • いやー、雲の巣怖い。世の中にあんな巣を張られたら私はきっと気がつかない。いいように遣われる。というか、今もそんな状況にいるのに気がついていないだけだったらどうしよう・・・。

  • 茜の邪悪さに辟易した。こいつには同情できん。碧や葵が不憫すぎる。邪魅同様モヤモヤ。

  • 感想はまとめて「4」に

  • 「実はー仕事を二つ程お願いしたいのです」

    京極堂を担ぎ出した今川。
    蜘蛛の罠に嵌まって、小蜘蛛に絡み付いた糸を切ると紡ぐ京極。物語はいよいよ収束していく第3巻。
    今回のおちゃめな京極さんは、箱根の借りを返せと榎木津に送り出された益田とのやり取り。
    相殺すればこっちの貸しが多いと主張した後、身辺が騒がしく本も読めないとおっしゃる京極堂。
    しかし、益田が来てから2冊目読破とかw

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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