空のレンズ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
2.60
  • (2)
  • (7)
  • (31)
  • (21)
  • (9)
本棚登録 : 144
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062753401

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 原作者は日本人のはずなのに、不思議と外国文学のような雰囲気があった。少し昔懐かしいインターネットの怖さとリアルとの融合というファンタジー感が面白かった。最終的にどう話が収束するのか予想ができず、くるくる変わる展開に引っ張られて読み進めるのが楽しかった。

  • セカチューの著者、片山恭一の作品。

    ネット上の掲示板で知り合った少年少女が、現実から不可思議な世界へ迷い込み、「空のレンズ」というキーワードを頼りに出口を探し求めていく。

    ハッピーエンドとも言えず、バッドエンドとも言えない喪失感に満ちた物語の結末でした。

  • セカチューで話題の片山さん。全く違う小説でした。地下鉄のシーンは地獄ですね。まぁ悲惨。いかれマントラって何。

  • 話が理解できずに読み終えました。

  • 前半と後半の文体が違う気がする。どんどん大人っぽくなってってるというか、その境目が粗いというか。
    バーチャルの話。登場人物たちも何処からゲームの世界化がわかっていないらしかった。
    バーチャルの話は怖い。本当に捕らわれて出て来れない気がする。

  • 読売新聞の「顔」欄に掲載されていて、40代でネットを題材にした小説を書いてるのでおもしろそうだと本屋に駆け込みました。
    途中本当に斜め読みでしたが、「空のレンズ」は
    『私たちのあいだにある無意識の思いやりみたいなもの・・』 
    うーん唸ってしまう。もう一度読んでみよう。

  • 女性観が妄想っぽくて気持ち悪い

  •  よくわかんないがなんとなくSFに分類。<br>
     ストーリーや世界観は面白いけど、文章に魅力がなくて、読ませる力を感じなかったのが残念。だから、最後に世界の意味が分かっても、もう一度読み直す気が全然起こらない。たぶん、いらない会話文が多すぎるのと、いきなり専門用語が出てきて、シロウトの私にはよくわからないまま話が進められるのがあんまりよくなかったと思う。<br>
     どんな話だったか説明しろといわれても、ちゃんと答えられる自信がありません。すみません。

  • 途中でしんどくなりました。

  • 若い、ネットやゲーム世代の考え方がわかる、らしい。"残酷な現代社会にも希望がある"。

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

昭和34年(1959年)愛媛県宇和島市に生まれる。愛媛県立宇和島東高等学校卒業。1977年九州大学農学部に入学。専攻は農業経済学。1981年同大学卒業、大学院に進む。1986年「気配」にて『文学界』新人賞受賞。1995年、『きみの知らないところで世界は動く』を刊行。はじめての単行本にあたる。2001年『世界の中心で、愛をさけぶ』を刊行。その後、ベストセラーとなる。近著に『世界の中心でAIをさけぶ』(新潮新書)、『世界が僕らを嫌っても』(河出書房新社)などがある。福岡市在住。

「2024年 『含羞の画家オチ・オサム—美術集団「九州派」の先駆者—』 で使われていた紹介文から引用しています。」

片山恭一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×