もつれっぱなし (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.21
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本棚登録 : 335
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062753623

作品紹介・あらすじ

「…あたしね」「うん」「宇宙人みつけたの」「…」。男女の会話だけで構成される6篇の連作編篇集。宇宙人、四十四年後、呪い、狼男、幽霊、嘘。厄介な話を証明しようとするものの、ことごとく男女の会話はもつれにもつれ-。エンタテインメントの新境地を拓きつづけた著者の、圧倒的小説世界の到達点。

感想・レビュー・書評

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  • ウィットに富む6篇からなる短編集。
    最初の1行から最後に至るまで、全て会話のみで綴られている作品。

    私は『四十四年後の証明』が好き。
    最近続けて読んでいる井上作品。
    飽きが来ないなぁ。

  • ふふって笑える下らなさがいい。全編会話形式ではあるけど、こういうのもいいなぁと思った。

  • 単調で飽きる

  • 2016年59冊目。
    この作家さんはホントになんていうか幅が広いなーと改めて感じた作品。
    良くも悪くも全て会話のみで進むのでほっこりしたり意表を突かれたり。
    んー…でも基本的にこの作品に出てくる女子は、「狼男の証明」以外わりとニガテなタイプ^^;めんどくさいw

  • あんまりおもしろくない。会話形式だけで物語を進める発想はおもしろいけど、肝心のストーリーが単調すぎる。登場人物が基本的に二人しか出せないという縛りがあるし、場面転換がしづらいので仕方ないが、会話形式だけで物語を作った意味がよくわからない。また、なんかタイトルの付け方もイマイチで、タイトルを見てちょっと出だしを読んだだけで話の展開がわかってしまうのも困り者。ただ最後の『嘘の証明』は最後に意外性があったけれど、わざわざ読むほどの本ではなかった。あとなぜかホラーチックな装丁だが、ホラー要素は特にない。

  • 内容は悪くは無い。短編集は苦手。

  • 全編会話形式で書かれてるのであっさり読み終えた。

    全部読んだ後に提示された事柄に真実だったかどうかの答え合わせがあるのかと思ったのだが。。。
    まぁ、そんなことがなくても十分楽しめた。
    「四十四年後の証明」がお気に入り、ちょいとばかりほろりとさせられた。

  • 男女二人の会話のみですすむ短編集。
    「宇宙人の証明」「四十四年後の証明」「呪いの証明」「狼男の証明」「幽霊の証明」「嘘の証明」の6篇で、それぞれの事象を証明したい側と反論する側との会話です。
    微笑ましいもの、ほっこりするもの、切ないもの、色々が確かにもつれまくってますね。
    どれも可愛らしいなと思いましたが、個人的には「狼男の証明」と「幽霊の証明」が特に好きです。

  • 男女間の会話だけで進む短編集。
    パターンは決まっているのにこれだけバリエーション豊かなのは流石!

  • ちょっと合わなかったのかな、わたしは全然おもしろくなかったです。

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著者プロフィール

昭和25年生まれ。昭和57年に徳山諄一との岡嶋二人名義で第28回江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。平成4年に『ダレカガナカニイル……』(新潮社)で再デビューした。代表作に『ラバー・ソウル』(講談社)など。

「2020年 『平成ストライク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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