- Amazon.co.jp ・本 (656ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062753791
感想・レビュー・書評
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ミステリーアンソロジー。どの作品も面白かった。ラストにどんでん返しがある作品が多く楽しく騙された。子供との心のふれあいが良い「チルドレン」、ラストで騙された~と思った「犬 Dog」,「鏡の家のアリス」,ヤクザの組長と犬のベルちゃんが面白い「犬も歩けば」が印象に残ったけど一番インパクトがあったのは「見えない悪意」。最初から最後まで意外性の連続。著者の緑川さんの小説、また読みたい。
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読了☆
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「鏡の家のアリス」加納朋子 (『虹の家のアリス』に収録)
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推理小説年鑑2003-1(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5235726.html)
(収録作品)なけなし三味(宮部みゆき)/いてもたっても(奥田英朗)/チルドレン(伊坂幸太郎)/緋友禅(北森鴻)/縊心伝心(法月綸太郎)/犬 Dog(乙一)/バルーン・タウンの手毬唄(松尾由美)/鏡の家のアリス(加納朋子)/犬も歩けば(笹本稜平)/見えない悪意(緑川聖司) -
日本推理作家協会の編集によるミステリー短編集。
宮部みゆき、奥田英明、伊坂幸太郎、北森鴻、法月倫太郎、乙一、松尾由美、加納朋子、笹本稜平、緑川聖司の10作品が収録。
北森鴻を目当てに買ったら、読んだことあるやつだった…。ち。
で、読む気をなくしていたんだが、結論、ものすごく面白かった。奥田氏や伊坂氏、笹本氏は始めて読んだ。予想をうらぎる面白さww 今度ちゃんと本を買おうと思っている。
アンソロジーは、中の全部がよいっていうのは、実はあまりない。
1つだけよくてあとは、おいおいっていうこともあるし、反対にすごくいいのに、1つか2つ、おいおいのがあるってことも多い。そういうのって、短編集のバランスとしての必要悪なのかと、半ば思っていた。
が、そうではないのだと、今回ので認識しましたww -
「なけなし三昧」宮部みゆき
「いてもたっても」奥田英朗
「チルドレン」伊坂幸太郎
「緋友禅」北村鴻
「縊心伝心」法月綸太郎
「犬 Dog」乙一
「バルーン・タウンの手毬唄」松尾由美
「鏡の家のアリス」加納朋子
「犬も歩けば」笹本稜平
「見えない悪意」緑川聖司
「いてもたっても」「チルドレン」「縊心伝心」「犬 Dog」は既読。
しかしこれら意外に面白いものはなかった。
強いて言えば「緋友禅」か。 -
2003年版推理小説年鑑に収録された20編から選ばれた10編。
第56回日本推理作家協会賞短編部門の候補作も3編含まれている。
既読作品もあったが,珠玉の短編集だけあってどれも楽しめる。
個人的には北森鴻「緋友禅」,緑川聖司「見えない悪意」が良かった。 -
個人的には「緋友禅」がおもしろかったですね。あと「犬 dog」。短編の傑作集ですから、眠れぬ夜のともにもお勧めです。タイトルの割にはあんまり人は亡くなりませんし。
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ミステリー界を代表する10人が夢の競演。選りすぐりの傑作短編を一気読みできる豪華アンソロジー。