被害者は誰? (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.18
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本棚登録 : 1464
感想 : 180
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062754064

作品紹介・あらすじ

美形で超天才吉祥院慶彦がヤバすぎ!!

豪邸の庭に埋められていた白骨死体は誰なのか? 犯人が黙秘を貫く中、警察は押収した手記をもとに、被害者の特定を試みるが……。警視庁の桂島刑事から相談される、迷宮入り寸前の難事件の数々。それを解き明かすのは、頭脳も美貌も態度も規格外のミステリー作家・吉祥院慶彦(きっしょういんよしひこ)。痛快無比! 本格推理の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 著者の作品は「慟哭」「愚行録」に続き3冊目の読了となりました。

    ミステリー作家の吉祥院が主演で警視庁の桂島刑事が助演の連作短編集。

    まるでホームズとワトソン、それに加えて強烈な個性を放つ吉祥院の謎解き。

    いやぁ〜面白い。

    説明
    内容紹介
    豪邸の庭に埋められていた白骨死体は誰なのか? 犯人が黙秘を貫く中、警察は押収した手記をもとに、被害者の特定を試みるが……。警視庁の桂島刑事から相談される、迷宮入り寸前の難事件の数々。それを解き明かすのは、頭脳も美貌も態度も規格外のミステリー作家・吉祥院慶彦(きっしょういんよしひこ)。痛快無比! 本格推理の傑作。


    美形で超天才吉祥院慶彦がヤバすぎ!!

    豪邸の庭に埋められていた白骨死体は誰なのか? 犯人が黙秘を貫く中、警察は押収した手記をもとに、被害者の特定を試みるが……。警視庁の桂島刑事から相談される、迷宮入り寸前の難事件の数々。それを解き明かすのは、頭脳も美貌も態度も規格外のミステリー作家・吉祥院慶彦(きっしょういんよしひこ)。痛快無比! 本格推理の傑作。
    内容(「BOOK」データベースより)
    豪邸の庭に埋められていた白骨死体は誰なのか?犯人が黙秘を貫く中、警察は押収した手記をもとに、被害者の特定を試みるが…。警視庁の桂島刑事から相談される、迷宮入り寸前の難事件の数々。それを解き明かすのは、頭脳も美貌も態度も規格外のミステリー作家・吉祥院慶彦。痛快無比!本格推理の傑作。
    著者について
    1968年東京都生まれ。早稲田大学卒業。1993年第4回鮎川哲也賞候補作となった『慟哭』(創元推理文庫)でミステリー界へデビュー。
    著書に『転生』(幻冬舎文庫)、『修羅の終わり』『鬼流殺生祭』『妖奇切断譜』(以上、講談社文庫)、『誘拐症候群』『殺人症候群』(ともに双葉文庫)、『神のふたつの貌』(文春文庫)、『さよならの代わりに』(幻冬舎ノベルス)、『追憶のかけら』(実業之日本社)、『悪党たちは千里を走る』(光文社)、『愚行録』(東京創元社)などがある。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    貫井/徳郎
    1968年東京都生まれ。早稲田大学卒業。1993年第4回鮎川哲也賞候補作となった『慟哭』(創元推理文庫)でミステリー界へデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 職場で慰労会の幹事を押し付けられ、その参加者が二転三転、メニューも好き嫌いいっぱいあって…というようなどうでもいいような煩雑なことがあって、神経を使うようなこと1ミリもしたくない時に最適な本でした。
    ライトでイージーでスッキリ。でも数日で忘れてしまうようなミステリです。
    胃もたれするような本を読んだ後のお口直しにはバッチリかと思います。

  • なんとなく目についたから買った一冊。

    短編集だった。

    今まで読んだ小説は挿し絵がない小説ばかりで絵がある小説はめずらしいかった。

    絵のせいか?文章の書き方か?わからないがなんとなかく、小学生向きの小説なのか?と思ってよんでいた。

    これまで、重かったり、複雑だったり、下衆かったり、そんな小説ばかり続いていたので、箸休め的な感じで楽しめた。

    楽しめた小説だが、物足りなさも感じた小説でした。

  • 図書館で借りてみたら再読だった本。
    被害者?目撃者?探偵?名探偵?が誰なのかを
    当てる異色の作。

    特に、被害者と探偵の短編は、作中作の手記を読んだうえで、真相を看破するため、ミステリではお馴染みの仕掛けがある。

    ライトで読みやすいので、電車内とかで読むにはちょうど良いのでは

  • ★3.5

    豪邸の庭に埋められていた白骨死体は誰なのか?
    犯人が黙秘を貫く中、警察は押収した手記をもとに、被害者の特定を試みるが…。
    警視庁の桂島刑事から相談される、迷宮入り寸前の難事件の数々。
    それを解き明かすのは、頭脳も美貌も態度も規格外のミステリー作家・吉祥院慶彦。
    痛快無比!本格推理の傑作。

    ・被害者は誰?
    ・目撃者は誰?
    ・探偵は誰?
    ・名探偵は誰?

    容姿端麗・頭脳明晰だけど性格が滅茶苦茶な天才作家の探偵役と、
    大学時代の後輩で捜査一課の刑事だが全く頼りないワトソン役の二人が主人公。
    全くタイプの違う個性的な二人が事件の真相に向かっていく。
    ○○は誰?を推理していく、ひと味違うミステリーでした。
    着眼点が凄いなぁって感じました。
    二人の掛け合いも軽妙なコミカルなミステリーでした。
    下ネタが嫌いな私は、連発されるそれがちょっと…

  • ううん、帯宣伝にあるようにこれを本格推理小説っていっていいのか?解説の葉山氏も指摘しているように、1940年代に活躍したパトリシア・マガーの作品の換骨奪胎ではないのか。もちろん、作者もそれを承知で書いているので、本格というよりもパロディという趣が強い。
    したがって、本書は人物設定やヒネリを楽しむべき短編集だし、そして間違いなく楽しめます。

    作者:1968年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門受賞、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞受賞。他の著書に『壁の男』『宿命と真実の炎』『罪と祈り』などがある。

  • 貫井さん暗めの設定多いけど、吉祥院先輩シリーズはそれを微塵も感じさせない強烈キャラで逆に好き。
    「被害者は誰?」「目撃者は誰?」「探偵は誰?」「名探偵は誰?」の4作入ってる短編集だけど、個人的には「探偵は誰?」が1番好きかな。軽く読めるけどどれも面白かったです。

  • 久々の講談社文庫で活字に慣れるまでに時間がかかった。
    容姿端麗、頭脳明晰の人気作家、吉祥院慶彦。大学の後輩である警視庁捜査一課の桂島くんが持ち込む事件をサラリ?と解決。

    登場人物にリアリティがなくて世界に入りきれず。トリックというかトラップな仕掛けもなんだかなあ。
    以前ならもっとすんなり驚けたのかな。
    どのお話も途中に手記や小説や別視点が挿入されているけど、これが読みにくい。
    解説でそこまでマニアックだろうか?と書いてるけど十分マニアックだー。
    最後の吉祥院は颯爽としていてようやくかっこいいと思えたけど。

  • 叙述トリックとアームチェアディテクティブの面白さを組み合わせた短編集。
    表題作の騙され感には、苦笑するしかないです。

  • 2023/07/21 読了

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著者プロフィール

1968年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞受賞、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞受賞。「症候群」シリーズ、『プリズム』『愚行録』『微笑む人』『宿命と真実の炎』『罪と祈り』『悪の芽』『邯鄲の島遥かなり(上)(中)(下)』『紙の梟 ハーシュソサエティ』『追憶のかけら 現代語版』など多数の著書がある。

「2022年 『罪と祈り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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