悪魔と詐欺師〈薬屋探偵妖綺談〉 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062754262

感想・レビュー・書評

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  • 妖怪相談所らしき仕事してるところを初めて見たかもしれません。(笑)
    あ、リベザルが原型に戻らなかったのも初めてかも。代わりに座木が戻ってましたが。
    リベザルも座木も原型に戻ったり、多少なりとも説明がされているのに、秋だけはさっぱりなんですね。これも『ひとつぐらい謎があったほうが……』という奴なのでしょうか。
    それはさておき。リベザルがんばってますねー。かわいいなあ。
    秋や座木に対する態度を見ているとなつっこそうな感じがするのに、人見知りとは意外な設定だったりするんですが。いや、慣れてないだけなのか。
    意外といえば、高遠さんの過去も意外ですね。あの飄々とした態度の裏に、そんな繊細な神経があるなんて。
    葉山さんの株は急上昇。周りにひとりぐらい置いときたいかも。
    さて事件の方は、残念ながら謎解き、ではないですね。いまいち終わりはすっきりしないんですがー…結局依頼主って誰だったんだろう、とか。…本人なのかな?
    でも『妖怪の関わる事件を表面上解決する』というのがどういうことかは、よく分かりました。なるほど詐欺師だ。
    再登場した総和さん、これからも出てくるんでしょうか。レギュラー化希望。(といっても、本編はもう13作まで進んでますが)
    女性の少ない作品の中で、せめてもの華になってください。(笑)いえ、好きですよ、ほんとに。

  • 再読。シリーズでいちばん好きな巻のひとつ。短編で扱われた事件が最後の中編で繋がる構成も、ミスリードで一度安心させてからの結末も良い。事件は苦く終わるけど、秋くんが由高といて楽しそうなのも好き。

  • 前作から間が空きすぎて、ちょいキャラの名前とかすっかり忘れてしまった。そして色々な事件が起こっててんでんばらばらの事柄が実は繋がっていた…ってのはわかったんだけど、なんだかますます行間が読めない。なんでそんな返答⁇意味ない言葉⁇と、頭にハテナが広がる部分多々あり。でも最後はどんでん返し!なんだけど…イマイチハマらない3作目でした。残念。

  • すっきりした解決はない。
    解決しようとしてるわけじゃないものね。
    幽霊はダメだけど、人格だけならOKなのか。

  • 正直読み終わったけれどまったく分からなかった。
    ミステリーであってミステリーではない感じのするお話だったと思う。

    自分のなかではこういうことなのかな?という推測はできるけれど
    答え合わせが出来ないのが辛かったり...。
    誰かと答えを話し合いたくなった。

    リベザルを見てると頑張れって思う。愛らしくなるというかかわいい笑
    極度の人見知りだと思うけれど、確かにこどもの時って大人の何気ない一言にすごく傷つくこともあったなと再確認した。

    もう一回読めば謎が解けてすっきりするのかな?

  • 薬屋探偵妖綺談シリーズ第3弾。
    第一幕から第四幕まで読んだ時点では短編集かと思ってましたが、最終幕で一連の事件・事故が繋がるという意外な展開。
    私の理解力不足なのでしょうか、事件を引き起こした人物、事件を実行した人物は、このひとかなぁ?という曖昧さが残ってしまいました。(再読すれば、分かるのでしょうか?)
    しかし、ミステリーの謎解きがきちんと理解できなくても、キャラクターが凄く可愛かったり、ステキだったりと魅力的なので、ついつい次巻も読みたくなります。
    高遠刑事は相変わらずステキですが、葉山刑事が何ともユニークで好ましいです。
    今回は遂に“シャドウ”正体も分かります!

  • めでたしめでたし、で終わらず、人によっては後味悪い展開だろうなあ。
    今までの結末とは違い、終盤に近づくにつれて、切ない気持ちでやるせなくなってくる。
    こんな展開もあるんだ、と読後しばらくぼんやりしてしまった。

  • 再読です。何回読んだだろうこのシリーズ。
    今回は、事件がすべてスッキリ解決してめでたしという結末じゃ無かったです。『カーテンコール』の雰囲気が好き。
    巻を重ねるごとにキャラへの愛着が増していって、電車や教室で読んでたら大変なことになりました。ニヤニヤが抑え切れない(笑)

  • 短編集?かと思ったら長編だった…読みやすかったけど、よくわからないまま(笑)
    不思議な感じです。

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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