クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 451
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  • Amazon.co.jp ・本 (562ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062754309

感想・レビュー・書評

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  • ジャンプの「暗号学園のいろは」を契機に手に取る。他の西尾維新作品は「めだかボックス」とジョジョのやつだけ。
    「嘘」の話で面白かった。え!?それも!?てかそっから!?という。本筋の他も嘘が混じっていてちょいちょい驚きつつだった。大オチも、確かにそうなるけど、ええ…!?という感じなのが面白い。哀川潤のアブダクションがエグすぎる。ま、答えに向かって書かれたんだからそりゃそうなるんだけど。
    あと、屈折したキャラクター像が上手い。劣等感とか愛とか拗らせすぎてる「ぼく」とか、死を知って尚笑う姫菜真姫とか、三姉妹もそうだし園山赤音(伊吹かなみ)も伊吹かなみ(園山赤音)もキャラが立ってたので多いキャラ数の割にすんなり飲み込めた。自分が好きなのは姫菜真姫。
    諦観しきった味気ない文体も良かった。(執拗な改行とか、「戯言」ってそういう意味だっけ?っていうのとか、洒落臭くもあったが)
    圧倒的な情報量を誇るのだけれど文が飲み込みやすくて良かった。次はクビシメロマンチストを読むかも。

  • 謎解きが面白かった
    最後まで気が抜けない、続編が気になる
    長いのが気にならなかった

  • 十数年ぶりの再読。
    年もだいぶ大きくなったから、どんなふうに読めるかと思ってたけど、やっぱり面白かった。

  • 何となく西尾維新の著書は読んでなかったんですが、たまたまデビュー20周年というのを目にして。

    デビュー作なんですよね。
    とてもデビュー作とは思えなかったです。
    人気なのがわかりました。面白いです。
    ページ数に圧巻されたけれど、先が気になりグイグイ読んでしまいます。

    ある孤島で起きた首切り殺人ミステリ。
    登場人物はそれぞれ個性的(かなり)で、ラノベを読んでみようかな?という人にオススメです。

  • ある孤島の館に集まった5人の天才。そこで起こる事件…という王道な設定ながら、まさかのラストに度肝を抜かれる。今ならばラノベと分類されるだろうがぶっちぎりに面白い。これぞメフィスト賞。面白いを受け入れるメフィスト賞ならでは。

  •  主人公の思考がなんか気持ち悪いなと思うと、文章のほうにもそういう旨が出てきて、こっちの気持ちや疑問にわりかし早く答えてくれる
     密室殺人だがわりと状況はシンプル、しかし癖のある登場人物とシンプルだけでは終わらせない事件たちになかなか引き込まれる
     主人公が内省すぎてめんどくさいが、最後まで気の抜かせないエンタメ性とスラスラ読ませて面白い

  • 色んな人が入れ替わってて混乱ぎみ。結局なんだったんだろう、というのが正直な感想です。

  • 2002年。第23回。
    孤島もの。大金持ち一族から勘当された娘が住む孤島。お金にものをいわせ、世界の天才を集めたり。
    そこに招かれたのは青い髪の友(♀)、友人のいーちゃん(♂)、どちらも未成年。
    孤島で起きる首切り殺人事件。
    言い回しやテンポが良い。死体や人の入れ替わりも。いーちゃんが解決してしまったのだが、最後に出てきた探偵もまぁ味があるw
    背表紙。いーちゃんは、なんで友の首だけ持ってるんだろw

  • かつて私が中学生の頃に読んでいた本を再読。
    西尾維新といえば「物語シリーズ」の印象が強いが、個人的には「戯言シリーズ」のほうが好みだったりする。

    今読んでみても面白いと思うが、やはり拗らせてたあの頃に読んでいたからこそ刺さるところもあったんだろうなぁ、と思いつつ、今でもしっかり刺さってしまった。

  • 分類としては所謂ラノベに該当するかと思いますので人を選ぶと思いますが、食わず嫌いせず拝読して欲しい名作です。ネタバレになるので詳しく書けませんが、そう来るかと驚かされました。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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