理系白書 この国を静かに支える人たち (講談社文庫)

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制作 : 毎日新聞社科学環境部 
  • 講談社 (2006年6月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062754354

理系白書 この国を静かに支える人たち (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 理系ってこんなに報われていないのか。少し古い話ではあるけど、読んでてとても悲しい気持ちになった。就職のこの時期に読むのは少しアレです。

  • 毎日新聞連載の書籍化。如何に日本で理系が雑に扱われているかというのが、これでもかというくらい例示されてます。
    個人的には高等教育無償化は理系限定でよろしいかと。

  • この本は2002年から2003年にかけて毎日新聞に連載された記事がモトになっています。理系人間に対する社会の扱いが今と昔と違うのか?比べながら読んでみるのもおもしろいかも。
    *図書館の所蔵状況はこちらから確認できます*
    http://opac.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB50071486&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • 随縁真如の智、不変真如の理

  • 2006年発行の本書。現在の状況とは全く異なる印象を受けた。
    海外のエンジニアが恵まれていて国内はそうではない。これは本当だろうか。国内メーカーでは分業が進められ個人の力量による発明、成果が少ない事が要因ではないかと思う。
    研究者についての話は大学で研究していた人間にはそこそこ読めるが文系の人間にこの雰囲気が伝わるだろうか。著者の個人的趣向だろうがあまり面白みは感じなかった。

  • 日本という国が、文系の王国であることを初めて知った本。いかに、理系出身者が、この国で報われていないのか、その実態を綴ることから始まっている。あまりに報われないため、多くの優秀な人材が海外に流出してしまっている。日本社会全体を覆う「文理格差」。この本の最終章では、文理融合が模索され、その実現が、日本の再生の鍵になるだろう。と、結ばれている。

  • 日本の高度経済成長を支えながらも、文系優位の社会で、その存在がかすみがちな「理系」。深刻な科学離れが叫ばれるいま、その地位、報酬、研究、カルチャー、教育、結婚など、理系のすべてを初めて浮き彫りにした渾身のレポート。果たして、理系は報われているか?〈第1回科学ジャーナリスト大賞受賞〉

    研究室お先輩が置いていった本。理系は報われないとはよく聞く話。とくに理系女子は大変。高校一年の秋ぐらいにこういう本を読んでいればな……と思った。それでもまず間違いなく理系に進んだけれども。この本が出てから10年ほどたったけれども、多少改善されたとはいえ、なんやかんや日本は今でも技術者に対する扱いはまだ悪いと思う。

  • 【推薦文】
    とりあえず理系来ちゃった
    文系は楽そうでいいなー
    文系就職しようかなー
    研究者ってなれるもんなの
    研究室が家です
    研究楽しいけど、将来不安です

    そんなあなたの未来を一緒に考えてくれる1冊
    (推薦者:生命工学科 B3)

    【配架場所】
    すずかけ台:2F-ペリパトス文庫 402.1/M

  • 理系白書第一巻、実に多岐にわたって、理系という存在が日本でどういう立ち位置にあるのかを描いています。
    理系を理解しない従来の社会への批判もある一方、理系の社会も狭い世界を作ってきた事実、なにより教育制度への批判が示唆されています。

    社会全体の問題にまで話を広げていると感じました、文系の方でも読んでみる価値はあります!

  • 研究者の娘がいるので。ちょっと心配しつつ理系女子を興味深く読みました。
    大変だね~。でも、楽しそうでもあるし…。再読しよう…。

  • 学士力の涵養や自己の能力を伸ばすためのヒントとなる
    書籍類、職業選択や人生設計に必要な資料を集めています。


    *このカテゴリの本はすべて中央館2階のアメニティコーナーに
     配架しています。

     
    *貸出状況についてはこちらから確認下さい。
     貸出中のときは予約もできます♪
    (鹿大の蔵書検索画面にとびます)

    〔所蔵情報〕⇒ http://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/xc/search?keys=11109072871

  • 昨今,理系男子がはやっていますが,そもそも理系とは何でしょうか.恋愛本だけでは理系の全てを知ることはできません.とは言え,理系の特別な知識は不要です.現在では古いデータもありますが,理系とは何者か知る上では障害になりません.
    理系と文系という分け方が万能でないこと,お互いが非難をするのではなく,文理融合の形にもっていくのが一番良いことは私も同感です.ただし,第1章「文系の王国」に代表される文系優位の事実がある(あった)こともまた真なりです.そのため,文理融合の議論には,お互いが同じ土俵にあがる必要があります.
    なお,全ての内容が理系擁護とは限りません.理系の悪い点も指摘されています.また,オタクや理系男子の恋愛事情も多少ですが書かれており,堅い内容ばかりではありません.男女平等時代において女性研究者が少ない問題も提起されています.

    全体的に分かりやすくまとめられていますが,IT(コンピュータサイエンス)系の人や話題が少ないと感じたため,☆1つ減点しました.

  • 今日ついに読了。
    自分にとって大きな一歩となる本だと思う。理系の人には絶対に読んでもらいたい一冊。
    ここからは個人の感想。
    やっぱり今の自分にとって一番したい仕事は人と接する仕事だなと感じた。
    研究は向いてないとかじゃなく。やっぱり沢山の人と関わって色んな考えに触れて自分の考えを確立していきたいとはっきりビジョンが見えた気がする。もし、研究が職になっても人と接することを大切にしたい。
    理系の仕事でも人と多く触れ合う、人のことを考える立場の仕事は多いと思うから、文理の区別をせずに、自分に合った職と出会えたら嬉しいし、そこで働くためにも今やるべきことと向き合おうと思えた。

    レビューとしては、理系に求められている改革、また理系が立たされている苦境、理系が社会に大きな影響をもたらす力を持っていることなどが、実際の現状と共に綴られており、理系の今を知るのに最適の良書と言える。

  • 「理系」・・・
    この言葉を聞くと何でだか分からないけど拒否反応が出る
    中学生の頃は何でこの世の中に数学や理科があるのか悩んだ
    でも、幼稚園の頃から中2まで公文に通い続けてもいたけど・・・
    数学っていうよりも計算が好きだったのかも知れない

    そんな理系嫌いな私が何でこの本に手が伸びたのか・・・
    実は「理系思考 分からないからおもしろい」(著:元村有希子)と言う本が
    本屋さんの話題の本コーナーにズラァァァァァッァと並んでいて・・・
    中身をペラペラめくったら、なんか面白そうで・・・
    でも1500円だし、失敗したらなぁって思ってたら、隣にこの本(文庫)があって・・・
    悩んで、最初は文庫のこっちにして、面白かったらあっちも買おうって・・・
    (結局、1週間後に買いました)

    いやぁ~
    面白かったです
    いっきに読んでしまいました
    そして・・・この本に書かれてることが本当なら、日本は危ないと痛切に感じました
    昨日もテレビで何とかさんっていう教授が自分の頬の細胞で作れる細胞??を発見したんだけど
    アメリカがすごい勢いで追い上げてきてて、その発明が実用化されるのは発見した人の国ではなく
    アメリカになってしまいそうな感じ・・・(違ってたらごめんなさい)

    おせぇぇぇよ、日本!!!!!!
    対応が後手後手なんだよぉぉぉぉ~
    変な賄賂とか癒着とかに税金使ってる暇あったら、「おねだり妻」に贅沢させてる暇あったら
    こういうのにもっと投資してくれよぉぉぉ~

    私ね、今「分数」の問題解けるか自信ない・・・
    それ程、理数系は苦手です
    でも、もっと興味を持っていたら、私の人生違ってたかも知れないなぁって
    ちょっぴり思いました

    もう遅いかも知れないけど、これから少しは理数系のことにも興味を持ってみます・・・
    今、世の中で起こってる問題(環境汚染とかさぁ)は、理数系の力なくては解決できない
    ことばかりだもんね・・・
    まぁ、理系とか文系とかって分けて考えたり、扱ったりするのがもうナンセンスなんだよなぁ~

  •  この本の中でも触れられているが、青色LEDの開発に成功した元日亜化学工業の中村修二氏が、正当な対価を求めて日亜化学工業を訴えたことは有名だ。科学者が研究に取り組み技術を進歩させるためには、それ相応の対価を支払うべきで、そうしなければ子供たちが科学の道に進まなく(理系離れが進み)なってしまう。このような警鐘を鳴らしていたことは、僕自身はよく知っていた。そのような内容を含めて、この本のテーマに関心を持ち、今回手にとってみた。
     理系というか、研究者がより良い研究(世界に先駆けた研究、社会に貢献できる研究などいろいろな意味で)を行うためには、どのような取り組みがなされているか、またはなされていないかが取り上げられている。それぞれ、興味深いテーマが多かった。理系が貢献に対して報われていないという日本の現状がよくわかった。そのようなテーマの中で異色という感じがしたのが、理系の「恋愛力」というテーマ。このテーマでは理系の男性が、女性と接する機会が少なく恋愛下手な人が多いということが扱われていた。具体的なケースも取り上げられており、なるほど確かにと感じた。が、残念ながらこの本には、「だからどうすればよいのか?」というところまでは触れられていなく、ちょっと残念。
     その他、この本の中で取り上げられている理系カルチャーのテーマの中で倫理の話に触れられている。七三一部隊・和田心臓移植・地下鉄サリン事件などは、理系の技術力が好ましくない方向に利用されてしまっているケースだ。七三一部隊については正直余り知らなかったので、この機会に調べてみた。調べれば調べるほど、目をそらしたくなる事実であることがわかった。理系とか文系とか言う問題ではなく、このような事をきちんと知らなかった自分が恥ずかしいなと感じた。

  • 面白い内容だけど、結構読むの疲れた。自分も理系だから頑張ろう。

  • 2011年3月19日 読了85(78)

  • 「理系人への応援歌」

    理系を志す人たちの夢の実現を手助けするためにも、あえて理系の世界の厳しい現状を伝えています。

    生涯年収における「文高理低」の文理格差、ポスドク問題、理系人材の多様な進路、理科教育など・・・様々なテーマについて書かれています。

    新聞の連載記事をまとめたものなので、ここに書かれている内容が理系の置かれている現状の全てだと思わないようにする必要があると思います。

    しかし、理系の、特に研究者を志す人は一度は読んでおいた方がいいのではないかと思います。

  • やっと読みました!


    研究者がお金ないとか、日本のシステムが遅れているとか、そういう現状を知ることが出来たけど、それよりも研究者の方々がみんな、没頭して、夢中になっている様子がとても輝かしかった。
    アーティストと一緒ね!

  • ■書名
    理系白書

    ■筆者
    毎日新聞科学環境部

    ■内容
    「理系」は報われない。

    平均的な「文系」より数倍の勉強時間を必要とする。
    社会に出てからも新たな技術開発のために日夜勉強を
    続けていかなければならない。

    しかし、その「理系」のおかげで、日本は技術立国として
    高度成長期を走りとおし、世界第2位の経済大国となった。

    一見すると「文系」より活躍している。
    役に立っている。

    が、報われない。

    ・給料が低い
    ・管理職になれない
    ・勤務時間が長い
    ・閉鎖的空間に追いやられる

    「理系」に対する評価が社会の評価が低いのである。
    (アピールが足りない、文系の方ががんばっている!という意見もあるだろうが。。。)

    世界が日本の技術力に追いつき始めている。
    技術が良いだけでは製品が売れなくなっている。
    新たな価値を生まなければならない。
    新たな価値は理系の技術と、文系の社会性を合わせて生まれるものだろう。

    「理系」と「文系」の壁をとっぱらい、新たな価値を生むためには、
    「理系」と「文系」の融合が大事である。
    そのための第一歩としてお互いの現状認識をしなければならない。
    文系は社会性が高く、世の中をかけめぐっているため、
    知り合うことは多い。
    一方、理系は内側に閉じこまりぎみ。大学の研究生活を
    つづる本もこれまでなかった。
    本書は理系の素顔、実態を如実に描いている。


    ■所感
    自分も理系で大学の研究室にいただけに、
    そうなんだよーとうなづけるところがたくさんあります。

    ・話すことが嫌い
    ・主張が苦手
    ・外より内に力を注力
    ・外のことがよくわからない
    ・今やっていることの社会的価値がわからない

    確かにこんな理系だったら社会から評価されなくても
    当然なのかもしれない。

    アメリカの理系を詳しくないからあまりいえないけど、
    聞くところによると、優秀な人は自分の技術の社会的位置づけの
    認識を持ち社会に対してどんな価値を提供できるかを常に考えている
    そうだ。
    (当然、日本の優秀な理系は考えていると思うが、割合としてアメリカの
    ほうが高いのだとか。その分、平均的な技術レベルは日本のほうが高いとか。)

    これからの理系は、
    社会を知り、自分の技術の価値を認識することが大事なんだと思う。

    基礎研究をやっている技術者もしかり。
    基礎研究は社会に直接的な利益をもたらさないから価値が低いと言われるが、基礎研究が応用研究の種の源になっているのは確かなはず。

    いずれにしろ、これからの理系は
    自分も含め、もっともっと対外的に自分と技術をPRしなければ
    ならないと思います。
    そうしないと、いい人材、技術が埋もれていってしまうことになる。

  • この本のように定量的に理系の不遇を示してくれることに意義があるのだと思う。読み物としても面白い。文理選択前の学生さんには、サラッとでも流し読みするよう勧めたい。

  • 情報自体が、既に古いものになってしまっていることを除けば、
    面白い読み物だったかと。

    書き手の意見が全面にさえ出てこなければ、
    好感の持てる文章。

    なにより、勉強したくなるのが、この本の魅力?

  • 理系の実態について詳しく書かれていてためになった。理学系の話が多いです。新聞記事を纏めた為かややくどくなっているのが難点。

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