アフターダーク (講談社文庫)

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著者 : 村上春樹
  • 講談社 (2006年9月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062755191

アフターダーク (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 再読。あんまり読んだことないけど、他の村上作品より読みやすい気がする。
    エリの寝室描写は、何かのメタファーなのか?そこだけどことなくすっきりしない。

  • ずいぶん前に買ったけど、なぜか食指が動かされずにずっと読んでいなかった。夜中、アフターダークの話。姉妹、エリとマリ。高橋。面白くて引き込まれるけど、読んで2か月たった今、ほかの人のレビューを見て内容を思い出した。ホテルで働く女の子の話が面白く、こういう細部、人間としての強さ、弱さがまた意味をもたらすのかな。

  • 夜の街ってがらりと表情を変えるしそこに棲む人も昼と同じではない。人間てやっぱり昼活動して夜寝ることで心身健康に保てるんだろな。夜明け前の気配で物語は終わるけど昼と夜は巡り続けるのです

  • 劇的ななにかが起こる訳では無い、その劇的な何かの水面下で繰り広げられる世界にスポットライトを当てた話だと思った。
    物語を初めから全て読み切ることで、自然と「この話は夜から始まり、夜明けで終わる話なのだ」という認識が生まれてくる。
    暗い闇の中、触れられないまま冷たくなっていたものがやがて新しい温もりと共に変化の予兆を見せていく、そんな話だった。
    何日かに渡る話のはずなのに、ひとつの夜が始まり、そして明けていく印象を強く持った。

    考察サイトなど巡った後に、もう1度じっくり読みたい作品だと思う。

  • まとまりがありそうでなかった
    そりゃそうだ、ここに描かれているのは物語のほんの一部分に過ぎないからだ…
    村上さんにとって一体どんな転換だったんだろう
    他とは全然違う

  • カーティスフラーのあのトラックみたい。気取った二人称というか三人称みたいな書き方は、一周回って滑稽で楽しいような気がする。日にちがまわって夜が明けるまでの時間の濃密さがすごく伝わってくる。
    リアリズムの中にどう物語が出てくるかとなったときに、深夜という時間性はそれなりに説得的な道具立てとして浮上してくるのかもしれない。
    眠っている美女とか、娼婦への暴力とか、追いかけるプロフェッショナルとか、何となく1Q84を思い出す。

  • 深夜の都会で起こる色々な出来事を、第三者?の目線で記録しているような、不思議な小説。
    色々な謎は謎のままだが、それはいつものこと。
    エリとマリの関係が興味深かった。

  • 理由なんかなくても、とにかく私達はひとりひとり違った境遇を持って生まれてくるし、それはそこに存在するし、巨大なタコにからめとられてしまう。
    日々、私達は様々な感情を持ち様々な行動を取っている。だが、はるか上空を飛ぶ鳥の目から見れば、単なる粒の一つに過ぎない。視点が宇宙にまで飛べば、その粒ですらなくなる。
    ただ、それだけ。

    という感想を持ちました。

  • 一度でも孤児になったら、一生孤児。
    認知の問題というか、事実は関係ない。一度知ってしまうと知った気持ちは無くせない。

    言い回しは面白いけど、なにも結論がなくて、それでも1つの話にしたところがすごいのか、それともまとまってないこの話だから面白い言い回しのいいとこどりができたのか、はたまた人生なんてそんなチグハグな感じなのか。
    伏線も回収するけど、所詮ご都合やなと思ってしまう話と、まとまってないけどハッとさせられる言葉のある話と、どっちがすごいんだろうか。
    すごさを比べる意味はないのだろうか。
    村上春樹ってことで、とりあえず深い意味があるのではと考えてしまう、、

  • ドラマを見ているようだった。小説・文章というレベル感から少し飛び抜けたものに感じて、引力のある小説だったと思う。村上さんの小説は、映像が思い浮かぶのにたぶん映像にはできない、という、小説の醍醐味を詰め込んだようなところが好き。
    記憶を燃料にして生きていく、が好き

  • リンゴとかトマトとかを丸ごと齧っただけで食事に代える描写あこがれる

  • 一人称でなく三人称の視点で描写が描かれ,同時進行的に複数の登場人物が別々に関わり合っていく。

    各キャラクターの思想はやはり村上春樹の小説特有であるが,個人的にはこのキャラクターの思想に共感するところがあるから村上春樹作品が好きなのだろう。

    他人から求められるものを埋めることの空虚感とか自分のペースで少しずつものを考えていくこととか。

  • 携帯電話が出てきた!と思ってビックリしたけど2006年に書かれたものだった。そりゃあるわケータイ。昔の作品ばかり読んでいたので新鮮。
    ハードボイルド的な作品で、ハラハラするとこほもあった。あと村上春樹作品はやはり会話文が好きだ。テンポもリズム感もいい。
    でもオチはなかった。春樹あるある。

  • 完全なる春樹ワールド。

    村上春樹さんの本を体系立てて読んだことがないので分かりませんが、これは実験的な作品っていう位置づけなのかな。

    何とも感想の言い難い物語。

  • 題名から想像するほどは鬱々としてないけど村上ワールド感はなかなか。今まで読んだ村上作品の中でもかなり観念的で、最後は、んんん、、、という感じ。やっぱりこゆ感じで終わるのかぁぁ。とてもさくさく淡々と読めます。ファンタジー感はないです。後半150ページ前後が好きだった!

  • こどもの部屋から拝借シリーズ。
    ちまたではノーベル賞を日本人がとった、とらないのニュースで賑わっていますが、ここ数年この村上春樹さんが話題になりますよね。当の本人はどう思っているのか?そんなことを考えながら手に取りました。
    読み終えて、正直、「?」でした。
    いま、あるネット記事で目にした一節に納得。

    >ここまで見ればお分かりいただけるかもしれないが、この作品を「村上春樹の作品だから」というスタンスで読むと拍子抜けするかもしれないので、それだけ注意。

    ふむふむ。注意して読めば!?よかったな。

    地下鉄サリン事件となにやら関連があるとかないとか。
    ま、そんなことにはあまり関心がない。

    この作品に限らず、作中、よく音楽が出てきますが、ほとんど分らない!
    タイトルは、どうやら 'Five Spot After Dark'というトロンボーンの入る曲からきているようですね。
    私が唯一(除コンビニで流れていたサザンの曲)分ったのは、Daryl Hall & John Oates'の 'I Can't Go For That (No Can Do)だけですね。
    この2つの曲を聴きながら書きました。

  • すんなり読めた 何も思うことは無かった

  • 一瞬で抜け落ちる

  • 村上ワールド
    日没後に夢と現実をさまよう4人
    の現実的内面

  • 誰かの真似をしたみたいな文体 内容が好きなので星4

  • 3
    トロンボーンをやっている高橋が、深夜のファミレスにいるマリと会う。姉のエリや白川、ホテルアルファヴィルでの出来事が並行して話が進む。謎が多く難しい。
    ファイブスポットアフターダークは好きになった。

  • 一人称で自分の内面を書き連ねるスタイルではなく、あくまで読者と一体になって、その夜、終電から朝まで、ファミレスに身を寄せる人物、エリを取り巻く人間模様をモニターするといった感じ。
    エリの性格、姉への思いが出会った人々と出来事、交わした会話の中で徐々にわかってくるところが面白い。
    高橋くんが当初、うっとおしく描かれていたが徐々に好感度がプラス方向に上がっていく。
    エリの高橋くんに対する気持ちと、読み手が高橋くんに対する気持ちを上手く同期させていたので、客観的な視点にもかかわらず没入できた。

  • 静かな短編で良かった。
    もうすこしこの世界を読みたいと思った。

    でも、相変わらず、途中で話を切ってしまうのは残念だ。

  • ある夜が更け、ある夜が明けていく話。優秀な姉を持つエリは、ファミレスで高橋という男に出会い、過去を辿ることにより、自分と姉との関係を照らし合わせていくことになる。

  • 全体的を通して不思議な世界観で引き込まれる.
    マリやエリ,高橋などの登場人物を客観的に見つめる視点は一体何者なのか...

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