四季 春 (講談社文庫)

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著者 : 森博嗣
  • 講談社 (2006年11月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062755689

四季 春 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 【あらすじ】
    科学者・真賀田四季。 幼くして発現する、真の天才。 圧倒的人気のカリスマ、真賀田四季の物語、第1弾。 天才科学者・真賀田四季(まがたしき)。彼女は5歳になるまでに語学を、6歳には数学と物理をマスタ、一流のエンジニアになった。すべてを一瞬にして理解し、把握し、思考するその能力に人々は魅了される。あらゆる概念にとらわれぬ知性が遭遇した殺人事件は、彼女にどんな影響を与えたのか。圧倒的人気の4部作、第1弾。
    【感想】
    四季の幼少期を描いた作品ということで、早く読みたいと思っていた。そして四季の天才っぷりは幼いころから何一つ変わっていなかったんだなというところに、驚かされたような、はたまた納得させられたかのような、そんな感覚に陥った。でも、その天才さが普通の子にあるあどけなさや可愛らしさを消し去ってしまっているような気がして、それが読んでいて少し悲しい気持ちになった。四季にも子供らしい子供の時期があったのかなと思っていたから余計にそう思ったのかもしれない。この作品で一番難しかったのが、基志雄の存在だ。彼は一体実在しているのか、はたまた四季の中にのみ存在しているのか、結局わたしは最後までよくわからなかった。四季の冬まで読めば、それがはっきりとわかるのかな?

  • 想像以上に難しい。
    天才、真賀田四季の話なんだから難しいだろうなーとは思ってたけど、初読じゃ何が何だかさっぱり(笑)

    結局其志雄は何人いたんだ?

    でも、Vシリーズからもたくさんキャラが登場するし、S&Mからも登場するし、森ミステリーのキャラ萌えにはたまらんシリーズですよね、これ。
    こう見ると、四季はすべての主要メンバーと会っていそう(笑)

    とりあえず再読してます。再読して「夏」を読もう。

  • 天才、真賀田四季の子ども時代。其志雄の話が多い。

  • 面白かった。
    天才科学者・真賀田四季を知りたくて彼女の幼少期が描かれている本作を読んだのだけれど、たった一桁の年齢である幼少期でさえ彼女には追いつけない。
    ただただ立ち尽くして見ている気分でした。圧倒。
    そして、これはこれで十分に面白かったのだけれど、やはり出版順に読んでいこうと思いました。
    他シリーズの登場人物らしき人が出てきたので、その方がきっと面白いはず。

    文庫の最後に著者と出版部が選んだ読者の感想が載っていて、その中の一人に凄く共感した。

    天才にはこの世界がどう映っているのか。
    凡人の私にも興味がある。

  • 何年も前に図書館で春夏秋冬とすべて読んだのだけど
    そのときは春だけ購入しませんでした。
    読み返したいと思わないと判断しました。

    けれど最近、好みが変わったので
    夏と秋を売り払いました。
    この2つは手元になくとも自分の頭の範囲で記憶できるような感じがしたから。

    冬のみ手元に置いたのは
    冬の世界は私の想定の埒外すぎて再生保存できないから。

    それで急に春が気になって
    そもそもの根源を確認したい、と思ったのです。
    なぜでしょう。

    冬で、四季がある概念をウォーカロンに吐露したことにある気がします。
    ある意味でようやく。
    それが大人になる、ということ。
    とわたしも思いました。

    だから、超然としたこどもの四季を見たくなりました。
    なつかしくも不器用で孤独なこどもの姿を。

    何年もたってからこういう楽しみ方があるのですね。
    書物はなにひとつ変わらないのに。

  • 「すべてはFになる」に登場した真賀田四季博士の幼少期のお話。

  • この本では複数の【僕?】【作り上げた人格?】の一人称で語られてます。
    その【僕?】【作られた人格?】の目を通して見た四季が描かれていて、その四季は年齢にして想像がつかないくらいの天才ぶりで、これから先どのような人生を歩んで行くのか・・・
    夏・秋・冬。。気になります。

  • 読みやすいんだけど、ちょっと分からない部分が多かった。
    「僕」の目線がなかなか落ち着かなかった。

  • そもそもパスポートなんていう、顔形で本人を確かめるようなシステムが機能していることの方が不思議だ。

    前進するためには、同じだけのものを後方へ放り出す必要があるでしょう?

    「世の中、どうしてこんな善意に満ちているのだろう」
    「そう見える、そう見ようとする善意があるからじゃないかしら。排気ガスや煙突から立ち上る蒸気が、勢いのあるものに見えた時代もあったでしょう」


    高校生の時からずっと読みたくて、でもとっておいた四季…面白かった…幸せ…
    別人格だと途中までは思わさせられ、一瞬で騙されていたことがわかる。鳥肌。人間の形としては四季と其志雄しかいないのだ。
    Vシリーズ最後で瀬在丸紅子と四季(中身は其志雄)が出会う場面の、其志雄側も描かれているのだが、紅子に、男の子の名前だわ。と言われて笑うところが、V読んでるときは何とも思わなかったけど、今回読んで確かにクスリとなった。
    四季という名前のシキをひっくり返して男であることを示すためにオをつけてキシオという名前が付けられたのかなと思った。四季は生まれた時から世界の中心。

  • 各務亜樹良女史登場。感想としてはまだ特になし…読みにくい。今さらだけど森川素直は森川須磨と関係あるのかしら。

  • 今までS&M、Vシリーズを読んで来た者たちへのご褒美的作品。まだ少ししか関連性は示されていませんが、もうワクワクが止まりません!早く次が読みたい(^^*

  • ノンフィクションの作品においてカリスマ性のある女性を見つけると、このキャラは美形でなくても読者や作中の人々に同じだけのカリスマ性を感じさせることが可能だったのか?と考えることがよくある。真賀田四季はそうした自問に対して即イエスと答えられるキャラである。真賀田博士が何のことない顔で殺人に手を染める理由がわかった気がする。彼女にとっては一握りの優秀な人間以外ヒトではないのだろう。罪悪感なんてせいぜい犬猫を殺す保健所の人間くらいで。だってこの人もう人間じゃないもん。頭悪すぎて上手く表現できないんだけど、人が絶滅したあと地上にはびこる生物がいたとしたらこんな感じなんじゃないかとか、脳に莫大なバグ(突然変異)を起こして生まれた人間というか、DNAを調べたらヒト出ないという結果が出るんじゃないか、とかそんなことを考えてしまう人。

  • S&Mシリーズをずいぶん前に読んだきりだったのですが、シリーズ再読よりかは4冊だけだしと軽い気持ちで手にとったけれども先に読み返すべきだったかな...。近親結婚とか母親殺すのって何か理由付けがあったっけ?叔父さん逃げてー。

  • すべてがFになるを読んでから読め、と言われたのにまずこれを読んでしまった。案の定ポカーン。殺人事件が主ではなく、四季さんの幼少時代およびその他登場人物との関わりを描くことが主の話らしい。スピンオフを最初に読んでしまったということだ。
    世界観は独特でおもしろかった。今度は森博嗣の本格ミステリーを読みたいと思う。

  • Fシリーズをすべて読んだあとの四季シリーズ。
    なんとも言えない悲しい過去だったり、天才の頭のなかを覗けたり、面白い視点からの本。

  • 引っ越す友人がくれた森博嗣の四季シリーズ。まずは1巻目を読み終えました。一言で言えば、世界観の勝利という感じかな。最初、読み進めながら別人だと思っていた人が人格として分かれているだけだということがわかってきたり、森さん独特な世界観がとても出ているなと思いました。もやもやした人物相関図を構築しながらどんどん修正されていく、そういう文章から中身を拾う楽しみと文章自体の言葉の使い方を楽しむのと2つが一緒に楽しめた感じ。2巻目も早速読んでいきたいと思います。

  • 独特の世界観。殺人事件が主ではなく、何を求めていくのか......。一気に読み切らないと理解できないかもしれません。私は一回読了しただけでは理解できなかった。

  • よくわからなかった。四季は好きでも嫌いでもない印象。大きな流れの中で必要だったから読んだというのが大きい。

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