四季 春 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.61
  • (310)
  • (465)
  • (752)
  • (65)
  • (16)
本棚登録 : 5215
感想 : 387
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062755689

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 一気に読んでしまいました。登場人物が複雑な話でした。四季の思考の速度を表現する森博嗣氏の文章が素敵でした。
    Vシリーズから引き継いだ謎がここで解消されてとてもスッキリです。

  • 四季シリーズ、春、読了。
    面白い。主語が変わる。これは誰だ?今度は誰目線で語られているのか。と考察しながらストーリーを愉しめます。
    移動中に読みましたが、ハマりました。
    中断を強いられると、展開が気になりながらも愉しみを伸ばすことができました。笑

    「すべてがFになる」が未読なので、そちらも読んで四季シリーズをもっとよく知りたいと思います。

  • 最近忙しかったので、それが終わって、本が読みたいなって再読したのがこれ。わたしの毛細血管に流れているような気がする。

  • 何度目かの再読。四季シリーズ第一弾。天才、真賀田四季という存在の残像を追える作品。彼女の速すぎるスピードには結局誰もついていけないということは、天才にとって不幸なのかそれともどうでもいいことなのか。真賀田四季を知ることで、更に森博嗣先生の作品に深みが生まれるようなそんな一冊。

  • 透明人間は最初から四季の創造物?
    四季はS&Mシリーズの重要人物と知って、四季シリーズのみならず、「すべてがFになる」を近いうちに読まなければと誓った読後でした。

  • S&Mシリーズに登場した天才科学者・真賀田四季の幼少期が描かれた物語。四季シリーズ4部作の1作目。

    6歳にして卓越した頭脳と圧倒的なカリスマ性をもった天才・真賀田四季とはどんな人物なのかが描かれていきます。

    S&MシリーズとVシリーズの登場人物も登場します。少なくとも、この2シリーズ全冊を先に読んでから本書を読むのが一番です。

  • 創作において天才キャラというのは作者の力量が問われる非常に高いハードルなのだけれど、軽々と越えるどころかもはや雲の上。     
    しかし各務がこんなにガッツリ関わってくるとは驚いた。   
    そして聞いたことある名前はちらほらと登場。    
    なるほど……つまりは……、そういう……。

  • 天才、真賀田四季の幼少期の物語。すべてがFになるを読んで、真賀田四季という人物について知りたいと思い読んでみました。

    一人称が「僕」である複数の人物(人格)が主体となって話が進められるため、誰が話をしているのか混乱してしまう話でした。

    天才の思考は、このような思考なのかと感動させられる一方で、内容を理解するのは難しかったです。

    S&Mシリーズ、Vシリーズといった他の森作品を読んでから、再読したいと思いました。

    本作を読むにあたっては、ある程度登場人物を理解してから読むのがオススメです。

  • #読了 #森博嗣 #真賀田四季 #講談社文庫 #読書好きな人と繋がりたい

  • 天才、四季の幼少期を描いた作品。春夏秋冬シリーズの中で1番好きだ。純粋で清らかな湖面のような口調の四季と、その対話相手としての目線で綴られる文章。自分のことがわからないまま物語の時間は進んでいく、浮遊感を味わう。
    何度も何度も読んでしまう。その度に見方が変わる。

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森博嗣の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×