死の開幕 (講談社文庫 て 13-3)

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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062755948

感想・レビュー・書評

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  • リンカーンライムに続く道程が分かるような気がする作品ではあります。

  •  主人公が気儘すぎて…。

  • 『汚れた街のシンデレラ』につづくルーンが主人公のシリーズ第2弾。
    舞台はまだ物騒だった頃のNYC。
    時代はおそらく1980年代と思われる。
    タイムズ・スクエアがまだ風俗街で治安が悪かった頃の描写が頻繁に出てくる。
    深夜でも大勢の家族連れや観光客が安全にかの地で闊歩し、風俗関係は見る影もない今となっては隔世の感がある。
    前ニューヨーク市長のジュリアーニ氏が大鉈をふるってこの街を大掃除をする前はこうだったのかと当時の様子を垣間見ることができて、
    それだけでも自分にとっては興味深い作品だった。

    この作家の醍醐味はなんといっても終盤に畳み掛けるような連続どんでん返し。
    前作に比べると、その点では切れ味がイマイチかなと途中までは思ったけれども、
    最後の最後にやられました。

    残念ながらルーンシリーズの3作目"Hard News"はまだ翻訳されていないようだ。
    原書で読んでみますかね。。

  • 元気でパンクな映像作家志望の女の子が通りすがりの爆破事件に興味を持って追いかけたら、当然もっと大きな事件に巻き込まれたその顛末。
    最後の持って行き方に、ディーヴァー作品て昔からこうだったんだなあと思いました。佳作。

  • 1月20日 400ページ付近。
    またしても100ページほど残して事件解決。この先どうすんのな感じだけれどここから油断ならないんだよねえ。

    1月22日 読了。
    以下、微妙にネタバレ含みます。
    ニューヨークに住む、(ちゃんと確認してないけど)20台の女性ルーンが主人公のシリーズ二作目。
    映画館を爆破した犯人探しを始めるが、立場上入手できない情報を、後にボーイフレンドになる警察官からもらう。
    その後数回の爆破殺人事件が起こるが、すべて同じ犯人とルーン及び周囲は決め付けたように書き進められ、読者にもそう思わせようとしているらしいが、騙される人は少ないだろう。
    そうでなかったことが最後の100ページの主たる内容で、著者特有のどんでん返しに結びつくが……。
    この後出版されるリンカーンライムシリーズを先に読んでしまった為、一応どんでん返しはあるものの、解説にもあるが、力不足感は否めない。
    著者の作品としては初期の作品なのだが、日本語訳が出版されたのはずいぶん後で、出版社も違う。
    作家の初期作品から読もうと思っている人間にとって調べるのに苦労する。

  • 最後までヒロインに全く共感できず…その影響かストーリーまでチープに感じた。
    プロットは悪くないかな~

  •  大人の長靴下のピッピみたいなルーンが主人公のミステリ。
     本人が夢見がちなせいか、結構どぎつい内容だけどさらりと読める。
     もちろんミステリなんだけれど、人間ドラマに焦点が当たっているような気がする。

     そしてやはりラストまで気を抜くな! なしあがり。
     面白かった。
     個人的には原題の「Death of a Blue Movie Star」方が雰囲気があり好き。でもBlue Movie でポルノムービーのこととはあまり知らないよなぁ(私も知らなかった)

     「Hard News」が翻訳されないかしら。

  • ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズではない作品。

    キャサリン・ダンスシリーズに挑戦しようと思っていた時に、図書館で借りれたので読んでみた。

    ドンデン返しの繰り返しは相変わらず。

    若干専門領域の深堀りがないので寂しい感じがしたが…

    やはり最後はやられてしまった。そこまでは予想できんかったわ。

  • リンカーン・ライムシリーズもまだ途中だけど、今回は違うものを。
    主人公は、「背が低いのも、ときには魅力になる。基本のアイテムは、Tシャツとブーツと恐竜。ヘアースプレーを使うのは、ハエを殺すときか、スクラップブックに何か貼るときだけ」というおしゃれ哲学を持つ、映画監督を夢見るはじけるように元気な女の子、ルーン。
    今のところ3冊シリーズになっているらしい。

    今回は、事件柄ニューヨーク市警爆発物処理班の刑事サム(離婚の話し合い中、10歳の子供あり)との出会いがあり、今後良い関係に発展する気配もあり、楽しみなシリーズ。

    ルーンの活躍もあり、犯人確保となるも、まだページは4分の1ほど残ってる。さすがにどんでんがえしのディーバー、そうあっさりと終わるわけはなく、うーんそうくるか、最後に至っては、驚愕の「え~~~!!」  参った。

  • 犯人が分かっても、続く…
    やっぱり、どんでん返し!!
    こうくるんだーって毎回やられますね…

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