源氏物語 巻二 (講談社文庫)

  • 325人登録
  • 3.72評価
    • (27)
    • (29)
    • (55)
    • (2)
    • (0)
  • 29レビュー
著者 : 瀬戸内寂聴
  • 講談社 (2007年2月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756495

源氏物語 巻二 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 巻一の<若紫>で壮大な期待をもたせておいて、<末摘花>で少し外してくる帖の順がイイ。<紅葉賀>の描写の美しさ、<葵>の六条御息所の純粋な愛と生き霊になる恐ろしさ、、引き込まれる。

  • しかしよくもまあこれだけあちこちお手を出しになられること。一夫多妻とは言っても、よくもまあ同時にそれだけの人と関係をもつことができたもの。私なんかは、結婚して20年近く、他に好きかなあと思える人は1人いたかなあ?というくらい。年上が好きなのかなあと思っていたら、幼い子を自分の思い通りに育てようとしたり。いつ見つかってもおかしくないような状態のところに夜這いに行ったり。まあとにかくご盛んなこと。でも、顔もはっきりわからないままでお付き合いをするとか、ちょっとびっくりすることもある。寂聴さんのしおりを読むと、まわりの女房たちが世話を焼いて、娘を売り込むようなところがあったようだから、まあ「だまされた」と思うこともたびたびあったのかもしれない。ただこれは貴族の世界だけのことなんだろうか。一般人まで同じようだったのだろうか。2冊目まで読み進んで、困っているのは、同じ人物が幾通りもの呼び方をされるため、だれがだれだかこんがらがってしまうこと。そのたびに登場人物相関図を見るのだけれど、探すのに時間がかかってしようがない。

  • 主人公の光源氏は惚れやすく口説き上手。衝撃的なのが、父親の妻とも関係すること。平安時代にも複雑な恋愛事情があったことなどが面白い。登場人物が多く、覚えきれない。最後の方に掲載された家系図、関係図を見ながら読んでいった。源氏のしおりが最後にあるが、それを読んで振り返ると分かりやすい。読みやすく訳されているが、集中して読まないと頭に入っていかない。内容は面白いから全巻読む予定だ。

  • 理解できませんでした。

  • おもしろくなってきた。平安の人々はこの物語をもっと身近に感じ、わくわくしながら読んだのだろう。しかし登場人物がわけわからなくなってきて関係図を見ることしばしば。

  • 系図とにらめっこだ。同じ女性でも呼び方がいくつもあって、おまけに源氏の君は手当たり次第に頂戴されるんで整理できない。巻二に納められるは6帖で、源氏17歳から25歳までの姦通記だ。

  • 巻一に引き続き…でもなく。
    間に違う本を挟みながらも瀬戸内版源氏物語巻二。
    このまま一気に続きに行きたかったけど、生憎手元にないので一時休戦(と、言い訳しておきます)また個人的に強化月間きたら再読して続きも行きたいなー

  • 「末摘花」「紅葉賀」「花宴」「葵」「賢木」「花散里」の各章は巻1と異なり、そのまま女性の名前が出る章ではありませんが、ドラマティックに展開していきます。藤壺中宮の不倫の皇子懐妊、光源氏への想いと罪意識の狭間で苦悩し、出家していく場面。六条御息所の亡霊、朧月夜との密会と父親右大臣への発覚など面白い場面が相次ぎます。ここまでのドラマが1000年前に1女性によって書かれた事は驚きです。しかし「末摘花」への残酷さなど、紫式部の意地悪な人間性を垣間見るように感じました。

  • 高校の先生が「末摘花」を熱く語っていたのを思い出しながら読みました。確かにあれは・・・残念だ。

  • 源氏と藤壺の宮との間に不義の皇子が生まれたり、六条の御息所の生霊によって正妻・葵の上が亡くなったりと、ドラマチックな場面が次々と展開する巻ニ。
    千年前の小説とはとても思えない。
    紫式部は天才だ。

    末摘花 紅葉賀 花宴 葵 賢木 花散里 の6帖を収録

  • <恋愛の手順>
    姫君のまわりは女房が守り、男の人に顔や姿を簡単に見せてはいけなかった。女房は外部に自分の姫君の宣伝をする。その噂によって貴公子はまず恋文(和歌)を届ける。それを女房が判断してOKだと姫君直筆の返事をやる。姫君の意思はない。賢い男はまず女房を手なずけ(賄賂、情交)その手引きで姫君の寝所へ行く。空蝉の場合、源氏は女の弟に目を付け男色関係になっている。
    <結婚>
    肉体的に結ばれると、男は翌朝まだ暗いうちに帰り(後朝の別れ)、家につくとすぐ手紙を届ける(後朝の文)。三日間欠かさず通う。三日目の夜は「三日夜の餅」を新郎新婦が食べる。これで結婚成立。
    <末摘花>
    大輔の命婦が、故常陸の宮に姫君が琴を友に暮らしていることを言う。

  • 次々と女性に手を出す源氏…(;^^)
    桐壺帝の死、最愛の藤壺の宮が出家、朧月夜の君との浮気と、
    二巻は一巻より展開が早い!
    内容はもちろんですが私は巻末の「源氏のしおり」を一番楽しく読みました。まさか空蝉の弟、子君と男色関係にあったのか!驚きです。
    ただ添い寝しているのかと思いきやちゃっかり少年愛とは…
    巷で紫式部が腐女子だった、などと言われているのはこのせいか?
    当時は男色が割と世間に認められている行為だったしそういう意味では平安時代の女性のほとんどは腐女子だったと言えなくもない…

  • 読めば読むほどどんどんハマってく。気になったのは、方違いとか占いとか呪術が色々な局面で出てくること。例えば、六条の御息所は「源氏ったら葵の上のところにばっかり行きやがって!」と思い悩んだ挙句、葵の上を難産に陥れた末、呪い殺してしまう(!!)現代人からするとフィクションのホラーだと思うけど、当時の人は本気で御息所を恐れたことだろう。

    また、至る所に「香り」の話が出てくる。源氏はナポレオン並に匂ったようで、色々な場所に残り香を残していき、女たちの心を翻弄する。平安時代、お香は今でいう香水のように、個人の魅力を高めるのに一役買っていたのだろう。

    2巻目にして新帝の寵愛する姫に手を出していたことがバレ、源氏は遠くへ左遷される。と言っても須磨だから神戸の方だけど。話はクライマックスだと思ったけど、あと8巻続くのだから、これからどんなことが起こるのか楽しみだ。

  • ロリコン光源氏本領発揮の巻、という印象が強い二巻。
    というかどうしてこの男はこうも不実なのか……あと何で毎回強姦なのか。この時代の男怖すぎる。
    紫の上の腹の立て方が今の時代の普通の女性らしくて(今の時代ならもっと過激に憎むだろうけど)ほっとしました。
    顔と地位がなかったらただの薄情な男に過ぎないのに誰からも許される姿が溜まらなくうっとおしい。
    訳された和歌に源氏の君が不実だと書いてるものがいくつかあるのに、それを完璧スルーしてる神経の図太さに驚いた。

  • 0924

    どんどん話が進んで行きますね。

    大きな事件がたくさん。

    個人的に花散里が大好きなので印象深い一冊になりました。

  • いやいや、瀬戸内氏の文体のせいか、物語にも勢いがついてきたのか、流れるようにつるつる読めて快感を覚えるほど! 読みやすいうえに、風雅な感じもすごく出ていて、季節のうつろいや行事の華やかさなんかも目に浮かんで楽しいー。それと、前も書いたけど、やはりこれは大河小説なんだなーとまたまた感じる。どうも漫画「あさきゆめみし」の印象が強くて、女性のエピソードごとに一話完結っぽく覚えているのだけど、あくまで続きものであって、源氏が一度かかわった女性はまたあとでも出てきて、少しずつ源氏との関係が変わっていったり、のちのちまさかこんなふうになるとはということがあったり、うまく伏線がはられているというか布石が打たれているというのがわかるような。瀬戸内氏による巻末の解説「源氏のしおり」がすごくわかりやすくて助かる。やっぱり訳文だけだと深い意味合いを読みとれずにいるところとかわからないところもあって。巻末の系図もお役立ちで、見ながら読んでます。

  • よし、2巻目読破!
    葵の上のファンになった。プライドの高い美人が好きです(←聞いてない)

  • 2007年2月16日購入。
    2008年7月22日読了。

  • 私的に好きなのが、葵ちゃんなんで、この巻はお気に入り。末摘花・紅葉賀・花宴・葵・賢木・花散里の巻なのですが、末摘花も、朧月夜も花散る里の君の君も好きですね。
    瀬戸内さんの訳は、読みやすくって、初心者向きなんだと思いますよ。原文を読むのもオツですが…。

  • 訳者の「しおり」にもある通り、読み応え十分、小説として面白い「葵」「賢木」が収められた巻です。
    うん、面白かった。恋愛だけでなく政治的ドラマとしても読めます。特に、巻三からの須磨行きの複線、序章としても読めるかな??
    ともあれ六条の御息所が葵上を取り殺したり、その喪中に源氏は若紫と新枕を共にしたり、はたまた朧月夜との逢瀬を彼女の父に見つかってみたりと、なんていうかやりたい放題でしたね。
    希代のプレイボーイぶりが炸裂しつつも、ようよう大人めいてくる途中といった感じでしょうか。

  • 恩師が瀬戸内寂聴の源氏物語はいい!読め!とおっしゃったので手に取ってみた。源氏の君の浮気っぷりが腹ただしいやら爽快やら。目指せ全巻読破!

  • 「葵」など様々な事件が起こる2巻。
    葵上の出産のシーンは迫力もあって、引き込まれるように描かれていると思う。

全29件中 1 - 25件を表示

源氏物語 巻二 (講談社文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

源氏物語 巻二 (講談社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

源氏物語 巻二 (講談社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

源氏物語 巻二 (講談社文庫)のKindle版

源氏物語 巻二 (講談社文庫)の単行本

ツイートする