- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062756501
感想・レビュー・書評
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身近過ぎる
家族の愛に
優しさに
どれだけ甘え
どれだけ逃げてきただろう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久々に読書で泣きました。
物語終盤まで平和な日常を描いていたのに、わずか数行で一変した。そのページで鳥肌が立って、涙してしまいました。こういのって、一度涙腺が緩むと、読了するまで止まらないんですよね、、、顔中カピカピだし、夜中なのに目が冴えてしまいました笑
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瀬尾さんらしい、家族がテーマの作品。父親を辞めた父、家を出て行ったのに毎晩夕飯を作りにくる母、天才が故に真剣になれない兄、真面目が故に悩みやすい主人公の4人家族の日常。
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兄の直ちゃんと、その彼女小林ヨシコが大好きなキャラでした。
イライラしていた主人公の佐和子が、直ちゃんが大事にしている鶏を蹴飛ばしてしまい、喧嘩になるシーンがあります。2人が仲直りする会話が微笑ましくて大好きでした。
小林ヨシコが初めて登場した段階では評価は最低でしたが、登場する度に徐々に評価を上げ、最終的には最高になります笑
馬鹿で派手だから、外見とか振る舞いで悪く勘違いされちゃうけど、実は人一倍優しくて、一生懸命なヨシコが大好きになりました笑 -
読みやすく、好きな作品ではあるのですが…衝撃の展開だけどうしても受け入れられませんでした~
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瀬尾さんの作品ははじめて。
文章の繊細さみたいなのはあまり感じられなかったけれど、シンプルに描く方なのだなと感じた。
幸福な食卓、という題名通りあたたかな灯火のようなものを感じた。
直の人物像が特に面白かった。 -
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フォローいただき、ありがとうございます。<(_ _)>瀬尾まいこさん、お好きのようで。
彼女は本当に心温まる作品ばかり書きますよね。
私...フォローいただき、ありがとうございます。<(_ _)>瀬尾まいこさん、お好きのようで。
彼女は本当に心温まる作品ばかり書きますよね。
私も12冊ほどよんでおり、レビューを書かせていただいております。
思春期、いい言葉です。昔、そんな時代がありました(笑)。リフォローさせていただきました。
どんどん本をお読みになり、たくさんレビューを書いてください。
私も面白おかしくたくさんのレビューを書いていますので、お読みいただければうれしいです。では、よろしく。<(_ _)>
辻村深月さんの初期の作品なども、最後に感動の涙で涙腺決壊する良い本が多いですよ。(*^^*)2019/08/26 -
ありがとうございます!
これからもたくさんの本を読んでいきたいと思います!
辻村深月さんの本読んでみたいと思います、教えていただきありがとう...ありがとうございます!
これからもたくさんの本を読んでいきたいと思います!
辻村深月さんの本読んでみたいと思います、教えていただきありがとうございます2019/08/28
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「お父さんをやめようと思う」という出だしは有名ですよね。
朝食は必ず家族揃ってとることが家風だが、そこでは爆弾発言も時に出るのだった。
穏やかに仲良く暮らしていた中原一家。
じつは数年前のある出来事から、じわじわと歪みが生じていて、母は家を出ている。
家を出てから一人暮らしをしているのが新鮮で快適らしい母。近くに住んでいて、掛け持ちでパートをし、夕食の差し入れにもよく来る。
何でも出来る兄の直は明るく元気そうだが、実は、何事にも真剣に対処しないようになっている。
もてるのだが、3ヶ月ぐらいでいつもふられてしまう。
ある時、派手な化粧の彼女を連れてきて、妹としては気に入らないが、これが意外と本気になる様子。
ごく普通に頑張ろうと思っている妹の佐和子。
神経質な部分もあり、梅雨になると気分が悪くなりがちなのだが…
中学から一緒の大浦君と進学塾で次第に親しくなり、時には行き違いもあるが、それも微笑ましい。
そのまま高校でもいい感じでつきあいが続く。
哀しい出来事や苦みもあり、少女が背負うには辛い運命。
父の抱えていたものも…
当たり前に、家族のことが気になる感覚。
自分にはない良さのある人を好きになる感覚。
繊細でいて、どこか生命力の豊かさへと繋がっていく展開。
泣けるけど、希望も持てます。 -
「死にたい人が死ななくて、死にたくない人が死んじゃうなんて、おかしいよ。そんなの不公平だよ」
この台詞には衝撃を受けました...
どんなに大変な事が起きても、
どんなにひどい言葉をあびせても
家族って大きな心で守ってくれるんだなって
改めて思いました。 -
風変わりな家族の物語
つらい思いをしているときに不器用ながら手を差し伸べてくれる人がいる
不器用だからこそ伝わってくる思いに感動した
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家族って、ややこしくて、面倒で、でも他人とは違う、やっぱりいつでも一番近い存在。
父さんは父さんを辞めると言いつつ、やっぱり父さんで、直ちゃんはよい兄で、家出中の母さんもやっぱり母さん。
佐和子にはそんな家族がいる。
結末はこうでなくてもよかった、という意味で星3つ。