劫火3 突破再び (講談社文庫)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756884

作品紹介・あらすじ

2006年度日本冒険小説協会大賞受賞作。日本転覆を企てる「新生大和会議」の恐るべき陰謀を、オダケンたちは明らかにしていく。日本を守る“鍵”を、小倉が地元の神岳会の広岩親分から預かったのは、大文字一徹。この豪快探偵が一路東京へ向かう――はずが、CIAエージェントの尾行を知ってか知らずか、食道楽の珍道中を! 痛快娯楽第3弾。(講談社文庫)

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第3弾の本作は一徹の西日本グルメツアーがメインとなっており、いつものアクションが殆どない。主役3人の脇を固めるレギュラー陣だけでなく、少しだけ登場するエキストラレベルのオッサン達が皆あっけらかんと人生を楽しんでいて、とても魅力的。
    次作はとうとう最終回。勧善懲悪で終わるのは間違いないでしょうが、主役3人がどのようにからんでいくのか楽しみです。

  • 突破…か? 飲み食い道楽極まった三巻の主人公。まぁ、そこらじゅうに寄り道して食うわ食うわ。裏で悪が暗躍し仲間たちが阻止せんと動いている時に、まぁ美味そうに食うわ。そしてこの巻にはアクションがほとんどない。大丈夫なのか大文字。相当な馬鹿力だとは書いてあるのだけど。

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著者プロフィール

1965年、福岡県生まれ。東京大学工学部卒業。労働省(現厚生労働省)勤務後、フリーライターに転身。96年、『ビンゴ BINGO』で小説家デビュー。『劫火』『残火』で2005年と10年に日本冒険小説協会大賞(第24回、29回)、『地の底のヤマ』で11年に第33回吉川英治文学新人賞と第30回日本冒険小説協会大賞を受賞。14年、筑豊ヤクザ抗争を描いた『ヤマの疾風』で第16回大藪春彦賞受賞。他の著書に『光陰の刃』『最果ての街』『目撃』『激震』などがある。本作は『バスを待つ男』に続くシリーズ第二弾。最新刊は、シリーズ第三弾の単行本『バスに集う人々』。

「2023年 『バスへ誘う男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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