黄昏の百合の骨 (講談社文庫)

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著者 : 恩田陸
  • 講談社 (2007年4月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756945

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黄昏の百合の骨 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 文庫で再読しました。終始昏くて不穏な空気が漂っていて面白かったです。理瀬はもちろん、こちらも登場人物たちがそれぞれ、好き嫌いは別として魅力的でした。稔が、美しくない、とか、頭が悪くてセンスのない女の子を軽蔑している、というところが傲慢で好きです。うっすらとしか覚えてなかったので最後の展開も好きです。理瀬のこれからをもっと読みたくなりました。ヨハン、また出てくるかな。

  • 主人公の佇まいがドラマチックである。
    凛とした姿の良い高校生の少女。
    何か起こるに違いない感じ。

    「魔女の家」と呼ばれる古い屋敷も良い。
    現代の住宅地の中に立っていても、違和感が有って
    そのじめっとした重さが恐くて良い。

    二人の叔母と姪。女三人。それだけでコワイ。
    女だけの家ってこわい…
    そういうイメージ。
    物語的には結構有る設定でしょうか。

  • 集中しすぎて通勤(行き)の電車乗り過ごした 笑
    ページを開けた瞬間世界に飛び込まされるからすごいよなぁ。あちらとこちらを行き来しててもしんどくなかった。

  • 白百合荘をとりまく一族と、その周辺に展開される話。主人公は理瀬。静かな怖さとひとかけらの希望。下手なミステリよりはミステリ。

  • 「魔女の家」と呼ばれる祖母の家に祖母の遺言により暮らすことになった理瀬
    水野理瀬シリーズの1つです

    「魔女の家」に隠された秘密
    その秘密により起こる殺人事件
    伏線や謎もあるミステリーだけど、文章と世界観がどこか不可思議な美しさや透明感を持たせています
    でも恩田さんならではの闇な部分もあって

    水野理瀬シリーズはやっぱり好きです

  • 理瀬が学園をでたあとのお話。

    恩田さんの長編は、オチがいつも残念だなと思うんだけど、これはしっかりまとまっていてよかった。あとをひくような次につながる感じもあって、続編がたのしみ。シリーズものだし、もちろん前作の『麦の海に沈む果実』があってのこの『黄昏〜』だけど、ミステリーとしてはこっちの方がおもしろかった。

    記憶がもどった理瀬がブラックで、稔も性格わるくて、とてもいい。黎二や雅雪のような善の側の人物が、ダークな理瀬のなかにしっかり残ってるのも切なくていい。

  • 恩田ワールド、どんでん返しの結末まで目が離せない。シリーズ本を読まなくては!

  • 妹からもらった箱いっぱいの本の中から、適当に取り出して読んだので、飛ばしてしまった本があったと知り後悔。
    常に惹きつけるプロットはもちろんですが、文章の雰囲気も好きです。表面上は淡々と穏やかなようでいて、奥にはピリピリとした鋭さも感じる。面白かった。

  • 他のシリーズも読み直さなきゃ。
    順番バラバラで、しかも間が空いたからあまり覚えていない。
    とはいえ、単独ミステリーとしても充分楽しめる(思わせぶりな表現は多々あれど)

  • 再読。これは読む順番が重要だった。。

    麦の海に沈む果実→水晶の夜 翡翠の朝→睡蓮→本編→もっかい睡蓮だったかな、と。

    最初に読んでしまった時は意味が分からなくてあわないと思ったが
    順番を追って読むとその世界観にどっぷりハマってしまった。

    続きが出来そうな展開なので、新作希望。

  • 理瀬シリーズ

    記憶を取り戻し、学園から去ったあとのお話。

    かつて祖母と暮らしていた洋館に戻った理瀬。
    謎の祖母の死
    美貌の伯母姉妹
    動物の毒殺、友人の失踪・・・

    事件に巻き込まれながらも
    クールな理瀬の魅力が満載です

  • すごくすごく続きが気になる
    綺麗に物語が終わってるし、さらに物語の広がりを感じさせる展開でした
    恩田さんにしては珍しいかも?
    とにかく続きが待ち遠しい

  • 再読。
    解説にもあるが、一連の三月シリーズの続編、
    特に前作「麦の海~」とは同じ世界であるとともに、ある種独立した小説である。
    ただ、作品の中に漂う甘さとほろ苦さの同居、耽美でアンニュイな空気感は「麦の海~」と共通している。
    ヒロインの理瀬が、見た目の可憐さとは正反対に知的かつクール、そしてある種の諦めと重い宿命を背負っているにも拘らず、というかそれ故に、この作品自体が内向的で夢見がちな少女の夢の中のような感じもする。
    初めて読んだ時は、前作のラストの野心的で自分の将来を自ら切り開く自信に溢れていた理瀬とのズレに少し違和感を感じたが、あれから時間が経っていることを考えるとそう不思議はないのかもしれない。

    しかし、ラストのオチは綺麗に忘れていたため見事に驚かされました。

  • 黒理瀬を堪能できる一冊。
    どこかファンタジーのように感じられた学園から去り、現実感のある洋館へと移るが、何かが忍び寄ってくるようなぞくぞくした感覚は『麦の海に沈む果実』と同じくらい感じられた。

    最後にそういうことだったのか…と気を抜いたところでやってきた真実に驚き、恩田さんの作品は最後まで気を抜いてはいけないと思いを新たにした。

  • 読みながらぞくぞくしてた
    気がする

  • 理瀬ちゃん再び!こちらは黒理瀬と呼ばれていますね笑

    それぞれの謎はそこまで深くはないんですが、なんか色々想像しちゃうと怖いです。。。

    将来理瀬やヨハンが何をするのか、ぜひ見てみたいです。

  • 理瀬シリーズのタイトルはどれも綺麗でお気に入り。

  • 再読。『三月は深き紅の淵を』『麦の海に沈む果実』の理瀬が再び。悪の世界で歩みを始めた理瀬が、亘や雅雪のいる善の世界と、少女としての自分に別れを告げる重要な転換時期が描かれる。この自分の揺れを理瀬自身が冷笑しながら見つめているところが素敵。謎はきれいに終結していくが、それよりなにより理瀬の魅力が満載の一作。もちろん周りの男の子たちも魅力的ですが、理瀬にはかなわないな。ちょっとだけ出てくるヨハンが理瀬には最高のパートナーとして描かれていて嬉しい。

  • 恩田陸のこういうテイストのやつはほんとおもしろい。ミステリー色もありながら、青春小説でもある。続きが気になってどんどん読めてしまうし、ラストで裏の裏の裏までかくところはさすが恩田さん。洋館で繰り広げられる読めない心理合戦とウラハラの、街の描写がとても素敵。他のシリーズはすごい昔に読んでしまっていたけど、再読したい。

  • 前作「麦の海に~」はファンタジー色の強い話だったのに対し、こちらはかなり現実味があるサスペンスだった。しかし、前作あった物語全体に漂うミステリアスな雰囲気は今作も健在。

  • かつて住んでいた祖母の館に再び住むことになった少女が、祖母の死の真相や館に隠された秘密を探る中で、数々の事件に巻き込まれる物語です。

    本筋は洋館を舞台にしたミステリである一方、いわゆる三月シリーズとして見れば、前作で目覚めた主人公が過去と向き合う物語とも言えます。

    将来を嘱望された知的な人物であるはずの主人公が終始事態に受け身である点が期待外れでしたが、能力ある人物たちを惹き付けて物事を収めてしまうのも1つの才能ということでしょうか。

    冒頭と終幕のモノローグにより、魔女を継ぐものとして、 この作品での主人公の成長が暗示されているようです。消化不良であった点も含めて、物語の続きがもっと読みたいと思わせる作品でした。

  • 恩田陸の講談社シリーズは少女マンガチックなんだけど、不思議とはまる。これは『麦の海に沈む果実』の続編で、なんとなくファンタスティックで怖いムードが漂っている。『麦の海・・・』から3年ほど月日が流れているのに主役の理瀬は記憶を取り戻す前のおとなしいイメージだった。しかし後半になると記憶を取り戻した後のダーティーな理瀬が顕れた。

    この家の家族関係や歴史が複雑なので頭が混乱する。そういえば『麦の海…』に出てきた理事長は、どういう関係だったのかしら?

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