源氏物語 巻四 (講談社文庫)

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制作 : 瀬戸内 寂聴 
  • 講談社 (2007年4月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062757010

源氏物語 巻四 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 一日中臥せって、苦痛の抜けかけた朝ぼらけに、少し壁にもたれて起き上がり、残していた「源氏のしおり」を夜明けの薄明かりの中に読んだ。目に留まるのは、登場する女たちの短命さについて、である。
    漠然とした魂魄の頼り無さの中にあってこそ感じる、それを包み、繋ぎ留める事象の冷ややかさ、人の身体に宿る温もりと授受の情緒。これを欲する身体性が源氏物語に惹かれているのだなと、病みあがりの、五感の融解した中にあって実感する。
    平均寿命だけは、源典侍が引き上げているとは思う。
    それもまた情緒である。

  • 2007/05

  • この巻はなんといっても六条の院だろう。いったいこれは何なのか。一人の人間がそれだけのものを所有し、そこに住む人々の生活をまかなっていくことが可能なのか。具体的に源氏が働いている場面は描かれていないが、政はどこかでやっていたのだろうか。収入源はいまでいうところの税金なのだろうか。まわりの人々は、その生活ぶりを見てなんとも思わないのだろうか。時代背景が分かっていないので、不思議に感じることばかりだ。そして、夕顔の娘であるところの玉鬘の姫君との関係。実の娘として引き取っておきながら、すっとすり寄ってからだを合わせる場面。姫君の不快感。上手に描かれていると思う。どうやら、結局は源氏を受け入れていきそうだけれど。ところで最初に紫の上にすり寄ったときも嫌悪感を示されていたと思うのだが、いつの間にか、普通の男女関係になって、嫉妬心まで呼び起こす。いったいぜんたいこの男の魅力はどこにあるのか。それと、容姿は良くないが、気持ちが安らぐということで近くに住まわせている花散里の君、映画だと誰が演じるのかなあ。興味深い。

  • 理解ができなかった。

  • 関係のあった女性をいつまでも面倒をみて、源氏を見直したと思ったが、玉鬘に対する態度でやっぱりね!六条の院の描写はその場にいたいと思わせる。

  • 多少は須磨流しが堪えたであろうなんて思いきや何のそのなのだ。この巻ではすでに30代になっていらっしゃるが、出世なさって六条の院というとてつもない理想郷を築かれる。そこへ過去に関係してきた女君たちを配分して住まわせる。離れていてはなかなか逢えない不便を解消し、莫大なカネを投入して身近に彼女たちを集め、代わる代わる楽しむんである。さらにまた新規開拓にも精を出す。果たしてどうなっていくのやら。いやはや。

  • こんな素敵なハレムがあったら行ってみたい・・・
    庭に特徴があるのって・・・贅沢の極みだよなぁ~と思います。

  • 薄雲、朝顔、乙女、玉鬘、初音、胡蝶の篇。源氏の君も中年(31歳から36歳という設定)になり、やや話は中だるみ?優雅な文体は素晴らしいのですが、少し冗長な感じで読んでおりました。しかし、頭の中将と夕顔の娘、玉鬘が登場し、特に最後の胡蝶の篇では、源氏が娘として迎えたはずの玉鬘に恋心を覚え、添い寝をしようとし、玉鬘が困惑する場面などは緊張感があり、今後の玉鬘が心配になります。スケベ親爺ぶりの描き方などは微笑ましいほどの現代性でした。

  • 源氏は明石の姫君を京に連れてきて、紫の上に育てさせることにする。
    恋敵(明石の君)の生んだ子に愛をそそがなければならない紫の上がすごくかわいそう。

    また、源氏32歳の春に、最愛の藤壷の宮が他界する。
    そして、2人の子どもである冷泉帝は自分が不義の子であることを知らされる。

    一方、葵の上との間に生まれた夕霧は、花散里が世話をすることになる。
    この花散里という人は、「源氏物語」に出てくる女性の中でおそらく唯一の不美人な女性である。
    「器量がよい」という言葉は「性質・性格がよい」という意味だと思っていたけれど、「容貌・顔立ちが美しい」という意味なのだと知った。

    「乙女」の中で、源氏は六条京極に「六条の院」という邸を建てる。
    そこは4つの町に仕切られ、紫の上、花散里、明石の君を住まわせて、いつでもそれぞれの女性を見舞うことが出来るようになっている。
    さらに、かつて愛した夕顔の娘を偶然見つけて六条の院に引き取ると(この姫君を玉鬘と呼ぶようになる)、やはり心を抑えきれなくなる。
    お金持ちで容姿端麗なのをいいことに、多くの女性を恣(ほしいまま)にしている源氏にはちょっと呆れてしまう。

    「薄雲」「朝顔」「乙女」「玉鬘」「初音」「胡蝶」の6帖を収録。

  • 巻一に記載

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