チルドレン (講談社文庫)

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著者 : 伊坂幸太郎
  • 講談社 (2007年5月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062757249

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チルドレン (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 短編が一つにつながる。まさに伊坂幸太郎。

  • 久々に読み直し。やっぱり楽しい読みやすい

  • 2004年の伊坂幸太郎さんの本。再読。

    僕にとって実は、新刊当時のこの本を読んだのが、初伊坂幸太郎さんだったなあ、という思い出があります。

    そのときに、奇妙な舌触りだったけど、もっとこの人の小説読んでも良いなあ、と思ったのを覚えています。2017年現在から振り返ると13年前。

    連作短編。「陣内」という若い男が全編に登場。
    この「陣内」がむちゃくちゃなことばかり言動する、型破りでロックンロールな、実に小説らしい愉しい人物。
    そして決して、「善玉」でもなければ「人格者」でもない。むしろ傍迷惑な非常識人。そして、特段な特技がある訳でも無い。

    ただ、この「陣内」さんの、非常識な情熱の方向自体は、間違っていない。

    と、いう物語の仕掛け。これがうまく作られています。

    そして、伊坂さんらしい、「現実世界の暴力的な不条理、非道」というベースがあります。
    これだけはどこまで行ってもこの人はブレない。イーストウッドの映画「グラン・トリノ」の世界観。

    それに対して、物語が、小説が、一撃をくらわすための、痛快装置としての型破りな主人公。

    割とその後の(その前も)伊坂さんの娯楽的物語の背骨を作る構造なんですが、押しつけがましくなく、上質なものだと僕は思います。

    その代り連作短編なので、全体に設定とカタルシスのぶん回し方が、ささやかと言えばささやかではありますが。

    「陣内」さんはやがて、家庭裁判所の調査官になります。そして問題のある少年たちと接触していきます。

    問題のある少年たちに対して、金八先生的な取り組みと感動がある訳ではない。そんな簡単な救いを拒絶した向こうに、それでもなんとか物語としての救いと力を感じたいなあ、という風情。
    その力技を作るためには、常識のタガを外せる何か、非情で暴力なシステムを混乱させられる何かが必要だ、ということなのだと思います。

    分析は易し、それを創作するのは才能です。

    「死神シリーズ」など、この傾向のものは、伊坂さんの仕事の中では「定番の印籠、桜吹雪の金さん」のような安定度を誇る娯楽シリーズだと思います。
    その安定とパターンを、好むか好まざるかは読み手によるのでしょう。
    僕は割と、好きです。

  • 「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々―。何気ない日常に起こった五つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。

    陣内さん、身近にいたら面倒臭そうだけど、遠目から見る分には好き!
    陣内さんの突拍子もない言葉が、人の心を揺らす。
    時には非行少年に希望を与える。

    続編の『サブマリン』と同時並行で読んでいるが、リンクするエピソードも出てきて(陣内さんがレンタルCDショップの店員に告白した話とか)、面白かった。

  • 憎めない男・陣内を中心とした短編5編。

    時系列がバラバラなので、少し読みにくい。
    最後は何となく、ほっこりした気持ちになれる。

    ・バンク
    ・チルドレン
    ・レトリーバー
    ・チルドレンⅡ
    ・イン

  • 短編集です。陣内とゆう変わった人を取り巻く人間関係を元に展開されている。
    それぞれの事件が少しずつ関係しているのが読んでいる自分だけがわかっているような感覚でした。

  • 短編集だが、家裁調査官の陣内の話でつながっている。WOWWOWドラマWでドラマ化されているようだ。見たいものだ。

  • まあ、普通かな。

    テンポよく、主人公を軸に、いろんな人からの視点で物語が進んでいき、面白く読みやすい1冊。
    短編のような長編小説だと思いながら読んでいたけど、実は短編集だったらしい。とはいえ、一貫性があり、登場人物や時間の構成などもすっと入り、何よりずっと読み進めたくなるストーリーだった。

    主人公の潔さ、一見適当ともみえるが、真理をみすえた発言があり、もう一度読み返すとまた違う味わいがあるかもしれないと思わされてしまう。

    また、主人公をとりまく友人たちも絶妙にいい味を出している。

    「そもそも大人が格好良ければ、子供はぐれねえんだよ」
    この言葉はまさにその通り。

    あ、ここまでレビュー書いているってことは普通より面白かったっていうことかもしれない(笑)

  • 家裁調査官の「陣内」の話。作者は「短編集のふりをした長編小説」と言っているようだが、確かに1話1話で完結する短編なのだが、全て繋がりはある。とはいえ、伊坂幸太郎の短編集はほとんどそのスタイルのような気もする。変な人ではあるし、近くにいたら迷惑だろう「陣内」のキャラクターの魅力に尽きるが。永瀬なども魅力的だ。短編集なので気軽に読め、いい作品。

  • 再読するほどの本じゃなかった。新作もパス。

  • 2017.4.19読了。
    陣内のキャラが強烈でストーリーがあまり入ってこなかった。

  • 続編を書店で見かけ、懐かしくなり再読。
    初めて読んでから十年は経っているにも関わらず、陣内が全盲の永瀬に対して「どうして、おまえだけ特別扱いなんだよ」と言い放ったシーンをはっきりと覚えていました。陣内、いいキャラしてます。伊坂幸太郎は、めちゃくちゃだけど不思議な魅力がある人物を書くのがうまいですね。
    謎あり、ユーモアあり、爽快で心温まる作品でした。
    最後の永瀬の思う特別な日が長く続けばいいと私も思いました。

  • 散りばめられた小さい謎たちと、陣内を筆頭に魅力的なキャラクター、素晴らしかったです。短編とも、長編ともとれる作品で、色んな方が抵抗なく読めるた思う。

  • 陣内の周りの出来事が描かれる。陣内のやることは突飛で脈絡がないが、結果として的確である。周囲を巻き込みながらも、幸せにする妙な魅力を持つ、陣内の次の行動が気になる。

  • 久しぶりに伊坂幸太郎を読んだ。本書は短編連作集でひとつの長編としても成り立っている。時間軸がズレているのでそれぞれの物語に繋がりがあってちょっと嬉しくなる仕組み。銀行強盗に巻き込まれたり家庭裁判所の日常を読めたり。
    永瀬がすごくいい味を出していて、大味な陣内も敵わない人柄で好感が持てた。

  • まぁまぁ面白かった。登場人物は相変わらず個性的ながらも、シュール感は抑えめで落ち着いた印象の物語。

    「大人が恰好よければ、子供はぐれねえんだよ」
    陣内の台詞が心に刺さった。

    ”親の背を見て子は育つ”とはよく言ったもので、子供に幸せな人生を歩んでもらいたいと願うならば、まず親自身が幸せに生きないといけないんだろうなと。口ではガミガミ言っておきながら、自分が死んだような顔しながら仕事して、週末は家でゴロゴロ…、なんて生活してたらダメだんだろうなぁ。親が生き生きしてないとね。

  • 伊坂幸太郎の作品は前々から興味があって、初めて読み終わった作品。
    短編だから読みやすいし、短編だけど内容にはきちんとオチがついている。
    伏線回収が素晴らしい、特にチルドレンⅡが好き。
    読み直したいと思える。

  • 2017.2.25-20
    銀行強盗の人質として知り合っ永瀬と後に家裁調査官となる陣内と鴨居、陣内の後輩武藤それぞれが語り手となるほんわかしたミステリータッチの連作。バンク、チルドレン、レトリーバー、チルドレンⅡ、インの5編。

  • 「オーデュボンの祈り」「ゴールデンスランバー」に続く伊坂幸太郎作品3作目。

    15年近く前の作品とは思えない。表紙も好み。
    キャラクターが好きで、すぐに続編が読めることが幸せ。

  • はちゃめちゃな陣内さんに引き込まれました

  • 陣内に何度も笑いと勇気をもらえた

  • 陣内さんのぶっ飛び加減がたまらない。
    破天荒であり得ないことの連続なのに
    結果オーライという何とも笑ってしまう展開の数々。

    短編集のふりをした長編小説とはよく言ったもので

    年代が前後しながらも
    登場人物たちの何気ない行動が思わぬ結果を招くカラクリがさらりと書かれているのも秀悦。ユーモアたっぷりに色々と詰め込まれているようで
    何度読み返しても新しく発見がありそう。

  • 価値観が好きな本

  • 勧められて読んでみた
    テンポがいいからかさくっと読めた
    短編集だけどそれぞれの話がなんとなく繋がっていた
    バラバラで読むもよし
    通しで読むもよし
    ってとこかな

  • 短編集かと思いきや長編集!
    陣内のぶっ飛んだ感覚には脱帽。ここまでくると笑えてくる愛すべきキャラクター。

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チルドレン (講談社文庫)の作品紹介

「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々-。何気ない日常に起こった五つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。

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