ST警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062757331

感想・レビュー・書評

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  • S色のTシリーズ第5弾
    黒崎メインでワクワクしていたのだけれど、まさかの素人さんグループとバカなことを!と思い、最初はびっくりしてしまいました。
    科学捜査という点では読みごたえあり。あんた化学屋のくせにというくだりが結構ツボ。
    黒崎の強さも際立っていて面白かったのだけど、他のシリーズと比較して☆をつけました。
    あくまでもSTシリーズの中での順位付けということで。本来は☆4つかな?

  • 星3.5
    ほんとに無口な黒崎さん。今回は事件が起きる前から いつもと違う登場の仕方。潜入捜査みたい 笑。

  • ST黒崎が沈黙を破るとき――男は、語らず、動く。
    歌舞伎町の連続発火事件と中国マフィア抗争の裏

    携帯のワンクリック詐欺に遭った役者志望の男が、チャイニーズマフィアの名を騙り、悪徳業者に逆襲を謀る。そのマフィアのボスは、歌舞伎町の覇権を巡り別組織と暗闘を繰り広げていた。そして歌舞伎町での連続放火事件に出動したST――絡まる謎に“沈黙の男”黒崎が動く!「色シリーズ」、堂々のラスト。

  • 無口な人の活躍面白かった。努力の人でした。

  • 化学とか物理の用語がまぁまぁ出てきたので、少し私には難しかったけど、いつもは影に徹している黒崎が活躍する巻で、おもしろかったー。

  • 「黒の調査ファイル」

    今回は登場人物の中でもとにかく無口な武闘家が主役!話さないんだからどうやって話が進むか興味津々!

    まぁ、周りにヘルプもありとにかく面白かった!
    複雑に絡んでいて最後はどうまとめるのか不思議だったけどなるほどね!

  • 色シリーズの5作目とは知らないで、読んだが、とても面白かった。

    ワンクリック詐欺。
    我が実家も、パソコンを持って無い時、パソコン視聴と言うので、高額請求の電話がかかって来たことがあった。
    何もないだけに、大事には至らなかったし、動揺もしなかったけど。
    振り込め詐欺と同様に、冷静になればわかるのだが、その時の一瞬は、どうしよう???と、思う気持ちの方が強いんだよね。

    この小説も、それを題材にして、詐欺にあった役者希望の男が、友人たちと、チャイニーズマフィアの名を借りて、詐欺の業者から、大金をまきあげようとする。
    公務員とだけ紹介して、仲間に入ったSTの黒崎が、ニヒルで、無口で、力強い迫力を見せている。

    チャイニーズマフィアの方は、連続放火事件に関係していて、その放火も、ジュール熱とアンダーソン局在で、火事になることを証明するのに、消去したパソコンから、データを復元できると、、、理系ミステリーと、言っていいのではないだろうか?

  • 色シリーズの第5弾。黒崎が中心。無口な黒崎の交友関係というか、ワンクリック詐欺への逆襲の手伝いをするというエピソードも絡む。

  • 第二期完結~携帯ワンクリック詐欺に遭った役者志望の茂太はチャイニーズマフィア・王卓蔡の名をかたり,悪徳業者に逆襲を計る。王は歌舞伎町の覇権を巡り別組織のボス・呉孫達と暗闘を繰り広げていた。歌舞伎町の連続放火事件にSTが呼ばれたが,黒崎勇治は臭いから何も情報を得られないという。小火の際は突然テレビが点いたり携帯が通じなくなったりしている。5件目の放火事件で死者が3名出た。呉と腹心二名だと判明し,防犯カメラの映像が送られ来た。昏倒している3名以外は無人。黒崎は天麩羅ガードを見て,アンダーソン局在だと呟く。翠はジュール熱を発生させる仕組みを理解した。後は,どうやって王と拳法達人・宋燎伯を捕らえるかだが,黒崎が詐欺グループに潜り込んだ真意が判明する~ビデオをDVDに焼いたパソコンなんか始末するんじゃない?北京大学で物理を学んだ秀才だよ!

  • シリーズの中で今のところ一番楽しめた。
    登場人物の姿がハッキリしてきて、ストーリーにも勢いがある。オチが先読み出来るのは変わらないが、展開が初めて気になった。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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