冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758222

感想・レビュー・書評

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  • 上下巻の大作。
    著者のデビュー作とのことだが、設定が少しかがみの孤城と似てる感じがする。
    丁寧な描写で、一人一人の心の様子がとても伝わってくるが、なかなか設定は難しいなと感じた。

  • 辻村先生のデビュー作品はクローズドサークル物。自殺したのは誰なんだろう。読んでて、この人では無いなと思った人から消えていく。
    学校って思えば閉塞感があり残酷で、誰かが楽しんでいる一方で、誰かが苦しんでる。
    未成熟が故の理不尽も多く、自殺の根は深い。
    分量も話も重いけど、下巻を読むのが楽しみです。

    雰囲気が少し、女神異聞録ペルソナとかダンガンロンパみたい。

  • 初の深月先生作品でした。読み出したら上下巻一気読みするほど良い作品でした。回収も見事でしたー♪

  • 10年以上前に読んだ時はただただ怖くて2度と読まないと思っていた。ぼんやりと覚えていたあらすじ。

    久しぶりに読んだらやはり痛い。
    その痛みは同調することで得る痛みと
    もうその時を自分が過ぎていて
    痛みに鈍くなっていることへの痛みだ。

    かがみの孤城はこの時から始まっていたのだろう

  • 雪の降る中で学校に閉じ込められた8人の高校生。
    この中に2ヶ月前に学園祭の最終日に屋上から飛び降り自殺をした生徒が混ざっている?
    誰が自殺した生徒なのか。
    辻村深月さんの作品はこれで3冊目となりますが、この方の文章力は凄いなと感心する反面でテーマが重たいものが多いイメージです。
    内容としては、ホラーミステリーに分類されるのかなと思いますが、まだ下巻が残っているので感想はそちらにて。

  • 面白かったのですが、かなり暗く、重く感じ、得意でないジャンルでした。

  • 上中下の3巻に分かれた文庫本を読んだ。こんな現象あるんだ~と思わせる世界でヒヤヒヤゾクゾクさせられる話の展開。途中、なんでこの話挟んできた?と思ったら伏線で、しっかり回収できた。特別な環境を共にすると関係が深まるだろうな。

  • 上下巻計1000P近くを一気に読み進められる推進力があります。本作がデビュー作で主人公の名前が著者と同じことには何か意味があるのかな?何となく謎が読めつつもその一歩先に更に伏線がある事が多いなと辻村さんの作品をみて感じます。

  • まだまだ、上巻だけでは何も解決しないね!
    急にホラーテイストになってびっくりしたけど、続きが気になる!!

  • なかなか物語が進展しないのが焦ったくて、つい後ろのページを先読みしてしまった。
    思ったよりホラー要素が強く、不穏な気持ちになってきたので、上巻の途中で離脱。現時点では星3つ

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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